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| 我・楽・須・工・房について |
我楽須須工房のデザインはティファニーのオリジナルをアレンジしたもののほか四季折々の花をモチーフにしたもの、鳥、魚、貝船をデザインしたアールデコ調のものが中心となっております。
最近皆さんに”ガウディー”と呼ばれている作品は私がネーミングした手法です。これはスペインの巨匠アントニオ ガウディーに由来するもので、作品がにているというばかりでなく、手間と時間をかけ色合いを吟味しながら作る、まさに”ガウディーの心”だと思っています。この手法をレベルアップして”風シリーズ”、”桜吹雪”、”葡萄”を発表してきました。これは二つとしておなじものを作ることが出来ないのが特長です。ティファニーも作らなかったこの手法は菅原任のオリジナルと自負しております。
それぞれの作品の根底には硝子を絵の具とみたてたティファニーの技法を受け継ぎ亜流ではない独自の作品を制作しております。特に、テクニックを重視した他工房や教室とは違って、我楽須工房では、色とバランスを重視して制作、指導しています。使用する硝子も高級硝子を多用することよりも一般的な硝子で素晴らしい作品を作ることに力をそそいでいます。高級硝子と一般硝子を組み合わせる場合でも互いの素材を引き立て生かすようにしています。
その他キャンドルスタンド等に見られるようにサンドブラストの技法を取り入れた作品も特長となっています。今後は更にフュージング、ランプワークの技法を取り入れた作品を発表していきます。どうぞ、ご期待ください。 |
| ティファニーの硝子工芸について『2002年5月記 我楽須工房 主宰 菅原 任』 |
ルイス.コンフォート.ティファニー(1848〜1933)はアメリカを代表するデザイナーで硝子工芸家としてはエミール ガレやアントン ドームに匹敵する存在であった。
宝飾及び宝飾工芸を家業とし世界屈指の大事業家の家に育った彼はその双方の分野で活躍していたが欧州への留学のあと硝子工芸に力を入れ始めた。1879年TIFFANY GLASS AND DECORETION COMPANY を設立し急速に発展し稀に見る大企業に成長した。
最も名誉のある仕事はワシントンのホワイトハウスの内装の依頼でした。
ヨーロッパでの留学時代に学んだ知識と1899年及び1900年のパリ万国博覧会への出展しアメリカ人として初のGRAND PRIX受賞も手伝い大統領官邸の仕事を無事やり遂げその仕事は現在でも賞賛されています。特にPINK ROOM,BLUE ROOMは有名である。
コロナに新しい硝子工場を開設すると共に、彼はハンドメイドの硝子製品を作り始め、それを<ファブリルグラス 職人の硝子の意>と名づけた。
これを化学薬品に浸したり薬品を蒸気にして吹き付けたりして硝子の表面に鈍い艶消し加工から鮮やかな光沢まで様々な効果を出していました。
ティファニーの硝子はガレやドームの様に造形的意匠に留まらず彼の硝子装飾は自然の形態より抽象的に描いたものであり、表面の加工のみでその効果を出す秀作であった。
1880年にトーマス エジソンが白熱電球を発明した事により、デザイナーたちにとって新しいテーマが生まれたがティファニーはいち早くアールヌーボースタイルに於いて電気が大きな役割を果たす事に着目していた一人であった。
<TIFFANY LAMP>その名はアールヌーボーランプの代名詞であった。
そのランプは彩色硝子の小片を銅箔のテープで巻き込みハンダで溶着する技法をとり、硝子のシェードは伝統的な花模様のものもあれば籐模様のように硝子の断片が木の葉をかたどってランプ全体が樹木を思わせるものであったし、その樹木と根はブロンズで出来ていて支柱と台座を表していた。
これらの電気照明の近代性、つまり新時代の到来を告げる驚くべき技法であった。
生誕150年を迎えた1998年の現在にあっても時代の古さを感じさせない造形に敬意を表すると共に硝子に携わる小生にとって作品の奥深さに驚く毎日です。
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