MI10053 川原カワラ大神楽ダイカグラ
 
鹿角市指定無形民俗文化財
平成3年3月26日指定
所在地 鹿角市十和田毛馬内字休堂
所有者 川原自治会
 
 ディカグラ、獅子踊シシオドリともいわれるこの芸能は、明暦メイレキ3年(1657)に南部家 重臣の桜庭光英ミツヒデが毛馬内の館主になったとき、月山神社に奉納演舞したのが始まり と伝えられている。
 7月12、13日の月山神社例祭で行われるが、12日は里宮の休堂で奉納され、13日の本 祭には神輿ミコシ渡御トギョの後祓いをつとめ、各戸を巡行して演舞する。
 神楽舞は、四方固めの舞だけが伝わっている。舞は獅子頭をとる舞い手1人と、尻尾 とり1人、ジャガ(鉦カネ)1人、お宮(お堂)引き2人で行われる。装束は単衣に下駄 履きである。獅子舞をする人は、漆塗りの獅子頭をかぶり、心棒をくわえ、左手に鈴、 右手に御幣ゴヘイを持って舞う。楽器として笛、太鼓、ジャガが用いられる。
 獅子舞の後には、川原万歳マンザイといわれる太夫と才三による万歳が行われる。
 
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著述集「川原大神楽」
リンク [鹿角市指定無形民俗文化財記録作成事業]

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