その他風俗関係

1999/5/15設置, 1999/6/20追加

もったいないので一部時事ネタ入れました。2年以上前のもありますが。
その結果、大変長くまとまりがなくなってしまいました。 でもどう分ければいよのやら。



「会社の採用試験で、重たい荷物の上げ下ろしをさせられた」

という事が男女差別のように言われているが、これのどこが差別かさっ ぱり分からない。

 まず職務上必要ならば試験するのが当然、という至極当たり前の理由。  ただし注意が必要なのが日本の労働慣習。これは本題ではないので省 略するが、「海外では評価されている場合もある」という点だけ強調し ておこう。

 もうひとつは「女性だから重たい荷物は持てない」というのが単なる 思い込みである点。
 ウェイトリフティングを思い出せば分かるが、重い荷物を持ち上げる というのは、必ずしも腕力だけで出来るものではない。むしろバランス の方が大切である。背骨がちゃんとしててバランスの取り方さえ分かっ ていれば、女性でも重たい荷物を持てるのである。
 現に肩かけでなら、重たい楽器やスポーツ用具を担いでいる女子高生 をいくらでも見ることが出来る。店をやってるおばさんならダンボール 一箱に入る程度の荷物ならまず持って歩けるだろう。
 つまり腕力ではなく慣れの問題である。重たい荷物を持てないという のは、単に今までそういう荷物を持ったことがない、というだけのこと である。子供の頃に親の手伝いで重たい荷物を持ったことがあればなん てことないはずである。勉強一本槍で手伝いなんてしたことない人には 出来ないかもしれないが。
 つまり「重たい荷物を持たせる」事で、その人の今までの暮らし振り が見て取れるし、近い将来の仕事振りも予想できる。口だけ達者にえせ フェミニストを簡単に振るい落とし、有能な女性を採用することが出来 るのだ。
 今まで学力一辺倒だった入社試験に「重い荷物を運ぶ」というひとひ ねりを加えることで、より素晴らしい人材を採用出来るようになる。な んと素晴らしいアイデアではないか。
(Original release 96/11/29)



6月は商業敬語撲滅月間です

 マニュアル化された敬語、心のこもってない敬語、人をだますための 敬語、過剰な敬語、意思伝達の邪魔になる敬語。美しいはずの敬語が、 商業主義に侵されて、その本来の意図がなおざりにされています。しか も、そのようなマニュアル化された敬語を「社会人になった証」とばか り使いまくって意味もなく優越感に浸り、定型表現以外の敬意を受け付 けないというお役所顔負けの尊大な人が多いこと。

 そこで来月は「商業敬語撲滅月間」として、1ヵ月間、敬語の意味を 考え直しましょう。定型的な敬語・丁寧語表現を使わずに、敬意や丁寧 さを表すにはどうすればよいか。もちろん言葉だけではなく、身振りな どの定型も考え直す機会としたいものです。

 もちろん、定型以外の表現を考えるにはそれなりの理性感性言語力が 必要ですし、相手の気持ちを察するとっさの判断力も必要です。時には 目の前にいない人のことも思いやる気持ちも必要です。  1ヵ月間実践して、とても自分には出来ないと分かれば、その時には 「自分は所詮馬鹿だった」「そこまでやる気力も人間性もない」と納得 して商業敬語をオウムのように繰り返す日々に帰ればいいだけの話です。
(Original release 97/ 5/24)



(1)電磁波って恐いわよねぇ

 最近さぁ、電磁波って問題になってるじゃない?恐いわよねぇ。 別にどこかが痛いって訳でもないし、何か困ってる訳じゃないけど、 目に見えないんでしょ?なんとなく恐いわよねぇ。
 そういえば、うちのおばあちゃん、こないだ91歳で突然死んじ ゃったんだけど、きっと電磁波のせいよ。恐いわよねぇ。


(2)遺伝子組み換え作物って恐いわよねぇ

 最近さぁ、遺伝子組み換え作物ってあるらしいじゃない?恐いわよねぇ。 別に動物実験しゃなんともないらしいし、特に事故が起きた訳でもないらし いけど、なんとなく恐いわよねぇ。
 事故が起きてからじゃ遅いわよね。気を付けなきゃ。


