環境問題ネタ
1999/5/15設置, 1999/6/15追加
「武蔵野の森をよみがえらせよう」長崎県民会議・発足
東京一局集中で破壊された武蔵野の森を、地方の人々が力を合わせて
よみがえらせる方策を話し合う長崎県民の会合が開かれた。
最初に代表者が、「東京都民は一局集中による自然破壊と過酷な生活
環境に喘いでいるが、そこから抜け出す術を自らの力で見出すことが出
来ないだけでなく、不幸と環境破壊の再生産に加担している。地方の人
々が力を合わせ、不幸な東京都民を救い、美しい武蔵野の森をよみがえ
らせるためにがんばろう」と会合の趣旨を述べた。
この後会議が開かれた。出席者の間からは、「これ以上の道路・鉄道
の整備はさらなる人口集中を招き、自然破壊を促進させる。これらの計
画は国の権限ですべて中止にすべきだ」「住宅新築はもちろん、改築・
増築も法律で禁止にし、人口流出を引き起こすくらいの事をしないと武
蔵野の森はよみがえらない」など、根本原因である人口集中を是正する
ための積極的な意見が相次いだ。また「流出人口を全国にうまく分散さ
せる方策も考えるべきだ」など、東京都民の受け皿作りへの提言も出さ
れた。
(Original release 97/6/13)
環境維持法
国会において環境翼賛体制が確認されたのち、環境維持法が制定された。
町には既に環境軍人が闊歩し、一般市民を厳しく叱責している。一部で
狼藉を働く環境軍人も見聞するが、環境保護のためには止むを得ぬ。さら
に今回の環境維持法によって、環境秘密警察の結成が決まった。より一層
の環境管理を期待したい。
日本環境軍の東南アジア進出問題も昨今頻繁に話し合われている。環境
を守らぬ自国政府に愛想を尽かした国民から、日本の進出・統治を求める
声が相次いでいるのだ。一部に日本進出に強行に反対する反体制派もいる
ようだが、このような環境保護に協力も出来ぬならず者を排斥するために
も、日本の進出が必要ではないかと、市民団体各層から声が上がっている。
(Original release 97/12/13)
動物愛護団体「もっと毛皮を使って」と訴える
環境ホルモンが問題になっていますが、これは人間に限った話ではありません。
動物にも影響を与えています。埋め立て、焼却、その他いろんな形で合成樹脂や
合成繊維が自然界に放出されています。そして、特に小型の動物は、合成樹脂や
合成繊維から溶け出す微量の物質で生存が脅かされているのです。
動物愛護各団体は、このような危機を前にして、「もっと自然の素材を有効利
用しよう」という事を訴えることとしました。なぜ衣服が合成繊維である必要が
あるのでしょうか。毛皮という立派な素材があるのです。これをもっと有効活用
するべきなのです。なぜ伝統的な楽器に合成樹脂を使うのでしょうか。象牙や猫
の皮、鯨のひげなど、伝統的に使われてきた素材をもっともっと活用するべきな
のです。合成樹脂でしか作れない物は仕方ありませんが、そうでないものはもっ
ともっと自然の素材を使う。それが環境ホルモンを減らし動物愛護を果たす最善
の方法だと思うのです。
(Original release 98/10/28)
煙草の次はレタスか?タマネギか?
煙草は古い歴史を持つ嗜好品。塩や酒のように、吸い過ぎると体に悪いが
ほどほどにすれば多くの効用のあるものと考えられてきた。
ところが、先進国で人間の平均寿命が70歳を越え、80歳に近づくよう
になってきた現代、思いもよらない事が起きた。煙草が肺ガンの原因として
槍玉に上げられるようになったのだ。正確にいうと、以前はガンにかかる前
に他の病気で死んでいたのに、現代では煙草のために肺ガンになるほど人間
は長生きするようになってしまった。
つい百年ほど前は安全なものと考えられてきた物が、人間の長寿のために
危険なものに変わる。まったく何が起こるか分からないものだ。
人間の寿命が70歳を越えたのはつい最近のこと。これから先、ガンさえ
克服されて、もっと伸びるかもしれない。少なくとも他の国の寿命も先進国
に追いついていく事は確かだ。これは人類にとって初めての体験だ。何が起
きても不思議ではない。
その時、煙草のように槍玉に上げられるものも増えるだろう。キャベツか
もしれない。ミネラル水かもしれない。
(Original release 98/11/10)
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