12/01 なにしろPower Mac7200。これのユーザーだから
Sonnetから新登場のPM7200用G3カードは歓喜もの
しかし、今号のMacFanで大変な事が発覚してしまった。
発売発表後、なにげに2次キャッシュスロットだと思って
いたのだが、考えてみればそれは物理的に不可能で、本当
はPCIを利用する製品なのだ。実際に写真を見ると普通の
PCIカードにCPUが載ったようなもので幅がある。
カード上にDIMMスロットがある事を喜んでいたが、それは
残りのPCI2スロットを捨てる覚悟を意味する。
一番外側に挿せばあるいは電源側の1スロットは生きるかも
しれないが、そうするとATAカードでお終いだ。
なんとかビデオカードもORIONくらいは挿したかったのだけど、
そら無理な相談なのだ。PCIを使うなら、バスは33MHzで動作
するはずだ。ゴッサマーで66MHz、8600でも50MHz、7200の
元々が40MHzのバスクロック。33といったらQuadra800あたり。
Sonnetのバスの倍で動作させる技術がなかったら、いくら400MHz
のCPUでも体感は期待できるかわからない。ノーマルの800%と
いうことらしいので、ゴッサマーの233MHzくらいなんではなかろうか?
どこかでベンチ採ってくれるとありがたいのだけど。

ちなみに7200/90はどのくらいのパフォーマンスかというと、
MacOS9でのFinder操作はQuadra800で漢字Talk7.1のそれより
若干遅い。QuadraをPPC601/66にしてMacOS8.1で同じくらいか?
それでも7200には256Kのキャッシュを挿した状態だから、なければ
ぞっとするくらい遅いのだろう。第1世代(G1)と第2世代(G2)の
中間のようなモデルだけど、使用感は68kそのものなのだ。
デフォルトは漢字Talk7.5.2だから当然な結果と言えなくもないが。
1世代前で同バスクロックの7100/80でMacOS8.1のほうが早い
というのも、そう考えれば理解できる。

Sonnetさんの功績&英断!には賛辞を贈りたい
購入となると難しい選択かもしれない。でも買うつもりだけど。
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