船木鉄建の鉄骨建築

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建築物には、柱と梁(構造体)に使用する材料によって、

木造
 (一般的に見られる在来工法や2×4工法など、木を骨とする建物)
鉄骨造(通称 S造)
 (主にJIS規格品化された構造用鋼材を骨とする建物)

鉄筋コンクリート造(通称 RC造)
 (鉄筋と言われる異形丸鋼にコンクリートを絡ませた物を骨とする建物)
鉄骨鉄筋コンクリート造(通称 SRC 造)
 (鉄骨に、鉄筋とコンクリートを絡ませた物を骨とする建物)

などがあります。
その中で、当社が主業務とする鉄骨建築(建築鉄骨)には、以下の様な特徴があります。

1. 材料の強度
鉄骨建築に使用される鋼材は、高強度であり非常に粘り強い素材で、基準強度は、木材やコンクリートに比べると、なんと10倍以上の強度を持っています。しかも、他の材料と比べ、圧縮・引っ張り・せん断の3大応力に対しての強度はバランスが良く、曲げ応力にも強い素材です(図1-1)。
   (図1-1)
鋼材は粘り強いです。

木材とコンクリートは、降伏点(≒基準強度)を超えるとすぐに破断するが、
鋼材は、降伏点を超えても粘り強く、なかなか破断しない。
2. 材料の信頼性
鋼材は皆さんにも馴染みのある、日本工業規格(JIS)の管理下で製造される、工業規格製品である為、製品のサイズや成分、強度などの品質にバラツキがありません。木材は天然素材である為、材料が一定の強度を持っている事はほとんどありません。コンクリートは、その成分であるセメント、砂、砂利などの品質や分量の配分、あるいは、コンクリートの打設時の天候、環境、養生方法などにより品質や強度が変化してしまいます。その為、鉄骨は、他の材料に比べ、信頼性の高い素材と言えます。
3. 設計性
鉄骨建築では「片流れ屋根」「切妻屋根」は勿論、苦手と思われている「寄棟屋根」も出来ます。アーチ形状の屋根など鉄骨の得意分野です。また、鋼材その物が丈夫な為、変形した敷地に柔軟に建物の形状を合せたり、1階よりも2階の方が大きく張り出した建物や、工場、車庫のように広い間口が必要な建物に最適です(図3-1)。他の工法で間柱を設けずに10mを超える大スパンをつくるのは大変な事ですが、鉄骨建築なら容易に可能となります。大スパン、大空間、自由な形状など鉄骨建築は設計性に優れています。ちなに鉄骨建築の構造には主に、鉄骨の部材特性を生かした「ラーメン構造」や、揺れを大幅に減少させる、「ブレース構造」などの設計方法があります。
        (図3-1)
広〜い間口の屋上付車庫
4. 材料の弱点
全ての建築材料には弱点があり、木材は腐り、コンクリートは中性化による強度低下、鉄は錆びます。しかし、現在ではそれぞれに対策方法があり、適切な予防を行えばほとんど問題ありません。鉄の錆びには錆止塗装やメッキ処理などで錆びを防げます。ちなみに鉄は、防錆処理無しの雨ざらしの状態で10年かけて厚さにして1ミリ錆びると言われていますが、鉄骨建築の構造体に用いられる重量鉄骨の最低板厚は5ミリ以上あり、実際には錆止塗装などで防錆処理をしますし、ずっと雨ざらしと言うことは、建物としてほとんど無いので防錆処理された鉄骨は心配は要りません。
5. 環境問題
鉄は皆さんもご存知の通り地球から、「火」によって生み出されるもので、役目を終えた鉄は再び「火」によって溶かされ、再生されます。ジュースなどのスチール缶は勿論、建築に使われる鉄骨も廃材屋さんなどに回収され、無駄なくリサイクルされます。その為鉄は、人間にとって大事な資源であり、土に帰す事の出来る地球にとても優しい素材です。
6. 大臣認定制度
鉄骨加工業界には、建築鉄骨の品質確保及び鉄構業界の健全な発展を目的とした「全国鐵構工業協会」略して「全構協」という組織があり、そこに属する鉄骨加工工場の、取扱う建築規模などにより、5つのグレードに分類し管理されています。そこでは国土交通大臣が認可した「性能評価業務規程」(評価基準等を定めたもの)に基づき、厳しい審査(品質管理体制や工場設備、必要資格者の有無、社内教育の実施状況などの書類及び実態の確認)を行い、各、鉄骨加工工場の性能を大臣に代わり、評価しています。グレードには「J・R・M・H・S」があり鉄骨加工工場は自社の取扱う建築規模などにより、必要と思われるグレードを全構協へ申請すると、各、関係大学教授、博士、建築士などの学識経験者の公正な立場から、厳正に審査され適正を認めてもらいます。その、全構協での審査をクリアし大臣へ申請すると大臣認定工場となります(図6-1)。鉄骨建築は鋼材の品質は勿論のこと、接合部の溶接が命です。鋼材の品質は前に記したようにJIS規格品として信頼できますが溶接はどうでしょう?溶接免許を持っているだけでは信頼できません。常に進歩する最新の技術とノウハウが大臣認定工場にはあります。未認定工場でも鉄骨加工は可能ですが、「安心」が必要な方は認定工場をお勧めします。ちなみに、当社はRグレードを取得しています。取扱い建築規模は、高さ20Mまで(5階建てまで)で、延床面積は3000u(約909坪)までとなっています(図6-2)。
(図6-1) (図6-2)
大臣認定取得の流れです。 当社取扱い建築規模です
 


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