41-01a てくてくマップ[東京]その1
 
【2 日比谷公園・皇居外苑・東御苑コース】
 
@日比谷公園
 ◇日比谷公園内中央のの首かけ銀杏の木は,幹周り6.35mでこの公園内では一番大きい
イチョウです。今の日比谷交差点付近に生育していましたが,明治34年(1901)日比谷
公園造営にあたり,その主設計者本多静六博士が苦心して現在地に移植したものです。
 △この公園は明治36年(1903)開園の,わが国最初の都市公園です。因みに,新宿御
苑も同時代頃造営し,同39年に完成しております。
 △イチョウ,ケヤキ,プラタナスの巨木などは開園以来のものが多く,また第一花壇
の草花は彩りよく植えられています。
 △公園資料館前のアメリカヤマボウシ(ハナミズキとも)は米国の国花で,同国のポ
トマックへ送ったサクラの返礼として贈られたと云います。
 
A皇居外苑
 △国民公園「皇居外苑」は,皇居の前庭のことで,お濠の外側の区域や北の丸公園を
含みます。
 △この前庭には,砂利広場,クロマツの点在する広い芝生があります。この一帯は江
戸時代初期まで海から入江が入り込んでいた処で,徳川幕府が神田山を削って埋立,造
成したと云います。
 △皇居の正門,石橋,鉄橋(二重橋),奥の伏見城から移したと云う伏見櫓の白壁な
どの眺望は有名です。
 
 ◇キンクロハジロは,金色の目をした黒と白の海鴨で,毎年11月頃カムチャッカ付近
から約500羽が馬場先濠に飛来し,翌春3月頃まで居着きます。毎晩9時頃には餌を求め
て何処かに飛び立ち,翌朝また濠に帰って来ます(ガンカモ科)。
 ◇今上陛下御成婚記念噴水近くに生育しているカラタネオガタマ(トウオガタマとも
)は,中国原産の常緑低木で,5月頃黄白色の花を開き,バナナに似た強い香りを放ち
ます(モクレン科)。
 
B東御苑
 △東御苑は,江戸城の本丸と二の丸を皇居付属庭園として整備したものを一般に公開
しました。
 △百人番所から旧本丸に上がった眺望が素晴らしい。緑深い樹林に囲まれた広い芝生,
遠くに天守台,苑内においては4月のサクラとツツジ,6月のアジサイ・・・・・など,また
吹上の森,北の丸公園,書陵部庁舎,桃華楽堂,楽部庁舎等々・・・・・・。
 △松の廊下跡や富士見櫓などは,緑の中において遠い歴史を物語っています。
 △本丸休憩所においては,江戸城の今昔の写真を対比して展示しています。
 
 ◇天守閣跡近くには昭和桜が植えられており,このサクラは三島遺伝学研究所の竹中
要博士が,ソメイヨシノの実生から作った品種で,ソメイヨシノよりも開花が10日位遅
く,花弁はやや白っぽい。
 ◇二の丸庭園は,寛永7年(1630)小堀遠州の作庭と云います。その後度々の改修が
あり,明治宮殿造営に際し明治21年に再現されましたが,以後荒廃していたものを,昭
和39年に当時の地況をそのままにして,回遊式庭園に改修しました。
 △また二の丸庭園にはムラサキ,ヤブラン,ヤブミョウガ,ミズヒキ,オカトラノオ,
タケニグサなど,武蔵野を偲ばせる野草が豊富に生育しています。このほか,ツツジの
群落,フジ,ハナショウブ,サルスベリの花が見られます。
 ◇天神濠近くには,北海道のエゾマツから沖縄県のリュウキュウマツまで,各都道府
県の木が植えられています。
 
C推奨コース
 ◇地下鉄日比谷駅 − 日比谷公園郷土の森 − 馬場先門 − 皇居外苑楠公銅像 − 桜
田門 − 石橋(二重橋前) − 和田倉橋 − 大手門 − 東御苑天守閣跡 − 二の丸庭園 
− 平川門 − 地下鉄竹橋駅
 ◇距離 10.0q
 ◇所要時間 3時間20分
 
【3 浜離宮恩賜庭園・旧芝離宮恩賜庭園・芝公園コース】
 
@浜離宮恩賜庭園
 △浜離宮恩賜庭園は寛永時代まで将軍の鷹狩場であった葦原の地を,四代将軍家綱の
弟甲府城主徳川綱重が賜り,1654年に面積約25haの海を埋立てて造った,江戸時代の代
表的回遊泉水式庭園です。
 △将軍が船でお成りのときに使われた「お上り場」付近は,海辺の名残があります。
 △将軍家縁りの茶屋跡のある中島の茶屋は,昭和58年に復元したものです。
 △旧汐留駅の側で,水上バス乗場も近い。
 △海水を取り入れた汐入りの池は,水鳥が羽を休めています。
 
 ◇築地川寄り(元海岸)に生育しているタブノキは暖帯から温帯に広く分布し,常緑
樹としては大木になります。日陰でも育ち,風や潮風にも強く,防火樹としても効果は
大きい。こうした特性から臨海部の植栽種として多く採用されています(クスノキ科)。
 ◇同じ付近に生育しているシイノキは温帯に多く見られ,普通スダジイを指します。
葉は濃緑色で6月の新芽時には,新芽が明るく見えるので,遠くからでもよく分かりま
す。日陰にもよく育ち,潮風害にも強く,また昔から日本庭園の刈込み物や生垣によく
植えられています(ブナ科)。
 
A旧芝離宮恩賜庭園
 △旧芝離宮恩賜庭園1678年,老中大久保忠朝タダトモの造った楽寿園ラクジュエンと云う名の,
海を埋立た庭園です。
 △池山回遊式の汐入りの池には中島や浮島があり,中国西湖の堤を模したと云う西湖
堤によって,東西に渡ることが出来ます。
 △タブノキ,シイノキの大木が鬱蒼と茂る別天地で,面積は4.3haです。
 △近くのJR浜松町駅前の貿易センタービル展望台からの眺望は素晴らしい。
 
B芝公園
 ◇芝公園東側日比谷通り沿いに生育しているクスノキは暖帯の中心的な樹木で,高さ
40mにもなり,生長も早い。葉色が明るく,新芽時は爽やかです。昔から葉と材片から樟
脳ショウノウを採取しています。葉を揉みますと独特の芳香があります(クスノキ科)。
 ◇芝東照宮近くのイチョウは中国原産で,日本各地に見られ高さ30mにも及びます。雌
雄異株で,雌木には銀杏がなります。三代将軍家光が植えたとされます。
 
 △増上寺は明徳4年(1393)開山の浄土宗大本山で,徳川家の菩提寺です。
 △芝東照宮には,重要文化財の徳川家康公の木像が安置されています。
 △愛宕山は海抜26mで,昔は見晴らしの良い名所でした。正面の男坂は86段,女坂は
109段です。愛宕神社は火の神をお祀りしております。隣にNHK放送博物館がありま
す。
 
C推奨コース
 ◇新橋駅 − 浜離宮正門 − 汐入池 − シイノキ・タブノキ生育地 − 浜離宮正門 − 
芝離宮 − 増上寺 − 芝公園 − 愛宕山 − 地下鉄神谷町駅
 ◇距離 8.2q
 ◇所要時間 2時間34分
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