男声合唱団

志木グリークラブ
      こんなこと・あんなこと        

◆ “ファミリーふれあいコンサート
に向け合宿 −伊奈町・埼玉県県民活動総合セン ター− (2008.11.2-3)

 志木グリークラブは、来年3月15日「ファミリーふれあいコンサート」(FFC)を志木市民会館ホールで開催する。日頃お世話になっている皆さんに素晴 らしい男声合唱を聴いていただき、感謝の気持ちを伝えたいと思っている。

 FFCには、志木グリークラブと同時期に結成されたドン・キホーテ男声合唱団(DQ)が賛助出演する。結成時から、この日が来るのを楽しみにしていた DQとの合同演奏が実現する。

 FFCを成功させるため、11月2日、3日、伊奈町にある埼玉県県民活動総合センターで合宿を行った。メンバー19名が参加した。初日の13:30から 19:45までは、初谷先生の指導により、「Rolling Home」「ふるさと」「Shenandoah」を中心に密度の濃い練習を行った。この3曲は、FFCの開演直後に演奏する予定で、FFC成功の鍵を握る ステージである。おとうさんコーラス大会で歌った曲であるが、初演の気持ちで取組んだ。

 DQと合同演奏する「最上川舟唄」「中国地方の子守唄」は、アンサンブルの真髄である和音展開に練習時間を割いた。最近は褒めることを忘れているような 初谷先生から「今のハーモニー良いんじゃない。素晴らしい!」の言葉が、時折出るぐらいになった。(2歩歩くと忘れてしまうグリーメンのこと、次も出来る 保証はないが)

 今回の合宿の目的は、FFCに向けての練習とメンバー間の親睦を図ることである。練習が終ってから、場所を移し愈々楽しみな飲み会となった。なんたって メンバーの大半は、練習後にワイワイガヤガヤと酒を飲むために集まったといってもよい。メンバーから、地酒、ワイン、バーボン、焼酎等々から、つまみの数 々がさし入れがあり、居酒屋の雰囲気である。昼間にあんなに練習したのに、またまた歌い出した。しかも、暗譜なんて絶対出来ないと言ってたのに、酒が入る と、手元に楽譜が無くても、皆な暗譜でチャンとハモッテいた。午前零時過ぎまで、時の立つのも忘れて、酒がなくなるまで合唱談義にハナを咲かせた。

 2日目は、足達さんの指導のもとで、「ヴォルガの舟歌」「U Boj」等々を練習した。新しい試みとして、ダブルカルテットで「野ばら」「希望の島」を練習した。

 合宿の最後に、ハプニングな合唱交流会が実現した。我々と同じように合宿していた、合唱団“コダーイ”(北浦和)との合唱交流会である。“コダーイ” は、臼木恵二先生のもとで、ハンガリーの音楽家コダーイ・ゾルターンの精神を受継ぎ、混声合唱で、透明なア・カペラの響きを追求するため1976年結成さ れた合唱団である。現代ハンガリーの曲を中心にマドリガルや宗教曲をレパートリーに活動している。エールの交換の意味を込め、お互いに3曲づつ歌い、今後 の再会を約束して合唱交流会は終った。

 今回の合宿には、多くの成果があった。アンサンブルを作る歌い方、和音構成における各パートの役割と音量のバランス等々の会得。FFCに向けてメンバー の気持ちが一つになったこと。FFCまで約4ヶ月。男声合唱の醍醐味をお世話になっている皆さんと一緒に楽しむため頑張ります。
(2nd Tenor;和氣敏夫記)
Freude No.205(2008.12)

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