0201b 茶花一覧(野の花・山の花@ 続き)
コウモリソウ(蝙蝠草) キク科 開花期8〜10月 多年草
関東・近畿地方の森林内に生え,茎は直立して高さ30〜70pです。
葉は互生し,三角形状の鉾形で,長さよりも幅が広く,縁に不整の鋸歯があります。
秋に茎の上部に円錐花序を作り,紫色を帯びた頭花を疎らに付けます。
コウリンカ(紅輪花) キク科 開花期7〜9月 多年草
山地の草原に生え,茎は直立して高さ40p位です。
根生葉は翼のある長い柄があり匙形,茎葉は互生し,披針形で基部は茎を抱きます。
夏から秋に茎の頂に頭状花が散房花序に付き,舌状花は橙赤色で下垂して咲きます。
茎の上部,葉,総包片に綿毛があります。
コオニユリ(小鬼百合,スゲユリとも) ユリ科 開花期7〜8月 多年草
日当たりのよい山地や草原に生え,茎は細く,高さ100〜150p,若いときは白毛を薄
く被ります。
葉は互生し,線状披針形で茎に密に付きます。
夏に茎の上部に2,3輪,黄赤色の地に紫黒色の細点のある六弁花が下向きに咲きま
す。
コギク(小菊) キク科 開花期10〜11月 多年草
広く栽培されるキクを花径によって分け,直径が9p以下のものを「小菊」と云いま
す。分類学的にはいろいろな種類や品種の集まりで,一重咲き,八重咲き,舌状花が
多列で細い薊菊,ポンポン咲きの魚子菊,舌状花が幅広く多列で盛り上がる貝咲菊な
ど,花色も豊富です。
ゴシキハツユキカズラ(五色初雪蔓) キョウチクトウ科 開花期5月 常緑蔓性植物
園芸種として鉢植えで見かける蔓性植物です。
葉は心臓状の円形で,初雪を冠ったように斑が入り,白から淡紅,紅,淡黄色など5
色に変化する葉の美しさから,この名があります。
コデマリ(小手毬,スズカケとも) バラ科 開花期4〜5月 落葉低木
中国原産で観賞用に庭に栽培され,茎は高さ1〜2mでよく分枝し,細長く伸びて枝先
が垂れます。
葉は互生し,披針形で両端が尖り,縁に鋸歯があります。
春に枝の上部の散形花序は球状となって枝上に連なって並び,多数の白色の小花を密
に付けます。
球状の花序を小さい手毬に見立ててこの名があります。
コナラ(小楢,ナラ・ホオソとも) ブナ科 開花期4〜5月 落葉高木
各地の山野に普通に生え,高さ17m位です。
葉は柄があって互生し,倒卵形で先が尖り,縁に鋸歯があります。
初夏に雄花穂は多数の黄褐色の小花を付け,新枝の下部に数本,長く尾状に下垂し,
雌花穂は葉腋に付き,短くて1〜3個の花が咲きます。
堅果は細長い楕円形で濃褐色です。
コヒルガオ(小昼顔) ヒルガオ科 開花期6〜7月 多年草
本州から九州にかけて道端や畑地に生える蔓性植物です。
葉は長い柄があって互生し,三角の鉾形で,下部の側片が耳形に張り出して3裂して
います。
夏に葉腋から花柄を出し,漏斗状の淡紅色の花を1個付けます。
コブシ(辛夷) モクレン科 開花期3〜5月 落葉低木
各地の山地や山麓などに生え,茎は直立して多数に分枝し,高さ8m位です。
葉は互生し,広倒卵形で,上部は広く先は小さく突き出ています。
春に新葉の出る前に白色の六弁花が咲きます。
蕾ツボミや実の形が拳のようなので,この名があります。
コマツナギ(駒繋) マメ科 開花期7〜8月 小形低木
日当たりのよい原野,川原,土手などに普通に見られ,茎は細く分枝して高さ50〜90
p,疎らに伏毛があります。
葉は互生して短い枝があり,奇数羽状複葉,小葉は長楕円形で下面はやや白くなって
います。
夏から秋に葉腋から花柄を出して総状花序を付け,紅紫色の蝶形の花が咲きます。
コンギク(紺菊) キク科 開花期10〜11月 多年草
ノコンギクの栽培育成品種で,茎は高さ50p位です。
葉は互生し,広披針形又は長楕円形で先は尖り,縁に疎らな鋸歯があります。
秋に茎の上部が散房状に分枝し,多数の頭花を付けます。舌状花は濃紫色,管状花は
黄色です。
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