「東北の駅百選」の我が家の歩み

・・・この時が始まりです、2008年編・・・

2008.07.05〜06
磐越西線、只見線を訪ねて奥会津へ一泊二日で行ってきました。
  
7/5:朝早く東京を出発して、関越自動車道をひた走り、
新潟県新津駅へ9時過ぎに着きました。
途中、赤城SA、関越トンネルも順調に通過しました。



新津駅は、羽越本線、信越本線、磐越西線が交差する鉄道の要所で、
新潟駅などへ向かう普通列車、快速列車が次々とやってきました。
約1時間後に「SLばんだい物語号」が新潟駅からこの新津駅へやってきます。

  
新津駅から先回りして、@磐越西線で撮影する最初の駅「猿和田駅」に到着しました。
この駅はアジサイが咲く駅として紹介されています。


磐越西線の代表格「キハ110系」は元気でした。
SLを待つ間に「アジサイの花」を楽しみました。

  
A会津若松へ向う途中の山越え区間      B一つの峠を越えた「上野尻駅」付近
  
「上野尻」の田園風景の中、再び山越えに挑む「SLばんだい物語号」
 
C西会津手前。峠越えの真っ最中の「SLばんだい物語号」
はるか上の国道から見下ろした長男に教えてもらったPoint(SLは真下のトンネルへ)

 
D山都(ヤマト)駅を発車した「SLばんだい物語号」は、阿賀野川の鉄橋を渡ります。
JRの「SLばんだい物語号」ポスターでも常に紹介されえる名所です。
計5ヵ所の磐越西線C57の撮影を最後に、只見線C11の撮影へ移動しました。

 
只見線「会津宮下」から只見川沿いに奥へ入った所にある
鉄橋を見下ろす「名所」に到着しました。
既に多くの人や車が居て、高額なカメラや三脚が「場所取り!」をして居ました。

  
E会津宮下駅付近のトンネルを出てきた「SL会津只見号」はそのまま鉄橋を渡っていきます。
F只見川を渡ったSLは、我々が居る岸の下を会津宮下駅に向けて駆け下りて行きました。

  
G会津宮下駅では、少々停車して居るので先回りして出発直後の列車を撮影しました。
H更に、イベント停車する「会津柳津駅」でも追いついて、
力強く発車する今日最後の撮影となる「SL会津只見号」を見送りました。


透とお父さん、お母さんは駅のSLイベント横目に歩いて、
今日の宿泊地「ホテルかわち」へ向かいました。
この旅館には、ちょうど一年前(2007/07/07)に宿泊したことがあります。
長男と次男は、旅館に戻る前にさらにSLを追いかけて行きました。

 
長男たちは、会津若松駅へ向けて会津盆地を疾走する「SL会津只見号」を撮影して
17:00に旅館に戻って来ました。
その間、透とお父さんは「源泉掛け流し温泉」に入って汗を流して居ました。

  
内湯と露天風呂にゆっくりと入りました。
お料理も盛りだくさんで豪華でした。
一言:昨年10月に「関東の駅フォトラリーコンテスト」審査委員長賞を受賞した時に副賞として頂いた
「JTB旅行券」を使ったので実質的な個人負担額は半額で済みました。

  
7/6:一夜あけました。
只見川の川面は霧が立ち込めて幻想的でした。(朝6時過ぎには消えてしまいました)

 
I二日目は、会津盆地の外れにある只見線「根岸駅」付近から始めました。
会津若松駅から会津盆地を大回りして会津坂下駅に向かっています。

  
「根岸」でSLを見送った後、「会津坂下−塔寺」間へ先廻りしました。
午前中だというのに”とっても暑い日差し”でした。

 
Jこれからの急勾配に備えて、「猛烈にダッシュするC11蒸気機関車」が見れる場所
と言う事で、ここにも多くのカメラマンが集まっていました。

 
K直前で撮影した「会津坂下−塔寺」間は勾配がきつく、SLはゆっくりゆっくりと登ってきます。
愛車「マークX Gio」は、あっという間に追い越して
「塔寺−会津坂本−会津柳津間」の踏切で再びキャッチしました。

  
L昨日撮影した「会津宮下付近」へ到着。
やっぱり、福島県以外の車が多く(80%)来ていました。
今日の列車の向きが違うので構図も違う事になります。

 
M透とお父さんお母さんの最後のSL撮影場所は「会津川口駅」としました。
この駅では、「一日駅長」なる催しが行われていて賑やかでした。

 
10分近い停車の間、乗客にはお茶などのサービスが行われましたが、
蒸気機関車には、給水、石炭の積み込み、車輪点検などがコマ目に行われていました。

 
駅員も耳を塞ぐ「出発の汽笛!」を後に、SL会津只見号」は出発して行きました。
  
汽笛とドラフト音を豪快に響かせて、会津川口駅を発車していった後には、
”けむり”がしばらく漂っていました。

  
会津川口駅より先にいって、鉄橋の所で待っていたお兄ちゃんたちの撮影した画像です。
透とお父さんお母さんは、
「東北の駅百選」に選ばれている
@「会津川口駅」前で記念撮影をしました。
  