(3)外国人って恐いわよねぇ

 最近さぁ、外国人が色々事件起こして問題になってるじゃない?恐いわよねぇ。 別にうちの近所で事件起きた訳じゃないし、変な外国人に絡まれた訳でもないけど、 なんとなく恐いわよねぇ。
 そういえば、うちの近所にもアメリカ人と韓国人とイラン人とブラジル人がいた わよねぇ。どうして部屋を貸したりしたのかしら。事件が起きてからじゃ遅いのに。 ほんと恐いわ。気を付けなきゃ。


(Original release 97/ 6/14)



「家族一緒の食事や家族だんらんで電気を節約出来る」

 家庭の役割や環境保全を口実に、女性の社会進出を封じ込め、画一的な家族観 を市民に押しつけようとする反動的で全体主義的な策略だ。
 そんなことをしてまで環境保全や犯罪抑止を進めようとは思わない。海面が上 昇し地域ごとの生物分布が変わっても、犯罪が増えても、いいではないか。
(Original release 97/12/03)



戦争体験談

戦争も終盤になると、男はみんな出征して町から出ていった。だから、 消防団も、工場労働も、畑仕事も、みんな女性がやらなければならなかった。 とても不幸な時代だったんですよ。 二度とこのようなことにならないようにしないといけませんな。

・問題
 最後に言及している「このようなこと」とは何を指しているのでしょうか?
(Original release 97/12/13)



「日の丸」「君が代」とともに日本の歴史を葬り去れ

 「君が代」は明治初期に国歌として制定され、ことあるごとに歌われてきまし た。近代から現代にかけての政治、文化、戦争、学術、風俗、事件、犯罪、スポ ーツなど社会生活のあらゆる歴史の場面にたびたび現れ、日本の歴史を引きずる 歌です。またその歌詞は千年以上も昔に作られ、世界一古い国歌としてギネスブ ックに載っています。日本の千数百年に及ぶ重い歴史を背負った歌なのです。
 また「日の丸」は「日本」の名とともに聖徳太子の「日出ずる国」の言葉に由 来する、これまた歴史を背負ったものです。

 そんな重い歴史を背負った歌や旗を、現代の若者達に背負わせてよいのでしょ うか。戦争や犯罪、事件までも含む重い歴史を若者達に背負わせる必要があるの でしょうか。そんな歴史を背負った歌や旗は、歴史と共にさっさと捨て去ればよ いのです。
 「日の丸」「君が代」擁護派は「日本の歴史の流れを形作るものの一人として 一体感を持たせるべきだ」などと言ってますが、若者は昔の人間とはなんの関わ りもないのです。歴史の流れなど断ち切って、若者は若者だけの文化を作り、そ のまた次の世代はまた別の文化を使い捨てで作ればよいのです。それで何の問題 があるというのでしょうか。聖徳太子や紫式部や徳川家康や与謝野晶子や東条英機 のような昔の人間と一体感など持つ必要はないのです。歴史上の出来事は他人事 なのです。
 オリンピックで国歌を歌えなかった選手がいたと話題になりましたが、大変良 い事です。金メダルは今だけの名誉、歴史とはなんの関係もありません。今回の 金メダリストが歳をとって若者を指導し、その若者が金メダルを取ったとしても、 前の金メダルとは何の関係もないのです。まして昔「君が代」を歌った選手達は 何の関係もない事なのです。

 また、海外で日本を非難するために「日の丸」を焼く事がありますが、今の若 者にとっては大変迷惑な事でしょう。大部分の若者が無関係・無関心な出来事に 対する非難だからです。でも国旗を無くしてしまえば、たとえ日本の若者ひとり ひとりが何をやってもあのような事をされずに済み、大変便利になるのです。
(Original release 98/ 4/14)



売売号外2046年4月16日号外

国は50年前の事件を反省せよ/三国町での強制労働の被害者に国家賠償を

 三国町沖での重油流出事故の処理の際、国により大量の人々が強制連行され 強制的に働かされたという出来事が起きてから間もなく50年が経とうとして います。今、多くの被害者が続々と声を上げ、国家賠償を求める動きが強まっ ています。
 現在においても国は「そのような強制連行の事実はない」と言い張っていま す。一部市民の中にも「自分で好きこのんで行ったのではないか」と心ない事 を言う人もいます。しかし死者が出るほどの重労働を、好きこのんでタダ働き する物好きがそんなにいるのでしょうか?そんな馬鹿な話を信じろという方が 無理な話です。そしてなにより多くの悲痛な証言が存在するのです。
 何も知らない若者達が強制的に三国町に連れてこられ、劣悪な労働環境で強 制労働をさせられて体や心に深い傷を追った。今まではその事実を語る事さえ タブーとされていました。しかし近年、多くの歴史家や心理カウンセラーの聞 き取りにより、多くの事実や深い心の傷が公になってきたのです。
 被害者が高齢化が進む中、早急に補償を行うべきだとの声が日ごと強まって います。国は執拗に「事実の検証を」と言っていますが、残された時間は少な いのです。
(Original release 98/ 4/18)



