「夏 南郷谷の雲海」梅雨も明けると、日本列島にカッとした日差しが容赦なく照りつけます。阿蘇の夏の日差しも同じです。地形の関係でしょうか、阿蘇谷の雲海に比べるといつも希薄です。右下の道路は、村を縦断している県道28号線です。来年の俵山トンネル開通後は、「西原村からトンネルを抜けると、そこは日本の原風景が広がっていました」とそんな文学的な気分が味わえるかもしれませんね。 空中の点はトンボです。
俵山峠から久木野方面の雲海を眺めました。

旧道に沿って清水が流れいます。

初夏の朝

 我が家から下ると旧道が走っています。そのすぐ横には農業用水が流れています。農業用水と言えども、上流の「竹崎水源」と「高森町の湧水トンネル」の水ですので清らかな清水です。田園をかすめて、この水路を越えて吹き上げて来るそよ風は、まさに天然のクーラーです。

梅雨も明けると日差しは強くなりますが、太陽の恵みを受けて稲穂はすくすくと育ちます。

南郷谷の集落は標高420〜500m程に位置しますので、ススキも8月下旬には穂を出し始めますし、早生栗も実ります。平地に比べると一足先に季節の便りが巡って来ます。下界は灼熱の残暑厳しい真夏でも、阿蘇地方は秋の気配が感じられます。