*ヤーデムホームページへ


写真で見るカブールの今!!! ( 2004年9月の表情)

1.カブール市内の通りと建物
2.にぎやかなカブールと人たち
3.崖の住宅と元気な子ども達
4.戦争の傷跡
5.パグマン(カブール憩いの地) (カブールから35kmの郊外)
6.カブール大学


アフガンエスペラント友好協会創設について(アフガニスタンカブール大学)

2004年9月23日にアフガニスタンカブール大学に「アフガンエスペラント活動友好協会」AAAdEM( Afgana Amika Asocio de Esperanto-Movado )が設立されました。

アフガニスタンでは、国際共通語エスペラントの組織はアフガン史上初めてです。

(エスペラントは、最近出来た東京駅周辺開発「オアゾ」((エスペラント語から採用、日本語でオアシスの意))ですこし知られるようになっていますが、130年前にポーランドのザメンホフ博士が平和を祈念して、造った言葉です。現在世界中で100万人がエスペラントを話すと言われています.

アフガンにエスペラント組織を作る本プロジェクトは、私が主宰するNGO日本エスペラントマジック協会JAAdEMが中心となって、アフガニスタン大使館のご支援と()日本エスペラント学会(理事長 柴山純一 早稲田)の後援により実現したものです。

この新しく出来た組織のホームページは以下のアドレスです。

http://www2u.biglobe.ne.jp/~fukuto/aaadem/aaadem.htm

9月23日に大學内の美術学部の講堂で、ポパル学長や美術学部学部長の出席のもと、約200名の学生が参加した、エスペラントの集い(エスペラントマジックショー)で協会の発足が宣言されました。

カブール大學の学生が10名、本組織でエスペラントを学ぶことになり、希望に燃えてスタートしました。かれらのうち8名は、アフガン難民の状況で、現在家族はイランやパキスタンの難民キャンプに避難しています。

カブール大學は、授業料、寮費や食費も全額国家負担のため、彼らは大學で勉学可能な状態になっています。

世界エスペラント協会(会長 Renato Coesetti オランダ)からは、全世界のエスペラント組織に、AAAdEM創設の通知があり、各国のエスペラント協会からお祝いと支援のメッセージが来ています。

1モンゴル2リトビア3デンマーク4フランス5メキシコ6ネパール7アルメニア8パキスタン9カザフスタン10イラン11アメリカ12韓国
13日本14イギリス15ベルギー16アルゼンチン17ブラジル18オランダ

本プロジェクト創設のきっかけは、今年の2月にイランのマシャド市にあるアフガン難民キャンプに、国際ボランティアとしてエスペラントマジックで慰問に行ったことにあります。

彼らは難民の希望がない辛い閉塞状態を、世界に向けて希望をもちたいと国際共通語エスペラントを学び始めていました。

しかし、彼らも来年の4月までに、イランから強制的に母国に送還されることになり、エスペラントの夢も、アフガンに受け入れる組織がないため、途絶えてしまうことになります。

そのため、彼らが帰還する前に、母国に彼らを受け入れることができる、エスペラントの組織を作る必要を強く感じたことが、今回の活動の動機です。

11月には再度カブール大學を訪問し、エスペラント学習用の学習教科書やCDプレーヤ寄贈して、更に勉強が出来るように環境を整えてくる予定です。

また、来年の春には、アフガニスタン第1回のエスペラント大会をカブール大學で開き、アフガンにエスペラントをしっかり根付かせたいと計画しています。

日本エスペラントマジックktp友好協会 会長  福田 俊弘  2004.9.27


*ヤーデムのホームページへ