・ホテルと帰りの飛行機でうなされた
初めに
このレポはふくふく個人の感想です。
また音楽の知識とかそういうものを持ち合せていない人が書いております。
だから、苦情とか困ります。
蝦夷2002は、今迄見たフェスタの中で最低だった。
(なぜならばブランキーが出ているフェスタしか行った事が無かったから)
そして、ライブも最低だった。
(ブランキー関係のライブ以外・・・以下省略)
何がこんなにふくふくの心を打ちのめし、イラつかせたのか
整理がてらに書き綴ろうと思います。
-理由-
1.JUDAがどうにもダメだった。
2.自分が悪かった。
2-1.期待し過ぎた
2-2.スタンディングゾーンの仕組みを解っていなかった
3.客が(回りが)悪かった。
(良い悪いというより、JUDAをイラつかせるという理由になった。)
ユダがどう悪いってのは、曲自体とかカッコ良くて上手な3人とか、理由はいろいろあるんだけど、
上の理由を含ませながら、レポを書いて考察してみる。
ロックフェスという形において、他と比べる。
他のバンドのファンに対し、
「俺の好きなバンドはこんなにすげぇんだぜ?」
って、証明&体感させたい。
という気持ちを勝手ながら持っている。
だから、それまで
「蝦夷のベストアクトは、何処のバンドだ?」って、
考えてた。
ハイロウズが良かった。
ドラゴンアッシュの時なんか一緒のシート人達と爆睡をこいてても
ハイロウズの時は違った(笑)。
歌も良かったし、降りて来てくれたし、アンコールしてくれたし。
「ロックフェスに来たんだ。」って、体感させてくれた。
(ドラゴンアッシュのヴォーカル(?)の人。)
(MCで「早く終わって上手い酒が飲みたいデース」(みたいな事を言ってて))
(・・・・。)
(始まる前から終わった話してるなんて、、、、どうかしてる。)
そこに迫るのは、スカパラ
カッコ良かったし、民生くん登場したしね。
客の惹きつけ、レジャーシートのエリアは勿論、その回りの人々、
そして、トイレに並んでいる人々まで見てたと思う。
昼の部で多分一番の動員。
(レジャーの更に横のエリアの柵を無くして、解放させるキッカケになったと思う。)
ミッシェルは、そんなでもなかった。
ファン筋に聞いたら、「新曲が多かった」みたい。
ミッシェルは多分きっと雰囲気をとったのだと思う。
最初の曲で「♪日が沈みかけて〜」とか、「♪夜が〜」って、
歌ってたけど、まさに太陽が隠れて暗くなる時間だった。
紫の空にミッシェルは充分カッコイイんだけど、
最初にぶっ飛んだ曲の方が良かった。(と思う)
風が出て寒かったんだ。
たぶん人がいっぱいいて寒くないスタンディングゾーンの人も寒かったと思う。
有名所で勝負?
ファンを唸らせる曲で勝負?
どっちがいいのだろう。。。。
それすら超越して、「ナニか凄い事が起こっている!」って、すべての人に思わせる曲。
(Blankeyの最後のFujiのパープルジェリーみたいな)
そんなのがふくふくは理想かなぁ。
1位ハイロウズ、2位スカパラ。
って、ふくふくの順位を覆す人が出てきちゃったんだ。
井上陽水
ミッシェルの後、ふくふくはその後の10時間以上の怒涛のチョイス(JUDAから一気にRED
Star Fieldに行って、
途中のロザリオスになだれ込んで、ROSSO聞いて、更に、達也が朝まで叩き続けて、それにみんながセッションで絡む)の為の体力をつけなくっちゃと、ゴハンを食べに行ったの。
(↑勿論、食べなくても行きますが)←ふくふくを解っている人ならうなずいてる・・。(笑)
で、みんなでジンギスカン食ったんだけど、その帰りに
「もう陽水やるけど、聞いた事あるのの方がいいね。」
「"傘がない"やったら、すごいよね。」
「"傘がない"を初めて聞いたときには・・・・」
とか喋りながら、シート場所に歩いてたんだけど、
1曲目に本当にやった。
うぉー!
