10月~12月のトピックス


10月19日:プチデモン・カタルーニャ自治州首相は、自治権を停止すれば、カタルーニャは公式に独立宣言するとしています。スペイン中央政府は、憲法155条を行使することで、カタルーニャ自治州を直接統治下に置くための準備をしている。そしてメンデス・スペイン政府首席報道官は、カタルーニャ独立を取り下げなかった場合のプチデモン・カタルーニャ自治州首相の解任の是非を決めると発言しています。
今日は午前10時(日本時間午後5時)に独立要求を取り下げるようにとの最後通告を受けているデッドラインが迫っている。緊迫感漂うカタルーニャ情勢です。時間的猶予を欲するプチデモン首相と、独立は絶対に認めないとの中央政府の姿勢で、双方妥協の余地はなさそうです。


10月18日:スペイン憲法裁判所は、カタルーニャ自治州で実施された住民投票は憲法違反であり、住民投票は無効であるとの見解を発表しました。スペインの主権を明確に犯しているとしています。次は中央政府が求めている19日までに、返答するように求めているのですが、その意思がないように伝わっています。
カタルーニャ自治州から本社を移す動きが加速しているようです。これは経済にとっては悪材料と言えます。スペインの来年の経済成長率(GDP)が、2.6%から2.3%に下方修正されました。混乱はまだまだ続くように思います。


10月17日:プチデモン・カタルーニャ自治州首相は、州独立に関する協議の時間を確保するために、独立に向けた手続きを2ヶ月間凍結する方針の書簡を中央政府に送りました。それに対する反応はまだ出てきていない。
またスペイン高等裁判所が、カタルーニャ州の指導者2人を暴動の容疑で身柄拘束すると発表しました。Jordi Sánchez (Catalan National Asembly)とJordi Cuixart Omnium culturalの2人のようです。まだまだ混乱が続くカタルーニャ独立問題と言えます。


10月16日:カタルーニャが独利宣言をしたかどうかの判断が今日スペイン時間午前10時(日本時間午後5時)に迫ってきています。プチデモン・カタルーニャ自治州首相は、書簡を書類として発送するそうです。どのような内容の書簡になるか注目です。
スペイン政府は、まだ時間はあるとして、独立宣言の修正を求めています。長い長い歴史が修正を拒んでいるようです。


10月13日:昨日はスペインのNational Dayと言うことで、マドリードのカステリャーノ大通りでは、フェリペ6世臨席のもと、パレードが行われました。スペイン語ではDía de la Hispanidadと言います。王宮では国王の謁見があり、政治家が多く参加しました。その中で、スペインは一つの国家との連帯を示した言葉が印象に残りました。またカタルーニャ地方のバルセロナでは、カタルーニャ独立に反対するグループの大規模なデモが行われたようです。半数近くの住民が10月1日の投票をボイコットしました。昨日はさながら、スペインは一つであることを印象づける一日と言えました。


10月12日:ラホイ・スペイン首相が、プチデモン・カタルーニャ自治州首相の玉虫色の演説内容に対して、明確にするように求めました。5日以内に独立宣言だったか否か、立場を明確にするように迫りました。独立宣言と確認した場合には、中央政府はカタルーニャ自治州の自治権停止する前に、更に5日間の再考の猶予を与えるとしている。強硬姿勢のスペイン政府と態度に変化はない。
自治権停止を定めた憲法155条を行使するか検討と言うことですが、その条項では、自治体が憲法の義務を守らない場合は、中央政府は必要な措置を強制できるとしている。プチデモン氏など州幹部の更迭や強制的な議会の解散などです。しかし自治権停止にスペイン議会の上院の承認が必要となります。ラホイ氏率いる国民党は過半数を握っている。
経済面での影響も出てきそうです。主要株価指数IBEX35を構成する大手企業が7社がカタルーニャ自治州に本社がある。大手銀行バンコ・サバデル、カイシャバンク、電力大手ガス・ナチュラル、通信セルネック・テレコムなど6社が本店を移転する意向です。これまでの所、カイシャバンクがバレンシアへ、保険会社Segur Caixaがマドリードへ、Fudación La Caixaがバレアレスへと移転を検討している現状です。今後製造業、サービス業の移転の検討が始まることになります。税収面でカタルーニャ自治州は大きな痛手を負うことになります。


