善行者:(株)日立プラントテクノロジー
コーポレート・コミュニケーション本部
福田俊弘様

福田さんは、長年にわたり、特技のエスペラントとマジックを活かして、国内外各所でボランティア活動(アフガニスタン、イラン、エチオピアなどの小学校・孤児院でマジックショー、神奈川県逗子市の中学校などでは国際親善の授業)を行い、地域社会に多大な貢献をしております。
このたび、関東支部では2月8日に高田支部長が(株)日立プラントテクノロジー本社応接室で福田さんを表彰いたしました。
なお、福田さんは、昨年12月16日〜22日の間、NGO「ヤーデム」(日本エスペラントマジック友好協会)の友好親善活動の一環として、エチオピアの孤児院や大学を親善訪問し、マジックや木笛を披露し現地の子供達に喜ばれました。
また、大学では国際共通語エスペラントによる友好親善を図っております。







マジックに大喜びの孤児たち
アジスアベバ大学で

輝いてます  マジックショーで国際親善

マジックショーのボランティアを通じて国際親善活動を行う
福田俊弘(ふくだとしひろ)さん(脚折町・63歳)
                 アフガニスタン「山の学校」にて

 口ひげに山高帽(やまたかぼう)が定番の衣装。「サルートン(こんにちは)」エスペラント語によるあいさつで福田さんのマジックショーの幕が開く。紛争で国を追われ難民となった方々の心を少しでも慰めたい、とマジックショーを始めたのは今から11年ほど前のこと。これまでイランやアフガニスタンなど世界30か国以上でマジックショーを行い、たくさんの方々を笑顔にした。

訪問先は、格式高いホールから学校や孤児院、難民キャンプまでさまざま。持ちネタは200を越えた。先の見えない不安から暗い表情をしていた方が自分の披露するマジックで表情が明るくなってくる。
「希望の少ない暗い難民生活の中でこういう娯楽はうれしい。この楽しみはずっと心に残ります」との言葉に力が入る。「財政的な物資の支援も大切だが、同じくらい心の支援も必要だと感じました」と回想した

  マジックは、心をつなぐためのひとつのきっかけだった。もともと国際親善に興味を持ったのは『エスペラント語』という共通の母語を持たない方々の意思伝達のために創られた『世界共通語』を学んだことからだった。やがて異なる文化をもった世界の方々と親善を深めるには言語だけでは不十分だと感じ、思いついたのがマジックだった。
その手軽さもあり、さっそくベトナムで披露したところ予想以上に喜んでもらえた。その時の手ごたえが現在の活動につながっている。

  当初は仕事のやりくりをしながら有給休暇を取得し、個人旅行レベルで行なっていた活動も、NGO組織となり勤務先からもさまざまな支援を受けられるようになった。その勤務先の立場が10月から嘱託社員となり時間に余裕も増えてきた。これを機に身近な地域のボランティア活動にも重点を置きたいと考え、現在は仲間を募っているところだ。

  「ボランティア活動は、やってあげるではなくやらせてもらうこと。異国で出会った人々の笑顔を身近な地域でも増やしてゆきたい」と語る福田さん。今後の活動が楽しみだ。

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