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なにしろPower Mac7200。これのユーザーだから Sonnetから新登場のPM7200用G3カードは歓喜もの。 しかし、今号のMacFanで大変な事が発覚してしまった。 発売発表後、なにげに2次キャッシュスロットだと思って いたのだが、考えてみればそれは物理的に不可能で、本当 はPCIを利用する製品なのだ。実際に写真を見ると普通の PCIカードにCPUが載ったようなもので幅がある。 カード上にDIMMスロットがある事を喜んでいたが、それは 残りのPCI2スロットを捨てる覚悟を意味する。 一番外側に挿せばあるいは電源側の1スロットは生きるかも しれないが、そうするとATAカードでお終いだ。 なんとかビデオカードもORIONくらいは挿したかったのだけど、 そら無理な相談なのだ。PCIを使うなら、バスは33MHzで動作 するはずだ。ゴッサマーで66MHz、8600でも50MHz、7200の 元々が40MHzのバスクロック。33といったらQuadra800あたり。 Sonnetのバスの倍で動作させる技術がなかったら、いくら400MHz のCPUでも体感は期待できるかわからない。ノーマルの800%と いうことらしいので、ゴッサマーの233MHzくらいなんではなかろうか? どこかでベンチ採ってくれるとありがたいのだけど。 ちなみに7200/90はどのくらいのパフォーマンスかというと、 MacOS9でのFinder操作はQuadra800で漢字Talk7.1のそれより 若干遅い。QuadraをPPC601/66にしてMacOS8.1で同じくらいか? それでも7200には256Kのキャッシュを挿した状態だから、なければ ぞっとするくらい遅いのだろう。第1世代(G1)と第2世代(G2)の 中間のようなモデルだけど、使用感は68kそのものなのだ。 デフォルトは漢字Talk7.5.2だから当然な結果と言えなくもないが。 1世代前で同バスクロックの7100/80でMacOS8.1のほうが早い というのも、そう考えれば理解できる。 Sonnetさんの功績&英断!には賛辞を贈りたいが 購入となると難しい選択かもしれない。でも買うつもりだけど。 |