16大円寺 鹿角市十和田大湯字大湯一四七
 
普門山大圓寺 曹洞宗大徹派
由 緒 最上黒瀧山向川寺末として天文五年創建、開山は向川寺九世春林禅冬。
 明和四年(1767)鹿角三十三番観音霊場第二十五番札所。

 即ち大円寺は、案内板によると「この寺は曹洞宗普門山大円寺といって、お釈迦様
を本尊として仰ぎ、大本山は福井県の永平寺と、横浜市の総持寺である。開創は大永二
年(1522)五月十五日 寺領十七石。開山は山形県東村山郡黒瀧村 向川寺九世春林禅
冬大和尚。開基 毛馬内城主 毛馬内勅負秀範公」とある。
 当初は現在の毛馬内の当麻館のあった所、慶長十二年(1608)に仁叟寺があった場所
に移った。現在地に移ったのは毛馬内氏が大湯に配置換えになった寛永二十年(1643)
の時。参道には秋田県指定天然記念物の大円寺門杉があり樹齢二千年、樹高42m、樹幹
廻り9m。山門は鐘楼門で四脚で屋根が切り妻で組物が白色に塗られている。
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[文化財 「YU10015 魚盤」 「KI10059 杉」]
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