暑くて汗みどろだったので、ドライブインに割引券のあった立ち寄り温泉へ行くことにしました。
立ち寄り温泉は「桐の里倶楽部」、軽食と源泉掛け流しが売りでした。
(割引券を使うと大人420円が300円になります)
 
露天風呂はなく内湯のみでしたが、「源泉のまま」の為44℃と熱いのです。
長湯はできずに汗を流して、
早々にクーラーの効く自動車に戻ったというエピソードもあります。
たぶん、厳寒の只見のでは、冬場は天国なんでしょう!

  
続いて、今朝まで宿泊した会津柳津まで戻って来ました。
目的は、柳津にある有名なお寺(
福満虚空蔵尊圓蔵寺)へのお参りと御札を受け取ることでした。
「家内安全、商売繁盛」の御札を承りました。
(お堂からは只見川の向こうに泊まった旅館が見えます)
  
お寺で御札を受け取った後A「会津柳津駅」へ移動しました。
その訳は、会津柳津駅も「東北の駅百選」で選ばれた駅だったからです。

 
只見線に3つある「東北の駅百選」に選ばれた駅の最後が、B「会津坂下駅」です。
SL騒ぎが通り過ぎた駅舎には、誰もいませんでした。

  
会津坂下出身者で関心を持ったのは、「高田馬場の仇打ち」や「赤穂浪士の47士」で有名な
堀部矢兵衛、堀部安兵衛のお墓があった事でしょうか。
この駅を最後に、磐越自動車道、東北自動車道を使って約4時間半で帰りました。

2008.08.07〜10
裏磐梯(福島)、羽黒山(山形)、鳴子(宮城)、一関(岩手)と4県の
「東北の駅百選」19駅を巡った、東北の夏休みを過ごしました。

 
8/7(木):C東北本線「白河駅」
「東北の駅百選」を訪ねる旅は、東北4県の内最も南にある福島県から始めました。
(「東北の駅百選」の駅は、7/6の会津只見線の3駅がスタートなので、
カウントは今回の白河駅がC番目となります)
  
さすがに百選に選ばられるだけあって、白い木造の歴史を感じさせる駅でした。
  
D東北本線「須賀川駅」 列車が来ませんでした。が、売店で一息つきました。
  
E東北本線、磐越東線、磐越西線、水郡線「郡山駅」
この駅から、あの会津の地へ向かう磐越西線も発車しています。


新幹線、電車、ディーゼルカー(ハイブリッド車も)、ラッセル車など、多彩な駅でした。
  
F磐越東線「三春駅」  列車が来ませんでしたが、日本調の新しい駅舎でした。
 
G東北本線「二本松駅」  安達太良山のふもとにある駅でした。
  
秋は菊祭りで有名な駅ですが...、今日は静かな駅でした。
 
H磐越西線「磐梯熱海駅」
駅名の「熱海」は、あの伊豆の「熱海」の地名から来ているそうです。

  
東北自動車道、磐越自動車道を乗り継いで到着。足湯にゆっくり入りました。
  
I磐越西線「猪苗代駅」  今日最後の駅でしたが、列車は来ませんでした。
 
休暇村「裏磐梯」  広々とした裏磐梯高原でした。
  
おいしい料理と酒を飲んで、温泉に入った後、はやばやと寝ました。

8/8(金):休暇村「裏磐梯」  朝は8:15に出発しました。
  
J奥羽本線、米坂線「米沢駅」  「白布峠」を越えて1時間15分で米沢へ到着。
  
下り9:30「つばさ」、上り9:41「つばさ」が次々に到着
 
K奥羽本線「かみのやま温泉駅」

特急「つばさ」と普通電車の本数は、「つばさ」の方が多いぐらいです。
  
L奥羽本線「山形駅」

奥羽本線に仙山線、左沢線も加わって、賑やか!でした。
 
M仙山線「山寺駅」  列車が来ませんでした。観光客も居ないので静かな駅でした。
 
「山寺(立石寺)」が駅のホームからも良く見えます。
 
N奥羽本線「天童駅」  将棋の駒で有名ですが、さくらんぼも名産です。
 
この駅でも「つばさ」と普通電車が顔を揃えました。
 
 
O左沢線「寒河江駅」  ホームの駅標識も「さくらんぼ」型
  
左沢線の車両基地もある「寒河江駅」は主要駅です。
  
羽黒山の国宝「五重塔」
静かな森の中に「荘厳にそびえる五重塔」の姿に感激

  
羽黒山に来てよかった!と改めて感じました。
 
休暇村「羽黒」  特別料理も加えて豪華に夕食。
今晩北京オリンピックの開会式がありましたが、日本選手団の入場まで見て寝ました。


8/9(土):休暇村「羽黒」  休暇村の横はスキー場!でした。
 
P羽越本線「鶴岡駅」  列車が来ませんでした。日本海が遠くに見えました。

Q羽越本線、余目から陸羽西線「酒田駅」   日本海地方の鉄道の要所!

