・車泥棒


車泥棒は、かなり逝っちゃった話し。
ふくふくは実際バイクを盗まれたことあるけど、きつかった。

一流の腕。
歪曲した心。
でも、元を辿ると子供の頃の出来事に行き着く。
理不尽な事や、向こうの言い分の正義。
それを社会に対して戻しているだけだよ。

でもこれだけは言っておくぜ
オレハクルマドロボウ


この人の不幸なところは、
別の支えがなにもなかったこと
取り戻さなかったこと
行動を起こすということは何らかの摩擦が起こり、
何らかの事態が生じる
空港、ダム、立ち退き、親に捨てられた宝物、
友達や別れや
台風や裏切りや

・・・・・・・・それた。
それでも、人は進んでいくんだ。
勝ち取り、切り捨て、掴み、切り売って。

でも、そんな生業(なりわい)に逆行している種族も存在する。
次々に世に新しいものを生み出す力を持った生物と
奪うことだけに、金儲けではなく、その作業に徹している生物。
天賦の才

金目的では無い殺人。
(当然、復讐とかは除く、快楽であるかないかは別として、
「ただ殺した」とか「人が目の前を通ったから」、「いい天気だから」とかの類い)

そんな匂いがする。


分析するなよ。
どうだっていいぜそんな事柄
興味無いし

気になるのは
盗れるかどうかだけ


これだけは言っておくぜ
俺は車泥棒
腕は一流さ


・・・・・・・・本当に?
そうなの?
とめて欲しいんだろ?

だから、精神科の医者のことを考えたり
原因である理由を追ってみたり
宇宙の形を考えたり
子犬のことを考えたり

この狂った世界のことに対して、相対しながら
あゆんできたんだろ?

多分あなたは盗むのを辞めはしないだろう
子供のときによく飛び降りたブロック塀のことを思って
車泥棒を自覚して

Oh Yeah〜
No no no no




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