自然のこころにふれる人の輪・・・ 京・洛北 <玄武の地> から
 
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GENBU NO KAI 

調査研究資料集

 
北稜に光を観る

玄武の会の調査研究事業の一環として本書は平成七年四月十六日に創刊されました
 

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発刊に寄せて

 古く、大自然は神であった・・・人々は一本の樹にも神が宿ると信じ、一羽の鳥にも一匹の虫にも神の力を観ました。そして、自然を敬い畏れ、尊び、つつましくその懐の中に生きて来ました。
 自然、そこには多種多様な生命が互いに支え合い扶け合いつつ共に生きる姿があり、人々はその生命の中に調和して、仕事をし住まいを造り生活をして来たのです。ところが近年、人々は次第に人工に頼ることになれて、大生命の調和を乱し始めています。
 山紫水明と称された京の都の北、洛北の地は、殊に緑ゆたかに水清く、都の繁栄の源として尊ばれ、人々に守られ受け継がれて来たところです。そこには、永年育まれて来た人々の生活のぬくもりがあり、歴史の重みが秘められ、暮らしに根ざした行事や文化が継承され、今に伝えられています。
 かけがえのない、この大きな宝ものの尊さを、今、もう一度観つめ直し、自然も人も大生命の調和の中にこそ、いのちを輝かせて生きてゆくことができることを学び、考え、感じ、そして未来の光を観つめてゆきたい。自然と人間、文化や芸術が調和するところ、縁ある人々が安らぐところ、世界中の人々の心とも響き合うところ、そのような洛北を目ざしたい。それを有志と共に希い続けて来ました。
 この目的に資するため、ご多忙な諸先生にお願いして、それぞれのご専門の立場からのご研究の成果をいただきました。諸先生方に心より感謝申し上げます。洛北に住まいする私たちは、この有形、無形の宝ものを大切にし活かすことに努め、ひとりひとりがいのち輝く生き方をしたいと思います。そして、洛北を訪う人々が、この素晴らしい宝ものを受け取って下さることを・・・

                       玄武の会会長 信楽 香仁

 

初めに

 1993年夏、私たちは「玄武の地<京・洛北>のさまざまな基本的な状況を知りたい。」との思いから、玄武の会の分科会のひとつとして玄武計画調査研究委員会を設置し活動を始めることになりました。幸いそれぞれ異なる研究分野の専門の方々に参画を快諾していただき、歴史・建築・自然・暮らしと仕事の四分野で基礎調査研究に着手しました。以来、早くも二年近くを経過することになりましたが、それぞれの調査研究は着実に進展し一部でその成果が発表出来る次第となりました。
 玄武の地<京・洛北>を包括的にとらえる資料とするためにはまだまだ遠い道程を要しますが、とりあえず玄武計画調査研究委員会の中間報告的なものとして、この資料集を刊行することになりました。当委員会は四部門9名の委員により構成され、本誌は内、小椋純一京都精華大学助教授・材野博司京都工芸繊維大学教授・葉山勉京都精華大学講師・齋藤萬之助京都産業大学教授・吉見昭一鞍馬山自然科学博物苑専門委員の4氏の力を入れられた調査研究報告に小生の平安京に関する試考の談話の一編を添え編集したものです。
 本誌編集に際しまして、貴重なご指南と多大なご支援をたまわりました信楽香仁会長をはじめとする玄武の会会員のみなさま、ふれあいの輪の会員のみなさま、企画編集にご尽力いただきました事務局ならびに関係者各位に衷心より感謝いたしますとともに、基礎調査研究・執筆にあたられた各位に敬意を表します。
 玄武の地<京・洛北>に、自然のこころにふれる人の輪「玄武の会」が誕生して7年目を迎えます。緩やかな人の輪は徐々に大きく広がり、今や百余名の会員を擁するに至り、草の根レベルの望ましい人間環境の醸成をめざす活動は着実に進展しています。ここにさらなる思考の機会の創出を願い、本誌がささやかながらみなさまの崇高な願いや思いにお役立ていただけることを期待してこれを公刊する次第です。

                       玄武の会 玄武計画調査研究委員会委員長
                       足利 健亮 京都大学 大学院人間環境学研究所

 

内 容

記念講演より
平安京の四神と都市計画について     足利 健亮 京都大学教授
●歴史分科会
「い」の字の送り火はなぜ消えたのか?  小椋 純一 京都精華大学助教授
●建築分科会
玄武の里の印象                材野 博司 京都工芸繊維大学教授・葉山 勉 京都精華大学講師
●自然分科会
自然環境                    齋藤萬之助 京都産業大学教授
●自然分科会
洛北の自然 きのこと林相          吉見 昭一 鞍馬山自然科学博物苑専門委員
●ようこそ、玄武の地<京・洛北>へ
●玄武の会

この玄武計画調査研究資料集「北稜に光を観る」につきましては事務局に残余分が少々ございます。
ご希望の方はご請求下さればご送付させていただきます。
頒布価格 一冊1,500円 送料別

 

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[平安京の四神について]
 
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自然のこころにふれる人の輪・・・ 京・洛北 <玄武の地> から

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