ko050101 旧工藤家「中小路の館」
 
5.その他(建造物)
所在地 小坂町小坂字中小坂62-1
所有者 小坂町

 中小坂にある「中小路の館」は、もともと小坂村の地主であった工藤氏の住宅として 明治18年(1885)に建てられたものである。工藤氏は、江戸時代には武士の家系で、大正 ・昭和初期には、当時の当主茂太郎が小坂町長を務めたほどの家柄であった。
 建物の規模は非常に大きく、また部屋数も多く、1階と2階を合わせて約124坪もあ る。小坂町における武家住宅の面影を伝える地主屋敷として、非常に貴重な建造物であ る。内部には、こった装飾なども見られ、農家建築とは違った雰囲気を持っている。昭 和初期に玄関に突出部を増築するなど一部改造されている。また、「毛馬内御代官所御 絵図」(小坂町指定)などの貴重な資料も残されている。
 
 「中小路の館」は、工藤家の屋号「中小路」に因んで命名されたもので、末永い保存 とともに、町づくりの拠点としての活用が期待されている。
 
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「鹿角の郷:歴史遺産観光起点」
リンク:「レトロで浪漫な館」

◇平成24年3月、秋田県有形文化財に指定された。

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