男声合唱団

志 木グリークラブ
      こんなこと・あんなこと        
彩の国男声コーラスフェス ティバル2013に出演する

 標記演奏会が、2013年10月5日(土)秩父ミューズパーク音楽堂で開催され、志木グリークラブが出演した。生憎の雨模様であったが、16団 体(男声15団体、女声1団体)が、日頃の練習成果を発表した。

 志木グリークラブは、長編アニメーション作品『天空の城ラピュタ』より“君をのせて”を矢澤先生の指揮で、10名のメンバーで演奏した。『天空 の城ラピュタ』は、1986年、宮崎駿監督でスタジオジブリが制作し、大好評を博したアニメーション映画である。この曲を選曲したのは、7月だっ たがその後、宮崎駿監督が、『風立ちぬ』を最後に長編アニメーション制作から引退すると発表し、不思議な縁を感じた。

 “君をのせて”は、宮崎駿作詞、久石譲作曲、倉知竜也編曲による作品である。 曲中での転調は無いものの、途中でテンポが変ったり、4パートの掛け 合いがあり、歌い甲斐のある曲である。今回暗譜で演奏したが、なかなか曲(歌詞)を覚えることが出来なくて、前夜先生宅で特訓を受けたメンバーがいた り、当日の朝まで不安が拭えなかった。15番目に出演した。矢澤先生からは、「出だしは音を揃えて伸び伸びと入り、途中リズムをハッキリ出し、強弱を付 け、カンタービレで、レガートに歌い、最後はアッチェランドし、ffのコーダで終わるように」と指導を受けた。練習の時、先生から「途中は上手く 歌えないのに音取りが難しい最後のコーダのところは、いつも完璧だ」と変な感心をされていた。 団員達は「終わりよければ全て良しだ!」と半ば開き直り 練習に励んだ。その結果、本番でも最後のコーダは、ほぼ練習通りのハーモニーが作れたと思っている。

 彩の国男声コーラスフェスティバルは、今年で5回目になる。それまでは、通称「おとうさんコーラス大会」と言って、関東、甲信越地区の男声合唱団30 数団体が、参加して開かれていた。参加希望団体が多くなり、先着順で参加団体を決めるなど不都合が生じたため、2009年からは、原点に戻り、埼玉県内の 男声合唱団が参加する形で本演奏会が開催されるようになった。志木グリークラブは、「第3回おとうさんコーラス大会」から、今回まで、連続22回出演 している。本演奏会は、1部各合唱団の演奏で、各団体は高齢化が進む中、今回20〜30歳台を中心とした28名の初出場Mグリークラブが、人気投票1 位を獲得し注目を浴びていた。楽しみな2部は、野外ステージに会場を移し、飲めや歌への恒例の宴会である。地元秩父錦の鏡開きに続き“乾杯の歌”で始ま り、“大地讃頌”“柳河”“月光とピエロ”“第九のM”等々声を嗄らして歌い、男声コーラスの熱気に押され、いつの間にか雨も上がり最高の宴会になっ た。今回もドン・キホーテ男声合唱団と一緒にバスで行った。帰りのバスの中は、まだ歌い足りないのか、“いざ起て戦人よ””ふるさと”等定番曲を歌 いながら、帰路に着いた。その後、我々は、第九の会の練習に駆けつけた。合唱三昧の一日であった。

 私は、22年間連続で本演奏会に出演してきたが、いつも思うことがある。こうして、心置きなく歌うことができるのも、「家族の健康・思いやり・協力」 「指導者・団員等の協力・支援」「本人の健康」があったからであると。また、来年も参加出来るよう、皆さんに感謝し、練習に励むつもりである。

(T;和氣敏夫記)



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