07 川部老人クラブ区域内の神様
名 称 所在地 故事来歴
熊野神社 川部 ○祭神 伊邪那岐・伊邪那美の二神
○由来と現況 言い伝えによると天正十四年(一五七
〇)、三人の人たちが川辺に住みつき、小屋を建て
開田に取組み数年を経過して数万刈の収穫をあげる
に至り、戸数も六戸と増えた。これ則ち神のご加護
と感謝に後栄を蒙らんと生国の熊野神社の伊邪那岐
・伊邪那美の二神を、一間四方の社を建てて祭った。
その後村民相議り、四月に三名を紀州に発し御分霊
を受け、九月に下向、二間四方の社殿を新築した。
更に文禄四年(一五七七)、享保三年(一七一九)、
安政元年(一八五六)??熊野神社を詣で、社殿を
新築した。この社殿を昭和三十一年に至り、稲荷神
社・観音神社を合祀して四間四方の熊野神社を新築
している。
明治に入り、神信仰が下火となっていたが、明治二
十四年(一八九二)熊野神社の掛軸を持ち廻り当講
をやっていたが、昭和に入り年々と寂れ、一時途絶
えた。
昭和四十年?月の十四日に老人クラブが学習を行い、
同時に当講を復活して現在に至っている。
社殿の周囲の整備も進み、明治のご神燈や昭和に入
り石段や鳥居・神橋・狛犬と整え、忠魂碑も建て部
落の鎮守神として崇拝され、七月十四日の例火祭、
九月二十九日の例祭参篭を行っている。
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