この中古のシンクは、知的障害者施設「三気の里」の田之上健一先生から見つけてもらったもので、
一緒にいただきに行きましたが、久々の再会に、話もはずみました。

「女性に優しく」

快適なバーベキューを、と食材持ち込みでの
野外厨房を整備しました。

バーベキューでの火の管理や薪割などは男性の重要な仕事です。といっても早々に済ませると、簡単なつまみとビールで乾杯。
はやり女性が食材の盛りつけなどの準備に追われます。

そんな女性の為に、大型のシンクを2台設置しました。
準備、後かたづけもここで快適に済ませられます。

(排水は大型の家庭用浄化槽で合併処理した後排水します)
  ちょっとコラム 
  
〜知的障害者と自然との関わり〜
 フィトンチッド = 樹木が発散する芳香性物質で、植物が自らを守る為に出し、殺菌能力を持ち、森林浴の効果は、この物質が人体に疲労回復、自律神経の活性化等の作用をするからだと言われています。うっそうと繁った森林の中でなくても、人は自然の中にとけ込むと無意識にリラックスした自分に気づく事があります。
 田之上先生は、施設の知的障害者を連れて、自然の中でよく作業に従事させています。

 難しいものや手早くすませる作業は無理ですが、単純な作業は個々に楽しんでるようで、施設に帰ってからも充分な満足感が伝わりますと、語ってくれました。
 久木野では過疎化のため、所によりたまに見受けられる荒れた畑や山林が、格好の野生猿のテリトリーになりました。
そうならないためにと、一生懸命に田を耕し、山林の枝打ち下刈りに頑張っていらっしゃいます。そんな話を先生にすると、「ご要望であれば是非ボランティアでお手伝いさせてください」と張り切っていました。成果を認めてもらって半恒久的な仕事であれば、契約を交わし、知的障害者に少しでも生き甲斐を感じさせてあげたい、と大きな目を輝かせていました。