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[鏡考 五] 文学博士故加藤玄智氏によりますと、 「……神人即一教とは、人の内に神が内在し、神の内に人が包容されていると考える、 即ち人を神の権化と考える宗教である。もし宗教を神との特殊関係にある人の意識と定 義すれば、……神人即一教では、この関係は人が神と結合する、即ち神と一体になると いう意味である。言い換えれば、神人即一教では神と人とは結合して、神は人の中に現 れる即ち神人となるのである。……」 と。 [詳細探訪] 神道とは、別の言い方をすれば歴史的に「神人即一教」でありました。 即ち、神人即一教の考え方は、日本人の心の奥底に、連綿として受け継がれてきてい るのです。 つまり、天皇の臣下であった菅原道真公、乃木希典大人等が神として祀られ、広く日 本国民に、抵抗もなく自然に、神として受け入れられ、崇敬されてきていることからも、 納得出来ます。 このように考えますと、われわれ日本人にとっては、神人即一教こそが、自らの人生 の究極の目的と云えましょう。 神道の実践の一つ、それは鏡の中の自分を視ること、であると思います。 「鏡を覗く」考(リンク) 16.01.11
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