うすい緑がキレイ。ちょっと目立ってるけど、いいのかな? (^^;)
早春の(といってももうすぐ4月ですが)里山を散歩していてみつけました。これまでも時々みかけてましたが、今回は3つも発見!これはちょうど地上50cm位のところについていたので近くで撮影できました。この際本を調べてみたら、ウスタビガ: Rhodinia fugax fugax のまゆらしいことが判明。
ヤママユガとかオオミズアオとかの仲間(ヤママユガ科)。かなり大型の蛾のようです。幼虫の体に触れるとキーと音を出すとか。
まゆのお尻のところに小さな穴あり(下図)。図鑑によると「まゆの中に入った雨水を排出するため」とありますけど、ホントかなぁ?
また、「上端に脱出用の裂孔が用意され」ってあるけど、中に入ってる時から裂けてるの?うーむ、そこまでは確認せず。
←コレは下に落ちてたやつ。確かに上が裂けていました。
解説をよく読んだら、6月から7月に繭がつくられて、10月から11月に出現、卵越冬とあるぞ。ということはこの繭、キレイなもんだけど既に死んでるのか???うーむ、これは一大事。今度見たら調べてみなくちゃ(なにかご存知の方、教えていただければ嬉しいです ^^;)。
まゆの形から、ツリカマス、ヤマカマス、ヤマビシャク、などとも呼ばれるとか。ですが、ヒシャクはいいとしても、「カマス」ってのは何?サカナじゃないし、と調べてみたら
(「蒲簀」の意で、古くは蒲で造った)穀物・塩・石炭などを入れるに用いる藁むしろの袋(広辞苑)
とのこと。あーなるほど、なんとなく納得。口のところがちょっとツンと立つようなところが似てるかも?「叺」って書くんですね。こんな字知らなかったです。「簀」は「すのこ」。うーん、これも知らないよー ^^;
「街なか生きもの探検ガイド」によると、冬に見つかるのは抜け殻なんだそうです。なるほど、形だけきれいに残ってるのね。目立っていてもいいわけか。