13 ことわざ集
参考:高橋書店発行「ことわざ辞典」
〈「食」に関係することわざ集〉その二
柿の皮は乞食に剥かせ
魚は殿様に焼かせよ、餅は乞食に焼かせよ
餓鬼の断食
餓鬼の断食、悪女の賢者ぶり
河童の寒稽古
乞食の断食、悪女の賢者ぶり
餓鬼の目に水見えず
魚の目に水見えず
疑っては思案に能アタわず
疑っては思案に余る
駆けつけ三杯
遅れ三杯
嘉肴カコウありと雖も食わずんば其の旨きを知らず
旨酒シシュ嘉肴有りと雖も嘗めざれば其の旨さを知らず
脚気に麦飯
渇しても盗泉の水を飲まず
悪木盗泉
鷹は飢えても穂をつまず
武士は食わねど高楊枝
鴨が葱を背負ショってくる
開アいた口へ牡丹餅
寝耳へ小判
粥腹カユバラも一時イットキ
芥子カラシは気短者キミジカモノに掻かせろ
雁も鳩も食わねば知れぬ
雁も鳩も食うた者が知る
食わざればその味を知らず
食わず嫌い
雉を食えば三年の古疵フルキズも出る
鱒は三年の古疵もよび出す
狐に小豆飯
盗人に倉の番
木に餅がなる
兄弟は鴨の味
兄弟喧嘩は雁の味がする
兄弟喧嘩は二の膳より御馳走
京のお茶漬
遠州の何ナンなら茶漬
大道湯漬
福山の門鑵子カドガンス
京の着倒れ大阪の食い倒れ
食い物と念仏は一口ずつ
食い物のあるのに鉄砲汁(河豚汁のこと)
食うことは今日食い、言うことは明日言え
食うた餅より心持ち
食うに倒れず病むに倒れる
飲むに減らで喫うに減る
食おうとて痩せる
九月納豆はなによりありがたい
薬の灸キュウは身にあつく、毒な酒は甘い
口あれば食って通る、肩あれば着て通る
生き身に餌食
口に甘いは腹に毒
旨い物は腹にたまる
口に甘きは腹に害あり
口に栄耀エヨウ身に奢り
熊に山椒鯉に胡椒
鰻に梅干
梨と牛乳
食わず嫌い
味見ず嫌い
雁も鳩も食わねば知れぬ
葷酒クンシュ山門に入るを許さず
九日(十二月二十九日のこと)餅を搗くものではない
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