産業廃棄物不法投棄監視業務 11月の巡回監視報告 

11月11日  私が好きな丘の上の学校です。

 私達の年代になると、通った小学校は、田圃の真ん中にあったり、町や村はずれの丘の上だったりしたものでした。いずれにしろ昔は何処かしこも回りは自然がいっぱいでした。通学路を外れて道草をして帰る事など常習で、小さな小川で弁当風呂敷を網代わりにメダカやタナゴ、ドジョウなどを追ったものです。

 パトロールをしていると里山の集落にそんな懐かしい学校に出会うことがあります。
ここの学校は山中の町の境にある学校で町立でもありません。両隣の町の子供達が通ってる教職員組合立の学校です。一寸お邪魔して事務の先生に話を聞きました。

 生徒は小学生9人中学生6人、計15名で教職員数14名の小中が統合された複式学校です。その日は丁度事務局からの学校訪問の日で駐車場が満杯でした。

 同じ地区で、9月に写真を撮ったご夫婦に久しぶりに会いました。写真を渡すと大喜びで、近所の皆さんに見せられます。

 野菜を収穫満載した隣のご夫婦のトラックが坂道を下って来ました。呼び止めて又写真を見せられます。「一緒に一枚撮りましょうか」というと喜んで車をそのまま道路に止めて降りて来られました。

 ポーズをとってる時、後ろから又トラックが下りてきました。前に止めた車で通れません。「農協のトラックじゃけんよかバイタ。T撮影中Uと言って待たせときナッセ」(農協の車だからいいですよ。撮影中と言って、待たせといて)と何とものどかな撮影会でした。

 後ろがこの地区の集落で、山の向こうに隣町の集落があります。遠く離れていても、何処そこの誰々さんと良くご存じです。「離れとっても、みんな小中学校の同窓生ですタイ。わたくしは、教育長ばしよりました」と。このお三方、仲間内でもあり先輩後輩の間柄なんですね。

 ~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~

11月22日  回収された一般投棄物です。

 御船川と緑川の合流地点の河川敷に、国土交通省が5km程の河川敷内を約一週間かけて回収した不法投棄物です。テレビ、洗濯機、自転車、ジュースたばこの自動販売機、タイヤ、缶ビン、家具、建築廃材等々確認するだけでも顔をそむけたくなります。この後分別して各処理場に運びますが、税金の無駄使いは勿論ですが、後々の「河川の汚染」が心配ですね。