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鎮守
ちんじゅ
の森]
「鎮守」とは、
@兵士を駐在させて、その地を鎮め守ること。
Aその地を鎮め守る神。また、その
社
やしろ
ですが、近世以降は専らAを意味することとされています。
「鎮守の神(=社)」とは、一定区域の土地を
安鎮
あんちん
守護する神のことで、一般的にはそこに住む住民を守護する神と云うことになります。
即ち、
氏神
うじがみ
とか
産土神
うぶすながみ
とほぼ同義に用いられています。
「森」と「
杜
もり
」とはほぼ同義ですが、「杜」には神が鎮座するとされますので、「鎮守の森」と「杜」とは同じ意と考えられましょう。
古代は、「森(=山)」そのものを「神」と考えていました。
また、森は
森羅万象
しんらばんしょう
、ことごとくの生命が存在するところです。
つまり、森はこの世の生きとし生ける物 − 生命 − の
源
みなもと
なのです。
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