炎が見える薪ストーブ。部屋の中で炎を眺める。
柔らかく身体を包む暖かさも、何ともいえない癒し感が満ちあふれます。
設置過程は
こちらです。
煙突の煙は、T部屋に居ますよ。遊びに来て!U
のメッセージです。
 人間は古来より火を使うことを覚えて以来、火とのかかわりは欠かせないものとなりました。
 食べ物を煮る、焼く、暖をとる、外敵から身を守る等、動物の中でも火を使えるのは唯一人間だけです。
キャンプでの夏の暑い夜でも、なぜか焚き火を囲みます。人は炎を眺めるだけで安心します。

 薪ストーブは柔らかく体を温めてくれます。つい眠気がさしてくるのも遠赤外線効果でしょうね。



薪割り 
 薪ストーブの燃料は、薪は薪でも広葉樹です。針葉樹(杉ヒノキ類)はヤニが多く、未乾燥などで完全燃焼しない時にクレオソートを発生させ煙突に付着し煙道火災の原因になりますし、また火力が強すぎますのでストーブを傷めます。 広葉樹のベストの薪はあまり煙が出ません。

 倒した木を30cm程に輪切りにして、斧で割ります。結構重労働ですが、雪の降る日の薪割りが一番楽しい一時です。
 

 薪は、火持ちが良いようになるだけ大き目に割りました。これを1ヶ月程風通しのいい場所で乾燥させて使います。二台分の薪の確保ですので大変ですが、村の方々のご厚意に大助かりです。
サンルームでは小型の薪ストーブを使っています。
 薪を燃やす 薪ストーブには機種ごとに数カ所の空気孔、空気取り入れ口があります。着火時には吸気口を全開する事で着火がスムーズに行えますが、完全に火が薪に回ったら大き目の薪を乗せます。吸気口をそのままにしておくと薪は勢い良く燃えますが、効率よく輻射熱を得るためには各吸気口の調整が必要です。これは経験に頼るしかありませんが、煙突の接地部分に付いた、排煙の勢いを調整するダンパーの調整も重要な役です。
 薪ストーブ 日本に輸入されている薪ストーブはヨーロッパ製が主流です。昔から日本にもダルマストーブと云われる輻射熱型のストーブがあります。これは暖かいのですが、残念ながら炎が見えません。反面ヨーロッパ製輸入品はデザインも豊富で炎が楽しめます。
 お値段 輸入品は、本体と煙突部材は同じ位の値段で、たとえばストーブ本体の値段が30万円とすると、無くてはならない煙突部材はほぼ同じ値段で30万円程で、部屋に設置して燃やすためには自分で施工しても60万円かかります。小さなストーブでこの値段ですから、ワンフロアーのリビングに使うのでしたら大きめのストーブになります。そうなると100万円程かかります。かってログハウスブームで別荘を建てた方々は、当たり前のように高価な輸入品の薪ストーブを取り入れました。
 現在では、値段も安い中国製の薪ストーブが販売されています。私のストーブもネット販売で手に入れた中国製です。高い外国製を使ったこともありますが、デザイン、性能、品質ともほとんど変わりません。外国製を使っている知人に私のストーブの値段を知らせると「エ〜ッ!」と絶句します。それほど安い薪ストーブが手に入る時代になりました。