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ししおどし(鹿脅し)
 別名「僧都/添水(そうず)」とも呼ばれます。

 もともとは、農村地帯で田畑を荒らす鹿や猪、鳥を音でおどして追い払う農具でしたが、現代では日本庭園などでよく見られます。水を楽しむ事と竹が石を叩く快い音を楽しむという風情の一つです。

 昨年春、小さな池に金魚を八匹入れました。ずいぶん大きくなりましたが、いつの間にか減って今では四匹です。

 野良猫かイタチの仕業としか考えられません。実益を兼ねた「ししおどし」を作ろう。

作ってみました。

 知人の造園屋さんに聞きました。

・まず材料の竹は真竹です。

・二年目以上の竹を地面から二節あたりから切り倒し、
 節が3〜4節になる60cm〜90cm位の長さに切ります。
 
・水を溜める上部は、一節の長さ程にし、先端を斜めに切ります。

・軸は水平の位置からやや上寄りに決めます。
 あまり上にすると先端部が重くなりすぎて、水が溜まっても
 傾きませんので、支点となる部分を親指と中指で摘み水を入れて
 試すといいでしょう。

 最初、音に驚く金魚への影響が心配でした。

 テストをしながら「カッポン!」と音がすると、時々餌を与えました。

 後では音を楽しんでいるようです。

 肝心な音は、先端が石に当たる位置で微妙に変わりますますので、置いた石の位置を調整しながら、いろんな音を聞きながら決めました。先端の節を尺八のようにくり貫くと反響していい音が出ると造園屋さんから教わりましたが、まだくり貫いていません。

 思ったよりも簡単に出来ました。しかし今までの狸公の位置では、どんなに頑張っても給水口まで届きません。狸公を30cm程上げてやることにしました。
土台の石を見つけてその上に乗せました。ちょうどいい位置から水が落ちるように調整しました。
 石と、上に乗せた狸公の足元をセメントで固めます。仕上がったのは薄暗くなった夕方。夜ゆっくり飲んでいると、阿蘇地方低温注意報の予報。かって夕方、壁のしっくいを塗っていた左官さんが、にわかに今塗った壁を削り落としだしました。凍りだしたとの事でした。

 ← それを思い出しましたので、セメントの凍結防止に、急ぎ狸公に発泡スチロールの敷物を巻き、カッパで被いました。

ししおどし
翌日完成しました。
音と画像が合ったらパチパチパチです。
頑張って
 寒い朝、しぶきが飛んで周りが凍り付きました。軸も氷って、その日一日中氷りも溶けず機能しなくなりました。

狸公のおしっこは、汲み上げている天然水です。水中ポンプが作動したときには水圧がかかり、
その時の最高水圧時に給水口にかかるようにしています。10回ほど作動した後、水圧が弱くなって止まります。
これが30分程の感覚ですので、ちょうどいいあんばいです。