男声合唱団
こんなこと・あんなこと
第3回コーラスフェスティバ ルIN和光に出演する
志木グリークラブが、2013年4月7日(日)、和光市民文化センターサンアゼリア大ホールで開催された標記合唱祭に出演した。本合唱祭は、主に 和光市、朝霞市周辺で音楽活動をしている団体の発表の場として3年前に発足した。
今回は、女声コーラス9団体、混声合唱3団体、男声コーラス2団体の計14団体が参加した。
合唱祭は、13時30分開演し、1部と2部で構成され、日頃の練習の成果を発表した。この合唱祭では、演奏した団体と次に演奏する団体が、合同演奏するの が慣わしになっている。
今回、志木グリークラブは5番目に出演し、矢澤千宜先生の指揮で、「夢みたものは」「少年時代」「そうらん節」を演奏した。そして“コール・リボ ン”と「学生時代」を合同演奏した。
1曲目の「夢みたものは」は、作詞立原道造、作曲木下牧子の曲で、混声合唱で歌われることが多い。立原道造は、1914年生まれで、1939年3月24 歳の若さで結核により夭折した詩人であり建築家である。
「夢みたものは」の詩は、詩集「優しき歌」の中におさめられている。
立原道造が、勤めていた建築事務所の女性と恋に落ち、軽井沢に日帰り旅行に行きプロポーズした時の幸せな気持ちを描いた詩である。この詩に木下牧子 が、友人の結婚式のお祝いのために作曲した。我々は、男声合唱用に作曲された楽譜で演奏したが、音がぶつかるところがあり、曲作りに苦労した。
「少年時代」は、ご存知のとおり、作詞井上陽水、作曲井上陽水・平井夏美で、1991年頃ヒットした曲である。歌詞に“風あざみ”“宵かがり”という 陽水が作った造語があり、歌詞の意味を理解するのが難しい曲である。それ以上に我々おじさん(お爺さん)にとっては、リズム感を体に浸み込ませるのが大 変だった。合唱をやっている時の気持ちは、万年青年の気分だが、体がついていかないことがある。
北海道民謡「そうらん節」は、男声合唱曲の定番である。この曲は今まで、
何度も歌ってきたが、今回のように10名で、ニシン漁をする勇壮な漁師の雰囲気を出すには苦労する曲である。
今回のように大きなホールで演奏すると、いつもと勝手が違い、日頃の練習の成果を十分に発揮できないことが多い。「ほかにすることはないの?」と周りの 人から言われる程、毎週練習しても本番は違う。ただ、良い演奏を皆に聴いてもらおうと緊張感を持って歌うところに演奏会へ出る魅力がある。
志木グリークラブのメンバーは嘗ての半数位になったが、毎週練習に集まり、歌えることに喜びを感じながら、家族に感謝し、次の演奏会に向けて練習 に励みます。
(2nd-Tenor 和氣敏夫記)
---------- 志木グリークラブ ----------