行き止まりの0番線は「陸羽西線(奥の細道ライン)」のホームでした。
 
R陸羽西線「古口駅」  最上川のライン下り乗船場への最寄りの駅です。

山間の古い駅です。上下列車の列車交換が見れました。
 
S奥羽本線、陸羽西線、陸羽東線「新庄駅」  東北中央部の最重要駅と言えるでしょう。
 
新幹線のレールの終点。広軌レールの最後となる為、
車両もホーム毎(1番線から4番線)に区別されていました。

 
(21)陸羽東線「鳴子温泉駅」
 
新庄と古川(小牛田)からの列車が接続する駅
「奥の細道ライン」の塗装をしたキハ110系が揃いました。
 
(22)陸羽東線「有備館駅」  古い歴史的な「有備館」前に駅を新設
  
学生や見学者が訪れていました。
 
一関(清水原)へ急いで向かう為、
東北自動車道へは「長者原SA」のスマートICゲートから入場しました。

 
東北本線「清水原駅」付近に、臨時列車「快速みちのく」通過時刻の30分前に到着
昔、東北本線の特急「はつかり」、寝台特急「はくつる」「ゆうづる」として上野−青森間を
疾走していた「583系特急電車」が久々に走りました。

 
仙台−一関間の普通列車は701系です。
夕方、盛岡まで走った583系「快速みちのく」の回送列車が戻ってきました。


夕方、一関まで出掛けて、一関商工会議所主催のビアパーティへ参加しました。
 
夜、清水原駅まで透の希望で散歩。「夜の東北本線 無人駅(清水原駅)」
 
8/10(日):東北本線「清水原駅」付近 (早朝am5:00〜6:30です)

続々、EH200が牽引する貨物列車が通過しました。
朝早く、お父さんを起こした!透は、大喜びでした。


下りの貨物列車の方が圧倒的に多く、
6:00を過ぎて一関発仙台行きの始発普通列車がやっとやってきました。

  
am8:00〜お盆の墓参りを済ませて、岩手を後に東京へ戻りました。
中央の写真は「実家から見る透のお気に入りの風景」です。
全走行距離1,275Kmでした。すべての工程をお父さんが運転しました。

2008.11.08〜10
会津/新潟の紅葉・SL・温泉と、山形の紅葉・温泉を
満喫しながら、2泊3日の南東北旅行を行いました。

  
東北自動車道を北上、白河ICから、今年11月に開通したばかりの甲子トンネルを使って、
東北の駅百選選定駅
(23)会津鉄道「塔のへつり」へ到着しました。
紅葉の真っ只中の無人駅でした。今日は乗降客も多く臨時の駅員さんが配置されていました。

 
やってきた会津鉄道のディーゼルカーには、
「福島県の英雄!野口英雄」のイラストが描かれていました。

 
最初の磐越西線「SLばんだい物語号」撮影地は、
福島新潟県境にある「徳沢駅(福島県)」付近の新潟県側でした。
阿賀野川の対岸を走る「磐越西線」のSLがやって来ましたが、
煙がほとんど出ていませんでした。(この状態を「スカ」と言います。残念!)

  
SLが来るまでの時間、すっかり寒くなった河原で、透と付近を散策しました。
地元のおばちゃんと「急に寒くなりましたね」と挨拶をしたりしました。

  
通過したSLを追いかけて、次の撮影地まで移動しました。
今度は「山都駅」付近で「煙のあるSL」を見ることができました。
昼食は、長男が案内してくれた「期待していた、喜多方ラーメン」を食べました。

  
昼食後、(24)磐越西線「喜多方駅」へ到着しました。
この駅は、「東北の駅百選選定駅」の一つです。

  
続いて、東北の駅百選選定駅である(25)磐越西線「会津若松駅」へ移動しました。
この駅には、「SLばんだい物語号」が既に到着していて、再びご対面できました。

  
福島県会津地方の中心駅の為、駅構内には色々な車両が行きかっていました。
郡山まで行く719系快速電車、試運転中の”エコ”ディーゼルカーE120、
お座敷ディーゼルカー「ふるさと」「華」のキハ48が居ました。


