19 荒町老人クラブ区域内の神様
 
名  称    所在地    故事来歴
 
正一位稲荷大明神 野尻    祭神 正一位稲荷大明神
               社殿 二間半四方、木造茅葺、後に別当根本氏トタン
                  葺きに改造
               創立 記録は根本家火災により焼失し不明である。
                  大正十四年現在の社殿を新築し、四月十五日遷
                  宮。
               神璽 現在根本勝美氏が管理する神璽に「明治三十九
                  年九月十九日(旧八月二日)午後九時俄然火災
                  家屋烏有に帰す、鎮火後奉置所を掃除するに方
                  々甲乙の神璽依然として灰燼より堀現す、神徳
                  の偉大なる恐れ尊むべし、神璽各、位階の証あ
                  り、共に焼滅せず、本日吉辰を卜し新に奉安し
                  て長く記念となす 明治四十二年三月十九日(
                  旧二月八日) 根本子之松 敬白」とある。
                  なお、根本勝美氏は当家七代目、子之松氏は三
                  代目の方である。
               祭日 十二月十九日、野尻の人方みんなでお参りする。
               [関連リンク(野尻佐京)]
 
正一位畑山稲荷神社 家ノ前  祭神 稲荷大明神(倉稲魂神)
               創立 古くは約三百年前畠山氏の入村時と推定される
                  が、宝暦十二年(約二百三十年前)再建(鹿角
                  市史)とあり、現存文書でお位を授与されてい
                  るのは文化八年(約百七十年前)である。
               別当 現在は畠山作十郎氏、建物敷地三百十u共、同
                  家所有。
               運営管理 古来よく荒町部落民が氏子として信仰厚く、
                  昔は二十日の縁日は部落の家々巡回の稲荷様当
                  講をやり、馳走・酒宴をやり敬神。現在同老人
                  クラブの事業として部落から行事を委託されて
                  伝承の実をあげている。
               外観 昭和六十一年欅鳥居改築(白御影石)、手彫の
                  狐像、紫紺の幕、及び社名染め抜きの幟(老人
                  クラブ寄進)あり。

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