俵山トンネルウオーク

三村合併前の久木野村観光協会のトンネルウオーク企画をたたき台に、久木野村主催で実施しました。


俵山バイパス開通を記念し、久木野村で初めて大イベントを企画しました。 10月10日に開通する二つのトンネルをみんなで歩きました。秋の晴天に恵まれ楽しい一日でした。

 久木野から熊本方面へ、まず「南阿蘇トンネル(757m)」があります。
トンネルを抜けると眼下に長陽村栃ノ木地区が見え、山並みの中腹は地獄垂玉温泉が望める原野に出ます。
その開けた山の中腹を200mほど歩くと「俵山トンネル(2057m)」の入り口です。
「俵山トンネル」の入り口から約900mの地点に久木野村と西原村の境界表示板があり、
トンネルを抜けしばらく下ると、右手下に国道57号線の立野、全面には西原村、熊本平野、遠くに有明海が望めます。
今回のトンネルウオークは「俵山トンネル」を出た所で折り返しました。往復約6kmです。地図はこちらです。

 役場の全職員を含めたスタッフは8時集合。
実行委員長、村長の「お客様に心を込めておもてなしをしましょう」との挨拶が終わるのもつかの間、早々と一番乗りのお客様 が到着しました。
元気なKSN熊本シニアネットの皆さん

イベント会場

 写真をクリックすると拡大表示します。

 綺麗に整備されたトンネル内は、車の排気ガスもなければ、エンジン音やタイヤの摩擦音もしません。
中は参加者の楽しい話し声や靴の音です。以外と音は反響しませんでした。
南阿蘇
 トンネル
久木野村側「南阿蘇トンネル」入り口  乳母車に乗ってくぐったトンネルも、いい想い出です。
 約1600人の参加者は、午前10時15分爆竹の合図と共に混雑もなくトンネルに吸い込まれました。

学習広場
 工事を担当された熊本県阿蘇地域振興局土木部職員の方から、トンネル工事についての説明がありました。
山並みは「烏帽子岳」「御竃門山」「夜峰山」です。
俵山トンネル入り口
 私は俵山トンネルは通りませんでしたが、学習広場で皆さんを待ちました。
 俵山トンネルは2057mですが、小さな子供連れのご家族も元気に引き返してきました。  昼時、道路の真ん中に座れるのも今日限りです。皆しばし若者にかえりました。

心地よい疲れに心を込めた「おもてなし」
終 点
 南阿蘇トンネル内からの湧水は年中涸れないそうです。この日は側溝からポンプアップし、孟宗竹の穴から流れ落ちる清水は、みんなの疲れた身体を癒してくれました。  それとお腹の胃袋も満たしてくれた「だご汁」も、心配された混雑もなく好評でした。
掛け替えのない自然の素晴らしさ、自然の偉大さを肌に触れた貴重な一日でした。

 この日の何十枚の写真の中で一番好きなショットです。この後、お父さんのカメラで撮ってあげましたら、お二人とも寄り添って“ピース”をされました。楽しい想い出の一日を過ごされたようで、私も嬉しくなりました。  「備えあれば患なし」盛会に無事終了したその夜、安堵の余韻さめやらぬ夕方から、企画観光課の職員を除く観光協会の会長と役員が集まって乾杯をしました。
       「ご苦労様でした」
俵山バイパスは無事10月10日に開通しました。開通式典はこちらです。