「ひきこもり」と「本当の友達?」について

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近年、急に大学生の自宅にずっといて友達とも遊ばない
「ひきこもり」が増えているらしい。この番組でも、会社、学校などで
友達がうまく作れなくて自宅にひきこもってしまう子(というか、体は大人)
がいるらしい。インターネットに関わること、「友達が欲しい」「立ち直りたい」
「寂しい」「家から外に出られない」などの掲示板のメッセージがかかれている。

この番組では22歳のある男性に密着取材していた。
彼は浪人時代に予備校で友達ができずにいて、夏休みの
予備校が毎日ない日をきっかけに一人暮しの家に閉じこもる
ようになったらしい。約、4年もだそうだ。当初のころは、「まだ、外に
出れると思ってた。」だそうだ。しかし、一日、一日、外に出ないうちに
人と会うのすら恐くなってしまったそうだ。それはどうしてなのか?
「劣等感があるんです。「醜形恐怖(しゅうけいきょうふ)」なんです。
体も大きくないし、スポーツもそんなにできないし、見下されてると
思うし。自分はだめじゃないか・・・と。」
1度ガス自殺を図ろうとしたのです。玄関のドアにはガスが漏れない
ようにガムテープで貼った後がありました。「自分の存在を消したい。」
そんな思いからしたそうです。その時は運良く、母親に助けられました。
それからは、生きているでもなく、死んでるでもなく、という状態が続き
「とにかく、「助けて・・・」と言いたかった。」らしいです。
ネットに書きこみをしたら、ある日、友達が来て一緒に外に出た。
「あぁ、星ってこんなんだ・・・。体験できた、っていうのが不思議な感じでした。」

それから髪を切りに美容室に行って、ボクシングジムにも通ってみた。
「自分の体力に「自信」をもちたい」そうです。

しかしながら9月にはボクシングジムを辞めてしまった。


もう一人の女性も取材されていた。彼女は大学中退らしい。
理由はTVをみていなかったんでわからなかったが、
親がTVなどを見ていた時に「あの大学はいい、悪い。」という
風に言っていたらしい。特別、いい大学に進め、ということも
言っていないのだが。不思議だ。似ているところもある。
その彼女はコンビニのバイトの面接にみごと受かったが、
バイト開始二日目、台風のため電車がストップした。
5分ほど遅刻するので電話を会社にいれて、水を買って飲んで
「さて、いくか!」と思った途端に、「電話対応、いやだな・・・」
というふうにコンプレックスがでてきた。結局辞めた。
しかしながら、ようやく彼女も気がつき始めた。
また、面接に向かうようになったのだ。
「電話応対という苦手を克服すれば、もっと自分が「仕事ができる」
ということがわかる。仕事の選択の幅も広がる。だから、苦手で
立ち止まっていては損だよね。」と。

精神福祉保健センター(横浜市)に通ってる27歳の男性は、
大学を中退し、4年間うちにひきこもっていたらしい。
「何とかしなくては。このままではいけない。」と思い続け、
今は外に出れるようになったらしい。車に乗ってドライブをして
センターに通ってだんだんと直していったようです。

「あせる必要はないんです。」
「時期が来ないとそういう「復帰」とかはできない。」

と彼の言葉でした。
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参考リンク集
1.ひきこもりをしている人の掲示板

2.みんな大好き
1999/10/11 0:25-0:55
日本テレビ
NNNドキュメント'99 急増大学不登校ひきこもる若者に密着」 より
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その番組の後で、NHKの高校生達が社会問題について
VTRを取って作品として放送していた番組があった。

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A子ちゃんが畳の部屋で携帯電話で電話をしている。
友達B子「あ、今ちょっと忙しいんだ。ごめん。急用なの?」
A子   「あ・・・う、うん。えっと、ただ電話しておしゃべりしたかったんだ。」

また別の子にもかけてみる。
「もしもし、ただいま留守にしています。御用の方は・・・・」

ついてないA子ちゃん。

今度また、かける。
A子「もしもし、Kさんのお宅ですか?」
??「いいえ、違いますが。」
A子「あっ、す、すみません。ほんとうにすみません。」
??「そんなに気にしなくてもいいよ。んじゃっ・・・」
A子「待って!・・・ちょっとお話したいんだけど・・・いいですか?」
J君「うん、いいよ。」

と会話が始まる。

J君「そっかー。でも、電話して出てくれないなんて、それって
「本当の友達」なのかな?。君にもきっと本当の友達見つかるよ!」

と言ってくれた。

A子ちゃんは学校にいって「本当の友達っていつみつかるのかな・・・・?」
とわくわくしていた。「また、あの人に電話してみようかな・・・」

A子ちゃん「こんばんわ(^0^)」
J君「あ、昨日の・・・。こんばんわ。・・・・・・・・・・・・・・
あ、ごめん、キャッチ入っちゃった。またね。」

またまたA子ちゃんはひとりぼっちになってしまった。

J君「昨日たまたまかけてきた女がいたんだけどさぁ、
ほんっと暗いやつなんだよね。友達、絶対いないんだよ。(笑)」



ところであなたには本当の友達はいますか?


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こんな感じのドラマでした。
TVの司会者である荻原次晴さんはズバリ、言っていた。

人間にとって便利な機械・コンピューターに使われている。
デジタルばかりな関係じゃなくて、アナログの関係もね。


これをきいて、まさしく「どきっ」とした。

今日実は、前日インターネットでIRCのチャットを3:00ごろまで
会話もなしにだらだらやっていた。同じ大学だから話しが
前日あったのだ。しかしながら、会話が盛り上がらない。
どうしてか?相手も「忙しい」からだろう。それと自分が
相手の反応が遅いと「なにやってるんだよ〜〜!!」となり、
話しのテンションが落ちるんです。
不思議なもので、テレビゲームをいくらやっても満足できないこと、
メールやインターネットをいくらやっても満足できないんです。
今は自動車だけは楽しいんで、車が欲しい、と思ってますが
父親が単身赴任をしていて仙台に車を持って行ってます。
余計にイライラして、帰宅した母親にあたってしまいました。
ラッキーなことに、妹の友達の子に自分のマンションの前で出会い、
犬の散歩を一緒にして、車が借りられるということになり、
ドライブできました。渋滞ばかりでしたがその子が会社について
の不満をどんどんしゃべるんでよかったです。今日はかなり
ラッキーな日だったのかもしれない。

きっと、同じように考えている人って
高校生、大学生などでは増えているんじゃないかと思う。
そういう時は、やっぱり外に出たいと思うよね?
ただ、友達に連絡しても朝じゃないと、大抵遊びに行ってる。
うー、俺だけかよー(;。;)となり、一日暇にしているひと、
たくさんいるんじゃないかな?
または、友達に連絡するのが久しぶりで恥ずかしい、連絡
しにくい、という人いるんじゃないのかな?

ただ、自宅にいるだけでは「偶然」はやはり起きない。

今日、久しぶりに「偶然のラッキー」に出会ったので、
また、それを望んで行動しようと思う。

側にいて欲しい人、やっぱり必要だよね。

0:30-1:20NKH1ch
ティーンズウェーブ'99 黒澤年男 光浦靖子ほか

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