KI10057 秋田犬アキタイヌ
 
国指定天然記念物
昭和6年8月31日指定
所在地 秋田県北地方
管理者 秋田県
 
 秋田犬は、北方系日本犬の最大種で、肩高70p、体重約50sにも達する大型犬である。 耳はやや小さく直立、太い首筋に大きな頭、前胸が発達して腹は適度にしまり、四肢シシ は太く力強く、尾は太く卷く等の特徴をもつ。毛色は白・黒・ごま・虎・斑ブチがある。
 体格はたくましく堂々たる風格があり、また、温和で持久力に富み、馴致性ジュンチセイに 優れていて、古来より猟犬・番犬として飼育され、多くの名犬が出現した。中でも下草 木の左多六伝説のシロ(老犬さま)や忠犬ハチ公の話は有名で、飼い主に従順で忠実な 秋田犬の姿は、多くの人々に深い感銘を与えた。なお、ハチ公の母犬は下草木の産であ るという。
 鹿角市、大館市が飼育の中心であるが、近年は全国的に愛好者が増えてきている。

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