10e 美味しい野草 食べ方いろいろ
2 果実をジャムの材料とする植物
つつじ科=モズミオウ,コメバツガザクラ,ジムカデ,イワナシ,アカモノ,コケモ
モ,ヒメウスノキ,クロウスゴ,マルバウスゴ,クロマメノキ,アクシバモドキ,
ウスノキ,オオバスノキ,スノキ,ナツハゼ,アラゲナツハゼ,ナガボナツハゼ,
アクシバ,ツルコケモモ,ヒメツルコケモモ,ガンコウラン
ばら科=ヘビイチゴ,ヤブヘビイチゴ,シロバナノヘビイチゴ,エゾクサイチゴ,オ
ヘビイチゴ,ヒメヘビイチゴ,ツチグリ,キジムシロ,ミツバツチグリ,コバノフ
ユイチゴ,ミヤマフユイチゴ,フユイチゴ,ホロムイイチゴ,ハスノハイチゴ,ク
マイチゴ,カジイチゴ,ハチジョウイチゴ,モミジイチゴ,クサイチゴ,エゾイチ
ゴ,トックリイチゴ,ナワシロイチゴ,エビガライチゴ,ハマナス,ヤマハマナス,
ヤマザクラ類,オオシマザクラ類,ウワミズザクラ,イヌザクラ,サンザシ,クサ
ボケ,ボケ
ぶどう科=ヤマブドウ,エビズル,アマズル,サンカクズル,ノブドウ
Ⅱ ジュース・スープにして美味しい野草
1 作り方
食べられる野草ならば何でもその若葉を用いる。
スープの作り方は,卵1個を溶き倍量の水を加えてよく混ぜる。人参少々を細かく
切り煮出汁1.5dlで茹で,塩,醤油で調味する。この中へ先の卵を流し込み強火でさっ
と煮て熱いところを椀に盛り,ミキサーで材料植物の若葉十数枚を細粒にしたものを
入れる。
2 材料とする植物
たで科=ヒメスイバ,スイバ,タカネスイバ,ギシギシ,イタドリ
あかざ科=シロザ,アカザ,コアカザ,ハマアカザ
ひゆ科=ハゲイトウ,ヒユ類
せり科=チドメグサ,アシタバ
野生の木の実・草の実(抜粋) 資料:自然食 山海の野草
フユイチゴ(冬苺) ばら科 分布 房総半島~九州(11月~3月)
白色の花,赤い実を生食,ゼリー,ジャム,果実酒
エゾイチゴ(蝦夷苺) ばら科 分布 房総半島以北
ヘビイチゴ(蛇苺) ばら科 分布 日本全国(5~6月)
黄色の花,小さい赤い実(熟果は美味しい)
オヘビイチゴ(有毒)
黄色の花,ヘビイチゴより大型の赤い実
シロバナノヘビイチゴ(モリイチゴ)
赤熟の実を生食
ツチグリ 分布 西日本
黄色の花,赤い熟果を生食
ミツバツチグリ
淡黄色の花,赤い熟果を生食
スグリ(酸塊) ゆきのした科 長野県(7~10月)
生食,ジャム,砂糖漬,果実酒
エビヅル(蝦蔓,エビカズラ) ぶどう科 日本全国(9~10月)
淡黄緑色の花,黒く熟し,酸味の強い甘さが胃の底までしみ込む。
サンカクズル(三角蔓,ギョウジャノミズ)
淡黄緑色の花,黒く熟し生食
アマヅル(甘蔓,ツタ,ナツズタ)
黄緑色の花,紫黒く熟し生食
ヤマブドウ(山葡萄)
黄緑色の花,黒く熟し生食
古事記 伊邪那岐命と伊邪那美命,黄泉ヨミの国「ここに伊邪那岐命,黒御鬘クロミカヅラを
取りて投げ棄ウつれば,すなわち蒲子エビカヅラノミ生ナりき。こをひろひ食ハむ間に,逃げ
行くを云々」
アケビ(野木瓜) あけび科 日本全国(9~11月)
1 果実は甘い。
2 紫色の皮を油で炒め,味つけすると頗る風流な味がする。また皮に油で伸ばした
味噌を包み,焼くとほろ苦くて旨い。
3 アケビ味噌として,皮をよく茹で2,3回水を取り替えて苦味をとり,細かく切
って油で炒め味噌と醤油を加える。好みにより胡麻,アサの実,シソの実などを入
れる。
4 茹でて苦味を取った皮の中に,ご飯,ミョウガ,シソの実などを入れて漬け込む
と,お茶受け,酒の肴としてこの上ない(SYSOP)。
5 秋田県ではアケビの種子を1週間位日陰に置き,腐らせて油を絞る。アケビ油は
食用として最高級品である。
6 若葉は茹でて和え物になり,みじん切りにしてポタージュスープの中に入れても
よく,また熱湯を通した若葉を一夜漬にしたものも美味しい。
7 寿司用の海苔に茹でたアケビの若葉と桜海老を芯にして小口巻きにし,適当の大
きさに切り醤油を添えて供すれば,玄人はだしの乙な味である。
8 アケビ茶は,若葉を蒸して乾燥させ炒って煎茶の代用とするのだが,緑茶も及ば
ぬ香ばしさがある。
ミツバアケビ(三葉野木瓜)
アケビより山側に生育,同上
ゴヨウアケビ(五葉野木瓜)
両種の雑種,同上
ムベ(郁子)
アケビほどに美味しくない。
キンミズヒキ(金水引) ばら科 日本全国(4~6月)
種子を搗ツき,すって食べる。
このキンミズヒキの生育する原野には,ノイバラ(野薔薇)やテリノイバラ(照
野薔薇)が多い。この2種の若芽は食用となる。
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