って、3人で顔を見合わせて、急いで戻った。
戻ってくるとき他の人のシートを通らなきゃならないんだけど、
誰もが陽水を見てた。
で、"アジアの純真"。パフィーの曲を民生が歌ったり、陽水が歌ったりは知ってたけど、
ここに持ってくるとは!
みんなめっちゃニコニコ。
それに身体が寒かったんだ。
急いで戻ってきたのにもう冷えてた。北海道はそんなに寒い。
最初から立ち尽くしている人はもっと寒いと思う。
そこで踊れる曲。
陽水。ニヤついてサングラスかけてるけど、ただ者じゃない。
ライブ構成上手?って、思うというか年の功を感じさせた。
久しぶりに聞く曲、"アジアの純真"
「流れ出たらASIA」みんなご機嫌で一緒に歌う。
斜め前のスパニッシュ系の外人さんはびっくりしてた事でしょう。
子供も躍ってる。時間帯、雰囲気、懐かしさとかいろいろあると思うけど、
そういうのも味方に付けるって、大切だよね。
そして、"リバーサイドホテル"(題名自信なし)
!!!なんかさー、客の心を掴んでるんだよ。
すっげぇなー。
そして「少年時代」を出す。
キャーとかの歓声が上がるんだよね。
この時点で、スカパラを超えてしまった。
最初の"傘がない"で、スカパラに、ぐぐぐって、迫ったんだだけど、
この一連で抜いてしまった。
とうとう陽水コールが起こる!
「陽水!陽水!陽水!」(なんかサッカーみたい)
でも、会場がすごくいい雰囲気だった。
そして、極めつけが、"Good bye"(題名自信なし)
鳥肌が立った。
いや、空気を突き抜けて、心臓じゃなくて、心の芯に伸びてくるというか、
動けない状態。
1999年のUAの"ノハラソング"(題名自信なし)級だった。
彼女(UA)は、死んでしまったフィッシュマンズの人を偲んで、
バックバンド無しで、アカペラで歌った曲。
あの時に似てた。
突き抜けてた。
人は何処に向かうの?
涙が出た
すごかった
つまり、ユダはその期待をかけちゃったんだ。
初ユダだったし、浅井健一に惚れてるし、
そして、結論から言うと、その結果JUDAは、1999年の椎名林檎状態。(UAの次の順番ね)
その演奏自体は悪くなかったんだけど、好きな側から見ると、
「なんで!なんでなんだよ!」って、ライブ。
話を戻す。
ぞぞぞぞ!って、きた感動をユダのライブの期待に転化したふくふくは、
やる気満々で、陽水が終わった時点から、移動開始!
(ハイロウズを超えた陽水を抜くのは、我らがベンジーしかいねぇ!って。)
まだ、忌野清志郎&矢野顕子、マッドカプセルマーケッツがあるのに移動。
1999蝦夷、2000Fujiで、柵を作られているのをしっかり学習&突破しているふくふくは
準備万端を期すために、前へ前へ。
忌野清志郎&矢野顕子で、5列
マッドカプセルマーケッツで、2.5列
そしてJUDAでなんと1列目をGet!
