症状に効く
〔ヤ〕
薬毒(食中毒など)
黒大豆と甘草を煎じて飲むと効がある。
やけど
△そば粉をきつね色に炒って、それを水で溶いて塗ると効果がある。…ただれにも…
△きゅうりを突きつぶして、その汁をたっぷり塗るとよい。
△さといもをおろしてやけどに貼り、乾いたらまた塗って、一日七、八回繰り返すと
治る。
また熱湯によるやけどのときは、すりおろしたさといもをごま油で練って貼るか、水
を少々加えてネバネバになったところへ抹茶の粉末を入れて練り、これをつけてもよい。
△じゃがいもをすりおろした汁を患部に塗り、乾いたらまた塗る(熱い金物でやけど
したとき)。…水疱瘡痕にも…
△大根おろしをそのまま患部につけるとよい。…神経痛・リウマチにも…
△へちまの水を化粧水として日常使っていると、あせもやあかぎれが出来ることはな
いが、使っていないときにそれらが出来たら、へちまの水を度々つけることである。や
けどにも用いる。…あかぎれ・あせもにも…
△やまいもをすりおろして小麦粉と練り混ぜたものを塗るとよい。…腫れものにも…
△生卵の白身をつけると効がある。…踏み抜きにも…
△容積五合ほどの壺にどじょうと、砕いた黒砂糖400gを入れると、どじょうは苦しん
でヌルヌルした液を出す。その液をすくいとって和紙に塗り、陰干しにする。その和紙
を膏薬のように患部に貼りつける。その和紙が自然にはげてきたとき、やけどは痕も残
さずきれいに治る。
△やけどしたらすぐに、生じょうゆを塗ると、痛みが消え、ただれも残らずきれいに
治る。
△やけどしてらただちに、茶の生葉を噛んで、その汁をつけるとよい。また、足の指
の股のただれにもよい。
やせすぎ
△やせすぎて太りたい人は、落花生を生食すると太り、また肌が白くなると云われて
いる。
△かぶの種子を粉末にし、ごま油を混ぜて丸薬にして飲むと、やせすぎの女性は太る
と云う。かぶは煮て食べてもよい。
夜尿症
△にんじん一本を火に突っ込み、皮が焦げる位に焼いて、一日に三分の一本ずつ食べ
る。
△柿のへた1.5gほどと15合の水とで、一合ほどに煎じたものを一週間ほど続けて飲
むと著効がある。…咳・しゃっくりにも…
△かやの実を炒って一日に20〜30個を食べていると効果が表れる。
△ぎんなん10個を焼いて食べさせる(それ以上食べると鼻血で出たりしてよくない)。
夜盲症
△たいの塩辛を器に入れて重石をしておくと上澄みができる。これを毎日、盃一杯ず
つ飲むと効がある。
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