会津若松から新潟へもどる、「SLばんだい物語号」を追い掛けて、
今日の宿泊地「新潟県にある咲花温泉」へ向かいました。
夕日を浴びながら「あの有名な山都橋梁を渡るSLばんだい物語号」は中々の絶景でした。

 
最高のドラマは、晩秋の釣瓶落しとも言われる早い日没の中、やってきました。
阿賀野川を渡る鉄橋を越え、ススキが線路脇に映える鉄路を、
煌煌とヘッドライトを点灯して新潟を目指す「SLばんえつ物語号」がやってきました。
(左端画像:長男撮影)
 
すっかり暗くなった「花咲温泉:碧水荘」へ18:00前に到着しました。
外の気温も5℃位までに、下がっていました。

  
咲花温泉の温泉は「緑色(碧色)」です。緑色の温泉は初めてでした。
サラサラしている湯質でありながら、滑らかで良く温まる良い温泉でした。
「咲花」の地名の由来は、温泉の湯の花から来ているそうです。

  
翌朝(11/9)、咲花駅まで散歩をしました
咲花駅は無人駅でしたが、「SLばんだい物語号」も停車する良く整備された駅でした。

  
透が駅を訪ねると、チャント列車がやってくるのです。(すごい念力!?)
上り、下りの2列車が発着して行きました。

  
朝になると、到着した時には真っ暗で見えなかった「阿賀野川」が、
旅館の窓の下(目の前)にゆったりと流れて居ました。

 
今回の旅の、最後のSL撮影に挑みました。
撮影は、咲花駅から2駅会津若松駅寄り(五十島駅)にある、
「トンネル手前の上り勾配」(SL撮影の条件クリアー)で待ち受けました。

 
「最高の煙だった!」と満足して、磐越西線を後にしました。(右端画像:長男撮影)
 
磐越西線から、米坂線(羽越本線:坂町→奥羽本線:米沢)へ移動しました。
まさに、紅葉まっ盛りの「赤芝峡」で、絶景をキャッチしました。
(右端画像:長男撮影)
やってきたディーゼルカーが、「旧国鉄色のキハ58」だったこともラッキーでした。


  
目指すは(26)米坂線「小国駅」。この駅も「東北の駅百選選定駅」です。
新潟山形県境にある小国駅(山形県)は、結構大きな町でした。
(もともとは、SLの給水、石炭を積む為の鉄道の駅でした)

  
小国駅から米沢へ向かう途中、とある無人駅(伊佐領駅)へ立ち寄りました。
(紅葉のローカル線米坂線のイメージを求めて、行き当たりばったりの旅です)
ローカル線らしい駅と言う事で、ディーゼルカーを待っていると次々と人が集まって来ました。

  
やってきたディーゼルカーには、古豪「キハ52」が使用されていました。
キハ52は大出力のディーゼルエンジンを搭載した山岳路線のエキスパートとして、
今も活躍している貴重な存在なのです。
(右端の画像は、米沢駅の改札口です。ここで、長男が明日(月曜日)から出勤のため帰京しました)
  
米沢駅から約30分、今夜の宿泊地、会社の白布高湯直営保養所へ移動しました。
早速、温泉に入って、米沢牛のステーキも特注した夕食を堪能しました。
(この直営保養所は、年末年始の宿泊が終了次第閉鎖されてしまう予定です)

  
白布温泉は、有名な「東屋」「中屋」「西屋」などが並ぶ古くからの歴史がある温泉です。
(ちょっと昔になりますが、中屋が火災の為に消失して建て直されています)

  
翌朝(11/10)、白布温泉の周りを軽くハイキングしました。
気温は、5℃ぐらいで、爽やかというよりちょっと寒い朝でした。

 
(27)山形鉄道「長井駅」へ行きました。
この駅も「東北の駅百選」で選ばれている駅です。

  
町は結構賑わっていましたが、駅は静かな木造の駅でした。
  
山形県最後の駅として、(28)山形鉄道「荒砥(アラト)駅」を訪問しました。
この駅は、最上川を渡った所にある行き止まりの駅でした。駅舎は新しくなっていました。

  
今回は、この駅を最後に、東京へ戻ることにしました。
カーナビを操作してみると、なんと「東京まで420Km」でした。遠い!
結局、3日間の総走行距離は「約1,300Km」になりました。
(長男の協力が絶大でした)
  
(番外編!)東京へ戻る途中の東北自動車道の国見SAです。
このサービスエリア(SA)のすぐ下をJR東北本線(貝田駅付近)が通過して居る事を、
以前来たときに透は知っていました。SAへ着くと、線路の見えるところへ行って、
やってきた電車を見て居ました。(約1時間滞在しました)



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