「冬 たき火と落ち葉」何処の冬も閑散としています。久木野とて同じです。しかし冬は結構忙しいんですよ。春に備えて、植木や花壇の手入れ、庭木の移植。また動物とふれ合える楽しみな季節でもあります。

 街の町内の公園で、子供達が清掃ボランティアの後、掃き集めた落ち葉を保護者立ち会いのもとで焼きました。
子供達が喜ぶのもつかの間、すぐパトカーがやって来て、「苦情(煙りで洗濯物が汚れる)が出たのでやめて下さい」との事。道路一つ隔てた横のマンションからの通報らしく、気の毒そうに保護者の方に伝えられるお巡りさん。通報したマンションの住人が一番利用する目の前の公園です。長時間焼くわけでもないのに「清掃にも参加しないで権利だけ主張するな」といいたくなる気持ちをみんなで抑えました。なんとも情けない話です。

 子供達に味あわせたい童謡の情景は、大人が摘み取りました。私達にとってはたき火の匂いは、懐かしい匂いです。今の子供達はそんな経験も出来ません。子供がおかしくなるはあたりまえでしょうね。可哀想な子供達です。
 思い出しては怒りを押さえ、もったいないたき火で、ひとりイモを焼きました。


 時折小雪が舞う寒い日、外で仕事をしてると、何かの目線を感じ「もしかして」と振り向くと、県道をはさんだ畑の土手の上から案の定、ジ〜ッと私を見つめる若いメス猿。距離は30mはあるでしょうか。
 目が合うとソ〜ト身を伏せるメス猿。仕草が可愛いんです。
「また来た!」と濡れないようにとカメラを懐にしまって飛び出し、急いで猿がいた土手の上にカメラだけ突き出してシャッターを切りました。

 野生の動物は素早いんですね。もうこんなに逃げていました。手前右の大きな猿がボスでしょう。
子供の猿も見えます。数十匹の集団ですが、いつも最後にはボスの動きが目につきます。


冬の到来と共に一番に渡ってくる渡り鳥の「シロハラ」です。

熊本では「カッチョ」とも言い、落ち葉の下などをあせったり、木の実を食べたり林などで普通に見られる小鳥です。手を差し伸べると、手の平に止まりました。実はサンルームに衝突し、意識もうろうとしてるのを拾い上げたものです。しばらくすると元気に飛び去りました。

こんな大雪?(九州地方)の日でも動物は元気に餌を食べています。

 冬のある晴れた日、猿がガードレールの上に乗ってなにやら食べていました。この2〜3日、道沿いの林の中に猿をチラホラ見かけていましたが、ついに納屋荒らしが始まったようです。