方向音痴に愛の手を

 方向音痴は他の身体障害に比べて目に見えにくい障害です。しかし、少し 慣れない道を歩いただけで自分の所在が分からなくなるという事の大変さは、 視覚障害者や聴覚障害者の方々には理解していただけないかも知れませんが、 とてもつらい事なのです。そんな方向音痴に、もっともっと愛の手をさしの べて欲しいのです。
 まずは、視覚障害者の白い杖のような「あの人は方向音痴なのだ」とすぐ 分かる制度を設けるべきです。また、道に誰も見当たらない時のために、た とえ何時間かかっても交番や主要道路にたどり着けるようにするための最低 限の道案内の設置を義務付けるべきです。
(Original release 98/ 4/25)



「いじめ」はどの学級でも起こりうる

「汚職」はどの政党でも起こりうる
「交通事故」はどの車でも起こりうる
「薬害」はどの薬でも起こりうる
「環境汚染」はどの発電方式でも起こりうる
(Original release 98/ 9/19)



優性思想を見直そう

 最近、優性思想というとすぐにナチズムと結びつける不思議な風潮があります。 しかし、優性思想は三千年の歴史のある古い思想なのです。たまたま数十年ほど ナチズムが優性思想を利用したからと言って、それが一体であるかのごとき主張 をする事こそ、ナチズムに劣らぬ危険な思想と言わなければなりません。 このように小手先で優性思想を否定するのは、優性思想の長所を見逃す ことになるのはもちろん、優性思想の真の短所を見落とすことにもなるのです。
 そもそも優性思想とは「社会の役に立つ人間を作ろう」という考えと表裏一体です。 これは「他人の役に立つ人間を作ろう」と同じです。これを否定したものが いわゆる「個人主義」な訳で、確かに優性思想を否定しようとする社会的背景は あるのです。しかし、中には優性思想に反対するために個人主義を主張したり 「他人の役に立つ」事まで否定しようとする人までいる始末です。優性思想反対が 社会に実害を及ぼす前に、優性思想の本質を見直したいものです。
(Original release 98/ 9/23)



政教分離問題

・米は神道の重要なアイテムであり、米に政治が関与するのは政教分離に反する
・パンと肉はキリスト教の重要なアイテムであり、パンと肉に政治が関与するのは 政教分離に反する
・針は針供養などの宗教儀式の道具として重要なものであり、針に政治が関与するのは 政教分離に反する
・公立高校の家政科の生徒に針供養の参加を強要するのは信教の自由に反する
・政治は「まつりごと」と言うように、宗教の根源である。政治に政治が関わるのは 政教分離に反する
・民主主義は「まつりごと」を支配する新しい宗教である。民主主義に政治が関わるのは 政教分離に反する
・感謝の心は宗教の重要なアイテムであり、これに政治が関与するのは 政教分離に反する
・人の命は宗教の最も重要なアイテムであり、これに政治が関与するのは 政教分離に反する


(一番最後はリアリティあるよな(笑))
(Original release 98/ 9/27)



痴漢も露出狂も

自分から進んで痴漢や露出狂になったかのように振る舞いますが、 初めて痴漢や露出をした日は、陰でこっそり涙しているのです。
 彼らは女性の「どうせ男なんて」という冷たい言葉に傷つき、 「そんな目で見られるのならいっその事」と女性が思い描くような 痴漢や露出狂や暴漢を演じているのです。女性の目が痴漢や露出狂 を作っているのです。
(Original release 98/ 9/27)



親離れ子離れの出来ない親子が望む「夫婦別姓」

 「夫婦別姓」は、子供を自分の所有物のように考える世間の風潮を反映した ものだ。親離れ子離れが出来ない親とそれに無意識に応えようとする子。しか しそれは、自分の親との間以上の人間関係を作れない、自分で家族を作る能力 を失った、という事を意味する。今日本で喧伝されている「夫婦別姓」は環境 ホルモン以上に恐ろしいものだったのだ。

