ウメ太郎物語pert2
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 新年を迎えました。 1月28日 「ラビットフード」
 年が明けてウメ太郎の体調はあまりよくありません。環境の変化のせいか下痢気味です。餌も大根葉ニンジン葉や野草やサツマイモで、相変わらず牧草は食べません。早めに久木野に連れて帰りました。

 

 今までの食事は、大根ニンジン葉、サトイモでしたが、よく食べるのですが下痢をします。牧草を与えても食べません。牧草を主食にすれば腸の調子も良くなると思ったのですが。
  仕方なくラビットフードを与えてみる事にしました。チモシー牧草で作られた繊維質が多く低カロリーのペレットを選びました。   ウメ太郎は、大人になって捨てられ、拾ってきたウサギですので、何を食べて育ったか分かりません。買ってきたペレットを差し出すと喜んで食べます。やはりペレットで育っていたのですね。下痢も止まりました。
 コロコロした丸い大きい糞が期待できそうです。水飲み器具もつり下げてましたが上手になめて飲みます。

2月2日 ひどい僕のおじさん。 目次にもどる
 昨日は今年一番の寒波の襲来で、南国九州にとってはすごい雪です。前の日に熊本市内に仕事で行っていたおじさんは夜遅く帰ってきてくれました。やはり僕を心配してくれていたのです。
 ところが今日も雪で、おじさんは二日間缶詰状態。退屈したのか、夕方僕を小屋から摘んで雪の中にTポイ!Uと置きました。ビックリしました。しばらく眺めておじさん曰く「やっぱり雪の方が白いヤ」だって。僕と雪を比べたのです。ひどいおじさんです。しかし初めての雪は冷たかったけど気持ちがよかった。少し雪をなめてみたらおいしかったよ。
  
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2月6日 また僕にイタズラをしました。
 今日はやっと寒波も柔らぎました。外に出してもらってあっちこっち飛び回って遊んでいたら、「遊んでばかりいないで勉強しなさい。」とおじさんの高校時代の制帽を被せられました。 変なおじさん。 
 だけど、おじさんのお友達のお嬢さんも、この高校を目指して日夜頑張っているそうです。 

3月6日 また寒波の襲来です 目次にもどる
T雪が降りだしたUと1人で喜ぶおじさん。

 T喜ぶのはいいけど、おじさ〜ん早く連れて帰って。U

翌日お客さんが「雪ウサギ」を作りました。しかし僕の方が可愛いとおじさんは云ってくれました。
4月5日 僕の自家用篭  
 春です。天気が良い日には早朝から外に出してもらいます。先月までは僕の背中の皮を握って移動してもらっていましたが、痛くはないのですが見苦しくって。汚い物を摘まんでいる感じです。しかしさすがは僕のおじさんです。今月から篭に入れて移動してくれます。夕方本宅に帰るときは篭に入っておじさんが来るのをジッと待っています。 

4月20日 大脱走  画像はクリックすると拡大表示します。
 外と云ってもサークルの中では面白くもありません。何とか春爛漫の庭に出たくて、出口を探しました。よくみると小屋の庇の上の網が少し低くなっています。庇に飛び乗り短い手足を網に掛けると難なく出られました。

 幸いに、おじさんは気づきません。広い庭を駆け回りました。


4月21日 庭の自然を満喫
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 脱出劇の翌日、僕の気持ちが通じたのか外に出してくれました。午前中でしたが、やはり自由はいいです。
 このへんは犬の放し飼いはありませんが、たまに犬を連れたお客様がいらっしゃいます。 そのへんが心配です。
 その心配はいりませんでした。さすがは僕のおじさんです。
早速看板を立ててくれました。

4月23日 お手伝い
今日は、おじさんが芝生を植えていましたので、僕も掘って手伝いました。掘ったら、植えた芝生が出てきました。
 おじさんから「もういいからアッチへ行け」と叱られました。しかしごほうびに「鯉のぼり」を立ててもらいました。嬉しかったです。
遊び疲れた

5月8日 カラスが来た!  画像はクリックすると拡大表示します。
 夕方、駐車場で遊んでいると、カラスが二羽フェンスにとまって僕を見つめていました。恐かったので急いで逃げたら、ふわ〜と飛んで追いかけてきました。おじさんが、追い払ってくれたけど、近くに巣があるから警戒したのだろう、と言っていました。
こわいよ〜

