産業廃棄物不法投棄監視業務 平成15年1月の巡回監視報告

 山間部の国道沿いにドライバーが一時休憩をとるための駐車帯があります。結構長いパーキングですが、ここはゴミ捨て用のパーキングとしてドライバーに利用されています。路肩は、弁当殻、ジュース缶ビン等は通りすがりのポイ捨て組。谷間には家電製品やガレキなど一般ゴミを持ち込む常連組がいます。
 昨年12月より町役場委託で回収作業が行われていました。暮れには九割がた済んでいましたが、今年の初作業をされてるおじさんと話しましたが、「昨年きれいにした場所にまた捨てとりました」「イタチごっこですバイ」とぼやかれていました。悪質者はあとをたたないようです。

 悪質者も子供の頃は純粋です。近くで子供達が立てた看板が光っていました。「不届き者」はすぐそばに居ます。
 誰かがどこかで見ていますゾ。

小雪交じりの寒風のなかでの回収作業です。


ついに現場を押さえました。

1月20日

火災で焼けた住宅の廃材と思われる廃棄物を、竹藪の谷間で発見。

 町道で廃材を積んだ2tトラックとすれ違った時、チラッと見えたのが焼けこげた廃材。急遽U-ターンして追跡。会社名は確認できましたがナンバーは未確認のまま見失いました。

 次の日にパトロール隊の「石津中村組」が付近に捨てそうな場所をくまなく探してついに見つけました。現場は谷間の入り組んだ林道沿いの竹藪です。

 家一軒分はあろうかと思われる膨大な量です。上の林道からは、別に運んだ土ですでに被せてある為あまり目立ちません。すぐ保健所の担当官に連絡して確認してもらいました。

ここまでが私達の仕事です。あとの処置は行政にお任せする事にしました。
厳しい処分が待ってるかもしれません。