10月11日:プチデモン・カタルーニャ自治州首相は、カタルーニャ議会で演説し、「住民投票の結果、我々は、独立した国家になるように託された。スペイン中央政府と対話するために、独立宣言の効力を一時停止することを提案する。」と語りました。独立宣言はしたいものの、スペイン政府、EU(欧州連合)は、カタルーニャ独立には強硬に反対しているために、柔軟な姿勢を示さざるを得ない立場です。最大譲歩した表現を取ったようです。今後、スペイン政府と交渉することになるかに注目です。門前払いになる可能性が強いのではと思います。


10月9日:昨日は良い天気で、近所に位置する「大宮花の丘公苑」に出かけ、散歩を楽しみました。花々が競演していました。まずはコスモスです。この季節を代表する花であり、優しい花びらを放っています。どことなく、どれも地味ですが、周りの緑の茎とマッチしています。心が和みます。
そしてコキアです。コキアは常陸那珂海浜公園のコキアが有名です。秋の季節になると、色を緑から赤に変化します。茎の部分ですが、そのボカした赤が鮮やかと言うか、しっとりとしている。ここ10年位に広まったようです。この公園にも、前はサツキが植えられていたように記憶している。
連休でもあり、多くの人々が来ていました。私のように体を鍛える目的で来る人もいます。家族ずれは芝生の上で、茣蓙を敷いたり、またテントを設営して、のんびりと。また多くはのんびりと散歩です。最近この公園のカフェテリアが改装され、バイキング形式で、人を集めている工夫があるようです。これまで集客には乏しく、かなり経営には不安を抱えていたようです。多くの人々が来てくれると良いですね。



10月8日:その後のカタルーニャ独立問題の進展状況を纏めておきます。
カタラ法務相がカタルーニャの自治権を停止すると、スペイン政府は警告しています。
プチデモン・カタルーニャ自治州首相率いる主流派は一方的な独立宣言は経済に大打撃を与えると懸念している。このような主張が出てきているために、指導部は分裂しているのではと観測されています。スペイン憲法裁判所は、9日のカタルーニャ議会の審査を差し止める命令を出しています。デギンドス経済相は、カタルーニャ独立は実現しないだろうと発言している。カタルーニャに本店のあるサバデル、カイシャバンクは本店の移転を行る検討に入るとしています。
金融市場の動きとして、指導部が分裂しているのではとの報道で、前日大きく下げたマドリード株式市場が大きく戻し、債券市場では債券を買い戻す動きとなり、利回り低下となり、10年スペイン債1.68%となっています。


10月5日:3日スペイン国王フェリペ6世は、全国民に対して声明文を読み上げました。カタルーニャで行われたことに対して、非合法な独立を宣言することを最終目的とするカタルーニャ自治政府をスペイン国民は見ることになってしまったと最初に読み上げました。そしてスペインの主権を脅かしたとして、受け入れがたいとして、厳しい声明文となりました。スペイン中央政府の意向を全面的に盛り込んだ内容です。
カタルーニャでは、公務員のスト、学校休業の措置が取られました。カタルーニャのシンボル的存在のサッカー、FCバルセロナは、無観客試合をして、中央政府に抗議をしています。FCバルセロナの会長は、カタルーニャが独立となれば、スペインリーグから脱退するともしています。カタルーニャ内で、チームを増やしてリーグ戦を戦うのでしょうか。
昨日は、フェリペ6世の演説に対抗して、プチデモン・カタルーニャ自治州首相の演説がありました。独立を支持する住民の結果を適用する必要があるとした上で、仲介のプロセスを求めました。欧州連合(EU)などに仲裁を求める動きをしそうです。それに対して、スペイン政府は、カタルーニャ危機で仲裁要請を拒否するとしています。
10月9日にも、選挙結果を正式に発表し、当日独立宣言する可能性があるとしています。