初マッドカプセルマーケッツは凄かった。
なにが?って、人が雨のように振ってくる(笑)。
回りに2人ぐらい女の子が居て、「大丈夫か?」って、思ってたけど、
ギュウギュウになった上に、上から人が振ってくると、
ガーンって、しゃがんじゃって、逆にみんな危ない。
そこが溝になって、詰まっちゃうし。
「頭を守って、前に投げ捨てるんだ。」
みたいな事を教えた。
実行してたかわからない。
酸欠と、動きの取れなさとテンションの高さと久しぶりのライブで、
クラクラした。
初マッドだし(笑)。
でもねー、なんか気合が(気持ちが)後から後から出てきたので、
全然苦じゃなかった。
まだまだ大丈夫。
bjcのヤバい時はこんなもんじゃなかった。って感じで。
曲数が少ないのも理由の一つかもしれない。
ペース配分がわからなかったのが失敗。
マッドのoioiには耐えられたし、片手を上げてると、
振ってくる人間に対処しやすいんだー。って、勉強になった。
あと、服装が甘いもん。
着込んでいる人とかなんか全然、相手じゃない。って、感じ。(笑)
で、ユダ。
最前をゲットしたものの、久しぶりのライブで始まる前に喉が渇いて
また、クラクラした(笑)。水ー。
横を見ると、2つ隣にろろさんが居た。おす。
(お互い最前列をGETしました)
押しに押して3人が登場。
生で初めて見るユダのメンバー。
なかなかカッコイイ。
演奏も上手だった。
"テキーラ"で観察。
ドラムの人は達也ほどじゃないけど、切れがあった。
達也のドラムのイメージがドババババ!に対して、
池畑さんは、スパパパ、パン!って、感じ。(なんだそりゃ。)
多分ボクサーのパンチの違いみたいに、しなりがあるんだと思う。
これはこれでカッコイイ。
ベースの人は、アクションが大きくって、ちょっとカッコ付けしいみたいな
印象も受けたけど、上手だった。
容貌も体つきもカッコイイ。
そして、"ガソリン"
ブランキーの曲をやるのは複雑。
喜んでいる友達もいれば、悲しんでライブ会場から出てしまった友達もいる。
ふくふくはその状況を聞いただけだったし、
体験して、素直の思うところを自分で感じようと思った。
心境からは聞きたくないけど、行っている事は事実なんだし、
痛みを伴うかもしれないけど、それもこの蝦夷の目的の一つだったんだ。
"ガソリンの揺れかた"は良かった。
ブランキー並とは行かないけど、暴れたくなるような衝動に駆られた。
回りは、ライブの「Lovey baby」が知らなくって、
ち、シロウトめ・・・とか思ってたんだけど、お構いなしに乗れた。
(この回りが後々、JUDA=嫌なバンドと思わせる要因の一つになってくるけど後に回す)
でも、ユダの曲を聞いて、新曲を聞いているうちに、
だんだん気分が良くなくなってきた。
印象に残らないんだ。
あと、新曲なんて、今迄のシャーベッツの曲とかを混合した曲じゃん。
歌詞も、、、、、またかい!って、感じで。。。(Sexやりまくろうみたいな部分)
・・・悲しくなってきた。
そして、3人がノリノリなのも嫌になってきた。
こんなんで満足なの?
ベンジーはまたギターが上手くなってた。
身体を後ろに倒しながら弾くのも、すっげぇカッコイイ。
それも悲しかった。
ベースの人とジャンプ。
何度も。
きっと言い合わせてるんだね。
ソツの無い演奏。
予定調和の動き。
"アレンジの入ったロメオ"
"戦っていないアイスキャンディ"
どんどん、どんどん気分が悪くなってきた。
うつむきがちになってきた。
"ロメオ"。ブランキーファンにもっとも愛されている曲。(だと思う)
Baby babyの勢いを持ち、歌詞、ライブ共に
これぞブランキーだ!って、曲。
変わってた。
ユダのロメオなのかな。
こんなロメオじゃ「パーティは永遠に続く」なんて思えない・・・・・。
ブランキーの時には本当に思ってたんだ。
みんなと会えて、ブランキーみて、ニコニコして「またライブでー。」って。
パーティみないな人生を楽しく生きていこうぜ。って。
信じれない。
今、書いてても、悲しくなってきた。
吐き気がする。
同じ顔して、ロメオを歌うな。
"戦っていないアイスキャンディー"
ふくふくが大好きな曲。斜陽と1位2位を争う曲。
ベンジーは流してる。
適当なギター。
達也だったら!
ユダのドラムは凄いと思うよ。
でも、それだけに、そんなベンジーが見えて、つらくなった。
うつむきがちで頬杖ついている最前列の紺のbjcのTシャツを男はたぶん、ふくふく。
最後の曲
「みんな騒ごうぜ」
"スカンク"
もう、全然面白くなかった。
ちょっと暴れた。別な理由で。
そして、終わったらダイブの人達のように前に降りて
トボトボ帰った。
気分が悪かった。
ムカムカした。
悲しみも怒りもあって、陽水の相手にならなかったことも、
全部グルグル回った。
今迄の事を瞬時に考えて、消して、また思い出してた。
フェスタどころか今迄のライブ人生で最悪の気分。
声がかすれたベンジーとか、演奏が首をかしげるとかのような
問題じゃない。
決定的だった。
今迄に、シャーベッツのライブの後で、
「もしかしてベンジー今のシャーベッツで人気があると思ってるの?」
「地方ガラガラじゃん。」
「なにが東京ベイビーズだよ。」
「赤坂ブリッツだけだよ一杯になるのは。」
とか思ってて、シャーベッツが休止になって、、、、
ユダが出来て。
なんにも変わってないじゃん!!!