5月12日 テレビに出るよ。
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 「るり色の砂時計」のシナリオ担当のおじさんが、久しぶりに訪ねてきました。6月にまた、ここをテレビに出してくれるそうです。僕も出してくれるようおじさんが頼んでくれました。「いいですよ」との事で、僕に会いたいとおっしゃったけど、いつものように脱出し、隣で遊んでいましたので逢えませんでした。
 と言うことで、肝心な撮影時に僕が居なくては何もなりません。そう思ったおじさんは、出られないようにサークルに細工しました。

 

やっぱり、テレビに出ない方がいいかもしれません。喜んで損したみたい。

5月15日 猿ではない/ウサギだ!
 また脱出したよ。安心して仕事をしているおじさんの前を、わざとピンコシャンコと走り回った。この前の細工ならヘッチャラ。おじさんは怒って更に高くしました。「イタチゴッコ」ならぬ「ウサギごっこ」だ。 頑張るぞ!

 おじさんは、僕の脱出の姿は見ていない。しかし、柵を高くしたついでに、井形のフェンスをよじ登っているのでは、とかんぐって、その上に井形のフェンスを被せました。僕は猿ではない。ウサギだ!


5月17日 いつまでもおじさんと喧嘩はしません。 画像はクリックすると拡大表示します。
 完全に脱出は出来なくなりました。しかしおじさんは、午前中と午後と二回外に出してくれます。今日はお隣のエイちゃんとアオイちゃんのおばちゃんから花を頂きました。
 おじさんが植える所の草を取っていたので手伝いました。夕方植え終わってしばらく遊んでいましたが、薄暗くなって、いつまでもサークルに戻らなかったので、おじさんは怒って僕を追っかけました。鬼ごっこなら負けません。おじさんは諦め、再び怒って風呂に行きました。

       今夜は餌ぬきになるかもしれない。     


5月22日 特訓が始まりました。 目次に戻る
 最近おじさんは、何を思いついたのか、二本足で長時間立つように訓練を始めました。何処かの動物園の「レッサーパンダ」が二本足で立つ、と評判になりテレビに出ていました。僕のおじさんはすぐテレビの影響を受けやすく、僕に「二本足で立て!」とやたらに強いります。二本足で立つのは簡単だけど長時間は無理です。
 今度は「ラッコ」も立った、と変なことを言っていました。迷惑な話です。

 マスコミのおじさん達へ。「レッサーパンダ」もウサギも二本足で立つのは当たり前です。立たないのをバカみたいに云うけど、あまり見せ物にしないでね。ストレスが溜まります。それに気づいた僕のおじさんは、反省しています。


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5月30日 撮影は無事終わりました。
 ナビゲーターの、可愛いはるみお姉さんとの対談では、おじさんは上がってシドロモドロで、横におばちゃんが居るというのに鼻の下だけデレ〜ッと長くしていた。それよりもうまく編集してくれれば良いのですが。それが心配です。

 

 緊張のビデオ撮りは夕方でした。それまでサークルに軟禁。おやつもなし。スタッフの皆さんが4時過ぎに到着。早速僕から撮ることになりました。やっとサークルから出してもらうと、待ちかまえたようにおばちゃんが「ウメ!ほらおやつよ!」と手を差し伸べました。お腹がすいていたので、すぐ手に飛びつきました。そこをすかさず撮るカメラマン。さすがはおじさんの筋書き通り。してやられた。
 どうせ撮るならいい男に撮ってよ。

「るり色の砂時計」6月26日(日) PM 12:15。熊本はKAB熊本朝日で放映されました。見てくれましたか!

 ビデオ撮りも終わった、梅雨入り前の蒸し暑いある日、「ウメ太郎」は涼しいバーベキューテーブルの下で、足を延ばしてゆっくり休んでいました。

 「おじさん!拾ってくれて有り難う」と、物言わぬ「ウメ太郎」が言ったか定かではありません。しかし私にはそう聞こえました。

 テレビに出られて光栄です。



   
2005年9月18日 中秋の名月 
 
夕方、庭で遊んでいたウメ太郎が居なくなって約3ヶ月たちました。


 中秋の名月を見事に撮影された「熊本シニアネット」の方から
Tウメ太郎が居ましたよUと写真が届きました。
 やはり月にいたのですね。

 「月とウサギ」はどんな因縁があるのでしょうか。
よく調べましたら、「寅さん」が産湯を使ったと言う、
柴又の帝釈天
がよくご存知でした。
       インドの仏教説話に由来しています。

 今年は珍しく全国的に名月が観賞されました。

二代目 ロップイヤーの「花子」こちらをご覧ください