男声合唱団

志 木グリークラブ
      こんなこと・あんなこと        
彩の国男声コーラスフェスティバル2011に出演

 会場の秩父ミューズパークの木々も色付きはじめた2011年10月1日、“彩の国男声コーラスフェスティバル2011”(以下、おとうさんコーラ ス大会)が、開催された。

 志木グリークラブは、矢澤先生の指揮のもと、メンバー11名で「Gaudeamus」と「ムノガヤ レータ」を演奏した。(直前にY氏が体調を 崩し欠場したことは淋しいことであった)   

 今年のおとうさんコーラス大会には、19団体(男声18団体、女声1団体)が参加した。出演団体のメンバーが、カルテット(4名)から33名までと様 々で、演奏曲も男声コーラスの定番の“タダタケ”からオリジナル曲までバライティーに富んでいた。また、むさ苦しい男性の集まりに華やかな色を添え る女声コーラスは、AKB48の”桜の栞”を軽快なダンスに合わせて歌った。

 今回私達が演奏した曲についてふれてみる。

 1曲目に演奏した「Gaudeamus」は、1267年ボローニャの司教であるストラーダが作曲し、ヨーローパ各地で古くから歌われている伝統的 な学生歌である。”Gaudeamus igitur”とも呼ばれ直訳すると“だから 愉快にやろうじゃないか”となる。1881年初演のヨハネ・ブ ラームスの「大学祝典序曲」では、引用される4つの学生歌の内、クライマックスにこのメロディが取り入れられているそうだ。

 ラテン語の1番の原詞は、“Gaudeamus igitur, Juvenes dum sumus, Post Jucundam Juventutem, Post molestam senectutem, Nos habebit humus”(参 考訳;大いに楽しもうではないか。私達が若いうちに。素晴しい青春が過ぎた後、苦難に満ちた老後の過ぎた後、私達はこの大地に帰するのだから)この原詞を 岡本敏明氏が訳せば、“わが行く道は遙けきかなた わが行く道は遙けきかなた  望みにわが胸高鳴り躍るよ 歌声高く勇みて進め”と若干ニュアンスが違っ てくる。今回私達は、1番は原語で、2番は岡本氏の訳詞を歌った。

 2曲目に演奏した「ムノガヤ レータ (MNOGAYA LYETA)」は、ロシヤ正教聖歌であり、“幾歳も”の意味である。ロシア正教聖歌は、全てア・カペラで歌われる。ご存知のとおり、 ア・カペラとは、“教会で”という意味であるが、この音楽用語の元々の意味は、a cappella di Sistinaで“システィーナ礼拝堂で行 われている演奏形態で”というのが正しい言い方といわれている。それは、ロシヤ正教の礼拝堂には、オルガンのような楽器を持込んではいけないからであ る。

 この曲は、歌詞はただただ"ムノガヤ レータ ムノガヤ レータ"と繰り返すだけで、歌詞を覚えるのは極めて楽な曲である。ところが、テンポが 3/4で始まり、すぐ4/4になりまた3/4になるようにテンポ感が難しい。何よりも聖歌の響き、ハーモニーを出すのが難しい曲である。この曲を我が団 に持込んだT氏も「この曲は相当歌い込まない上手にならない」と言ってた。

 矢澤先生の指揮で歌うのは、昨年に続いて2回目である。会場に着いて本番前にステージでのリハーサルを行い響きハーモニーをチェックし、直前にもハー モニーを確認した。何しろ2歩歩けば忘れる症候群になりかけているメンバーが増加傾向にあるので、繰返しやることしか治療方法は有りません。その甲斐 あって、後から録音を聴いてみると、出来映えは二重丸に近いと自画自賛しております。

 志木グリークラブのモットーは、映画”歌えフィッシャーマン”の「ベルレヴォーグ男声合唱団」のように、地域に溶け込んで、何歳になっても青 年の気持ちを持って、楽しく愉快に歌い続けることである。数年前と比べて、団員も半減したが、毎年元気におとうさんコーラス大会に出られることは、この1 年を本人・家族とも何事も無く過ごしてきた証でもあり、有難いことである。来年はどんな演奏ができるか、今から楽しみである。

(2nd-Tenor 和氣敏夫記)



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