06 ウッディ・タイピン
 
          ウッディ・タイピン                         資料:林業講習所
 
 ヒノキやスギの枝,又は枯れ木や製材品残材の木片で,素敵なネクタイピンをつくっ
てみましょう。
 出来上がりのネクタイピンのイメージとしては,棒状のものと,小型コイン大のお椀
型の二つの大別されます。
 ここでは,円形のお椀型タイピンづくりに挑戦してみましょう。
 
 ※材料・工具
  木片(長さ10p以上,太さ1.5〜2p,年輪のつまった硬い木)
  タイピン台(台が円形のもの,手芸店で売っています。)
  ナイフ
  サンドペーパー(中目100#1枚,細目240#程度1枚)
  ノコギリ
  割り箸(使用済み1本)
  両面テープ
  ラッカー
  接着剤
 
 
 つくり方の手順
 
1 ナイフで木片を直径1〜1.5pの丸い棒状(色鉛筆の太いような棒)に削ります。
  丸い部分は3p程度,全体の棒の長さは,10p程度以上にしましょう。
 
    _______________________________________                 
   ・_______________________________________・ 丸棒の太さは1〜1.5p程度
   ←丸い部分3p→ ←削らなくてもいい部分→
 
    棒の長さが10p以上あると作業がしやすい。
 
2 ナイフで棒の先端をお椀状に丸く削ります。
 
    ______________________________________ 
   〔______________________________________・
   ↑                                   
   この部分を丸く削る。                          
 
 
3 サンドペーパーで先端を滑らかにします。                  
 
    ______________________________________ 
   (______________________________________・
   ↑                                   
   この部分をお椀状にします。                       
   サンドペーパーは,最初は中目100#で丸みをつけ,細目240#程度で仕上げます。
 
4 ノコギリでお椀の部分を切ります。                     
  お椀の厚さは,3〜5o位いがいいでしょう。
 
    _   __________________________________ 
   (_・ ・__________________________________・
     ↑                                  
   先端から3〜5o位いのところを,直角に切ります。
   ノコギリで一気に切り落とすと割れが入りやすいので,少し残しておき,反対側
   からナイフで切り落として下さい。
 
5 お椀状に切り取った部分(木部材)に細目のサンドペーパーをかけ,タイピン台の
 型に合わせてみます。
  無理に木部材を台の型に押し込むと取れなくなります。
 
    _                   
   (_・                  
 
6 木部材にラッカーを塗ります(その1)。                 
  まず,割り箸の先端に両面テープをつけ,木部材の平ら部分(切り取った面)を接
 いで固定させます。
 
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    ↑       割り箸                     
  両面テープ                                
 
7 木部材にラッカーを塗ります(その2)。                
  ラッカー液の中に木部材を入れ,引き上げて乾かします。
 
8 接着剤で台に接着させます。                        
  割り箸から木部材を離し,接着剤をつけてタイピン台に接着します。

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