07 燻製道具
参考:成美堂出版発行「おいしい薫製づくり」
△スモーカー
燻製作りになくてはならないものはスモーカーです。市販品を目的に合わせてうまく
利用しましょう。
スモーカーは素材に燻煙を掛けるための道具です。市販品としては、価格は千数百円
の段ボール製のほか、1〜3万円のものが主流で、アウトドアスポーツ店やホームセン
ターなどで販売しています。
△その他の道具
下処理、燻煙など燻製作りの各工程プロセスでは、その場に応じた道具を利用するのがコ
ツです。必要な道具は是非揃えて欲しいものです。性能の良いきちんとした道具を持つ
ことは、作業が非常に進めやすくなり美しい仕上がりを可能にします。これらの道具は、
デパートなどのキッチン用品売場や調理用具専門店で販売されています。
普通に利用するものを紹介しますが、必要により多めに常備して置くと便利でしょう。
▲絞り袋、口金
化学繊維の絞り袋と、メッキされた口金がセットになっている。ソーセージを作る際、
肉をケーシングに充填するのに使う。口金はケーシングの大きさに合わせて選ぶと失敗
しにくい。
▲ミンサー
ミンサー(手動肉挽き器)は、ソーセージを作る際に使う。小型でも重量感があり、
ネジでテーブル等に固定出来るものを。
▲タコ糸
タコ糸は、スモーカーに吊るす際や、ブロック肉の紐掛けに使う。
▲S字型フック
S字型フックは魚や骨付きを乾燥させたり、スモーカーに吊るすのに使う。
▲人工ケーシング
人工ケーシングは、腸と同じ天然蛋白質を原料とした可食性のものや、食べられない
非可食性のものなど多様な種類が販売されている。用途に合わせて。
▲天然ケーシング
天然ケーシングは、小腸を塩漬けしたもの。豚の小腸はフランクフルトソーセージな
ど、羊の小腸は小型のソーセージに用いられる。
▲ジプロック
ジプロックは、素材を保存したり、ピックル液に漬けて熟成させるのに使う。
▲温度計
温度計は、素材をボイルしたり、燻煙を掛ける際に使う。燻製作りには適切な温度が
重要な要素なので、必ず温度計で測ること。
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