6001育ててみたい植物〈ショウジョウバカマ〉 〈ショウジョウバカマ〉 ショウジョウバカマ猩々袴はユリ科の多年草で、山中の湿り気のある斜面に生える。 葉は太く短い根茎の頂に数個付いて開出し、冬も枯れないでロゼット(根生葉)を作る。 倒披針形で長さ7〜15p、幅2〜3p、光沢があり先端は急に尖る。花茎は春早く葉心から 出て、数個の鱗片葉を付け、高さ10p内外であるが果時には50pにも達する。茎頂に数 花を総状に着け、花被片は6個で長さ1.5p内外、倒披針形で、初めは紅紫色であるが、 次第に緑色となって果実を囲む。朔(草冠+朔)果サクカは3裂して星形に開く。名は紅紫 色の花を猩々に、ロゼット状の根葉を袴に見立てたものと云われる。[次へ進む] [バック]