産業廃棄物不法投棄監視業務 2月の巡回監視報告

現 行 犯?
 いつかは現場を押さえたいと思ってる箇所は、進行中の不法投棄地点です。この日は朝から保健所の担当官への報告日でした。気になる地点を確認してもらう為現場に案内した時、偶然にも投棄中に出くわしました。

 聞けばこの土地の所有者。栽培してる切り花のクズを捨てに来たところでした。植物は土に帰るので良いものの、その下には他人によって不法投棄された大量の一般ゴミが埋まりつつあります。すぐ役場に相談して対処してもらうよう指導されました。車が停車されないように鎖を張る・看板を立てる等です。 
 このままでは土地の持ち主が処罰される事にもなりかねません。不法投棄がいかに大切な自然を壊しているか啓蒙にもなった日でした。

 野 焼 き
 畑でのハウス用ビニール(産廃対象物)の焼却です。黒煙が遠くからでも見えますので、煙を確認次第即現場に駆け付け、車のNo.を控えて保健所に知らせます。

 この日のパトロールは休みでしたが、たまたま久木野に行く途中に出くわしました。ビニール製品やプラスティックやタイヤ等塩素が含まれた物質を焼くとまず、強烈な炎と黒煙が出て、有害なダイオキシンが発生します。 

 白い煙は木の枝等ですが、大量の黒煙を見たらすぐ最寄りの保健所に知らせましょう。110番でも対応してくれます。

「回収作業が始まります」

 数年前からの一般ゴミの投棄場。今年は予算の関係で表面から1m程撤去するそうですが、それでもここはまだまだ氷山の一角。この町の住民が捨てた一般ゴミを自分達が収めた税金で処理します。税金は他に有意義な使い道があるものの、何とも情けない話ですね。

まだ右下の方に大量の投棄物が転がっています。