きっと、ユダでも人気あると思ってるんだよね。
だからご機嫌なんだ。
なんでユダって、名前なの?
確かにユダの解釈でユダは裏切り者では無いって、解釈は存在する。
キリストを差し出したけど、
キリストは裏切られる事を知っていたのだから、そしてユダは行ったのだから・・・。
あと周りも要因の一つになった。
今のユダが好きみたい。(多分好きなんだろうよ)
だいっきらいだよ。ブランキーの曲に対してoioi。
いつから出てきたんだ?
ディズニーランドでoioi。
ブランキーの曲では1曲もしてほしくない!
ベンジーのギターが、3人の演奏が聞こえないんだよ。
蝦夷のスタンディングゾーンの仕組みを解っていなかった。
これはふくふくが悪い。
場所を変えれば良かった。
oioiとかの時点で。
前に出されると、大きく回って、仕切りより前に戻れなくなっちゃうと思って、
そこに居たのがいけなかった。
スタンディングゾーンの端っこで見ていれば良かった。
端っこに途中でも行けば良かった。
いや、蝦夷に来ないでユダを聞かなければよかった。
イライラに考えに押しつぶされそうだった。
悲しさもイライラも最高潮だった。
ひできっくに電話した。
かなり悲しかった。ヒドい口調だったと思う。
声が裏返ってたかも。涙声かもしれない。
ごめん。
蝦夷に来ている人にも感想を聞きたかった。、
でも、みんな見ていないんだよね。
REDステージ行ってる(最初からユダを切っている)。
ふくふくは、この後もうダメだった。
ロザもROSSOも気力が沸いてこなかった。
セッションも遠くで聞いてた。
勝手に特別視してたからなんだけど、それだけに重くつらい。
寒い北海道。
残りの時間を乗り切る自信は無くなっちゃった。
2002.8.19がブランキーの解散をふくふくが本当に受け止めた日になった。
もう3人が一緒にやるのは皆無に等しい。と思う。
もし、もしも、あの状態で3人が揃って演奏したとしても、
何も生まれないと思う。
あのユダの調子(曲、歌詞、演奏の楽しそうな感じ)のベンジーは、
ブランキーの事を思うはずが無い。
ブランキーの曲をセッションでやったら、ユダに失礼になってしまうって、ふくふくは思った。
違う。そんな気持ちを持つくらいなら、ユダすら創らない。
なんなの?
NO MUSIC = NO LIFE
ぐらい思ってて、そのミュージックの殆どを占めているブランキーが
もう無いとしたら、生きていれないのでは?とも考えた。
(じゃぁ死ねよ。って、感じですか。ははは。)
会社とか
ムカツク政治家とか
ふくふくも美化委員になろまい!とか
なんか
なんか気負わなくても、ブランキーあっての部分というものは絶対あったんだ。
今は何も考えられない
お酒を飲もうと思った。
でも、絶対ダメになりそうで、ジャワティーにした。
イライラと悲しみが交互に襲ってきて
全然痛みが弱くならない。
オカシクなりそうだったというか、ちょっとオカシかったと思う。
ROSSOが始まっても苦しい。
BOOMを聞いているときにも思い出して、苦しくなった。
北海道から帰る時に
心にブランキーの曲が流れなかった。
いつもは自然に"風になるまで"とか"悪い人たち"の終わりの部分とか流れてくるのに
ブランキーを知ってから、ブランキーしか見て無くって、
他の音楽家は、いや他の事柄なんか、もうほんとどうでもよくって、
ずーっと生活の一部に置いてた。
出張行ったときや、船の中や、車の中や、バイクのウォークマンも
ブランキーがあって、解散したって、何も変わらなかった。
それは、彼らの音はもとより、彼らが好きだったから。
こんな風に、こんな気持ちになるなんて。
自然に浮かんできたブランキーの曲のたびにユダが浮かんでくるかと思うと
悲しくて、怖い。
ブランキーが戻ってこないのも悲しい。
2日前に戻りたい。
そしたら-------------
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