04a 森林生態系保護地域
                                       
         森林生態系保護地域の設定予定箇所
                                       
箇所(営林(支)局) 概 要
                                       
大雪山忠別川源流部 下部のエゾマツ・トドマツの北方針葉樹林からダケカンバ帯,さ
 (旭川)     らにはハイマツ帯に至る。
                                       
日高山脈中央部   日高側山地にはエゾマツ・トドマツの針葉樹及び針広混交林,十
 (北海道・帯広) 勝側はウダイカンバ・ミズナラ等の多く混交する森林又は広葉樹
          林となっている。中腹以上は広大なダケカンバ帯からハイマツ帯
          に至る。
                                       
漁岳周辺      大雪山等道央のエゾマツ・トドマツ林と渡島半島のブナ林との移
 (北海道)    行地域として重要で,ブナを欠く広葉樹林から針広混交林,さら
          にはダケカンバ帯に至る。
                                       
恐山山地      ヒノキアスナロ及びブナ等を中心として土地的・気候的極相を示
 (青森)     す冷温帯森林を構成する。
                                       
早池峰山周辺    山腹ではブナ及びヒノキアスナロ林が発達する。特に,北海道と
 (青森)     の地史的関連を示すアカエゾマツの分布は貴重である。さらに上
          部は亜高山帯林となり,頂上付近にはハイマツ帯も出現する。
                                       
栗駒山・栃ケ森周辺 日本海型から太平洋型への移行帯における優れたブナ林であり,
 (青森・秋田)  山頂付近はミヤマナラとハイマツの低木混交林となる。
                                       
吾妻山周辺     顕著な亜高山帯針葉樹林とブナ林が特徴であり,シラベの北限と
 (秋田・前橋)  もなっている。
                                       
北アルプス金木戸川 河畔のトチノキ,サワグルミ林,尾根部のツガ,ブナ,ミズナラ
 ・高瀬川源流部  林から標高が上がるに従い,コメツガ,シラベ,オオシラビソの
 (長野・名古屋) 亜高山性針葉樹林,ダケカンバ帯,さらにはハイマツ帯に至る。
                                       
中央アルプス木曽駒 下部のヒノキ林から亜高山帯のコメツガ,オオシラビソ,シラベ
 ケ岳西麓周辺   の亜高山性針葉樹林,さらには山頂付近のハイマツハイマツ帯に
 (長野)     至る。
                                       
稲尾岳周辺     全域がシイ林を中心とする暖温帯常緑広葉樹林帯に属する。山頂
 (熊本)     付近には一部モミ,ツガが混生する。
                                       
小笠原母島東岸   乾性の亜熱帯植生とともに山地にシマホルトノキ,オガサワラグ
 (東京)     ワ等の湿性高木林が出現する。
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