 そもそも、庶民に姓という制度が適用されたのはごく最近のことなのだ。そ れ以前は庶民に姓などなかった。「宮本武蔵」は「宮本村の武蔵」だし、丁稚 奉公に出された子は店の名前を冠して呼ばれていた。より大きなコミニティー の中でアイデンティティを見出していたのだ。
 プライバシー重視の名の下、会社も地域も、社会というものが「そと」にな り、自分のアイデンティティの場となりえなくなった。そして残された家族も、 今ある家族関係を尊重するあまり新しい家族関係を作れなくなり、アイデンテ ィティの場としての機能を失うのは時間の問題となった。

 夫婦別姓というのなら、いっそのこと姓自体をなくせばよいではないか。そ の時あなたに「○○○○の花子」と言ってもらえるだけのものがあるか?
(Original release 98/ 9/29)



セクハラ問題、産業・行政に大きな影響

 セクハラ問題が産業界で大きな問題となっている。上司である男性が セクハラになるのを気にして、女性部下にちゃんとした教育を出来ずにいるのだ。 そのため社内の知識・技術レベルが下がり、ついでに社内のやる気まで 下がっているというのだ。
 行政の場合、警察や自衛隊などは独自の学校などで男女別に指導しているため 問題は少ないが、他の分野は男女別に指導出来るほど上司も部下もいる訳 ではないので、産業界と同様の問題が起きている。
 「セクハラ防止のためなんだから、行政サービスの質が下がっても国民は 大目に見てくれるはずだ」「手取り足取り教えないといけない技術なんて、 そのうち新しい技術にとって替わられる」と呑気に構える人も多いが、 職人気質の職場では質の低下が我慢ならないようだ。 「一人の女性が体を張ってくれれば解決する場合も多いのだが」 という声も少なくない。
(Original release 98/10/ 9, revised at 1999/5/15)



(子)おかあさんの手作り料理が食べたいな…
(母)何馬鹿言ってんだよ、「おかあさんの手作り料理」なんてのは、 大金持ちの家でしか食べられないんだよ。お前なんかにゃもったいなくて 食べさせられないんだよ。
(子)テレビじゃいつから始終料理番組ばっかりやってるじゃない。
(母)テレビでやってるのはお金持ちの生活なんだよ。 お前が真似出来る訳ないじゃない。ほれ、機械が作ってくださった ありがたーいご飯だよ、さっさとこれ喰いな。
(子)学校で家庭科の授業もあるのに…
(母)あんたは学校行ってそんな金の無駄遣いを勉強してきてるのかい? 税金をそんな事に使うくらいなら私にくれりゃいいのに。 お前なんか小学校出たらさっさと工事現場に行かせたかったんだがね。
(子)お母さんも食べたことないの?
(母)…ないねっ。
(子)ふーん…



これで思い出したが、「手作り」という形の「愛情」を求められるのは、 別に女性だけじゃないのだよ。勘のいい人ならすぐに分かることだが。
(Original released at 1998/11/26)



「紀元節復活に反対する市民の会」秘密会議

「我々は反対を主張したいあまり、派手な行動に出てしまい、 逆に若い人達が紀元節に興味を持ってしまう結果を生んでるのではないか?」
「確かにそうだ。宗教色のある秋分の日が全然騒がれない中でその意義への 関心が薄れているのとは対象的だ」
「秋分の日は、右翼と言えども自分の先祖のお墓参りをするだけだから、 騒ぐに騒げまい」
「お墓参り自体への関心が薄れているから、秋分の日への関心も薄れるんだな」
「なら、日本の歴史への興味が薄れれば、紀元節への興味も薄れるだろう」
「古代史を述べるとなれば、どうしても神話に言及しない訳にはいかないからな」
「星占いを通じてギリシア神話への興味が生まれている。そんな子が日本神話に 接したら、大変な事になってしまう」
「古代史を教えるのは詰め込み教育だ、とかなんとか言って、社会科の時間を 削らせよう」
「社会科の教師が抵抗するんじゃないか?」
「我々の目的を理解している者なら反対はするまい」
「でも歴史自体に興味を持って、自分で古代史を勉強する子がいるんじゃないか?」
「そんなのごく一部だよ。」
「でもそんな子が、他の子に『おもしろいよ』と薦めたりしたら…」
「うむ、むしろ歴史を詰め込み教育の権化として残し、子供達に嫌悪感を植えつけた 方が得策かもしれないな」
「平和教育は歴史教育と別にやればいい」
「それは意外といい案かもしれないな」
「全ては平和のためさ」
「そうだ」
(Original released at 1998/12/16)



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