10月3日:日曜日の10月1日に、カタルーニャ自治州で独立の是非を問う住民投票が行われました。スペイン政府は憲法違反であり、強硬に投票実施に対して実力行使しました。警察、治安警備隊を動員して、投票所の封鎖、投票箱の回収阻止などしました。SNSで多くのビデオが流れている。多数のけが人が出ているようです。そして選挙結果は、90%以上が独立賛成票に投じました。しかし、選挙人総数5,343,358人に対して、実際に投票して人は、2,262,424人と、42%の投票率でした。つまり58%の人が投票しませんでした。そのほとんどが反対票でしょう。プチデモン・カタルーニャ自治州首相は、独立宣言をするかに注目が集まっている。投票から48時間後に独立宣言すると公約していましたから。
カタラ・スペイン司法相が、カタルーニャで法が順守されるように利用可能なあらゆる手段と検討すると表明しています。必要に応じて自治権を停止することも否定していません。益々マドリード中央政府とカタルーニャ自治州の対立が深まりそうです。
このような混乱の下、プチデモン首相は、住民投票法を適用する。また国際社会の仲裁を受け入れるとも表明している。


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7月のトピックス(1999) ホームページ開設月の呟き
8月のトピックス(1999) 夏の暑さに耐えながら
9月のトピックス(1999) Vuelta 99 Españaでスペイン一周旅行
10月のトピックス(1999) 田舎でしばしのリフレッシュ
11月のトピックス(1999) 金融界に復帰
12月のトピックス(1999) 慌ただしい日々
1月・2月のトピックス(2000) 気分も新たに!
3月・4月のトピックス(2000) 春祭り花盛り!
5月・6月のトピックス(2000) マリアがスペインに旅立つ!
7月・8月のトピックス(2000) 暑い暑い夏でありました。
9月・10月のトピックス(2000) なにはともあれシドニーオリンピック
11月・12月のトピックス(2000) 20世紀もとうとう終わってしまった。
1月・2月のトピックス(2001) 21世紀が始まった。
3月・4月のトピックス(2001) 父親をおみおくりすることになってしまった。
5月・6月のトピックス(2001) 国内休養
8月・9月・10月のトピックス(2001) テロ戦争の恐怖が始まりました。
11月・12月のトピックス(2001) 勉学に勤しむ。
1月・2月のトピックス(2002) ヤフー登録で一層多くの方が訪れる。
3月・4月のトピックス(2002) 再度金融界に復帰!
5月・6月のトピックス(2002) なにはともあれサッカー・ワールドカップ
7月・8月のトピックス(2002) ETAの取り締まりが強化された。
9月・10月のトピックス(2002) 2002-2003リガ エスパニョーラが始まる。
11月・12月のトピックス(2002) ガリシア地方沿岸が重油流失で汚染される。
1月・2月のトピックス(2003) 例年になく大雪のスペインでした。
3月・4月のトピックス(2003) イラク戦争・SARSで揺れた世界でした。
5月・6月のトピックス(2003) レアル・マドリッドが最後に笑った2002-2003リガ エスパニョーラ
7月・8月のトピックス(2003) 欧州に猛暑が襲い、アンダルシア地方は連日45℃を記録。逆に日本は冷夏と世界的な気象異変を実感。
9月・10月のトピックス(2003) マリアがスペインから戻り、スペインの香りいっぱいのわがやとなりました。
11月・12月のトピックス(2003) 変わり映えのしない2003年が過ぎて行きました。
1月・2月のトピックス(2004) アスナール首相が勇退し、本格的な総選挙に突入しました。
3月・4月のトピックス(2004) 3.11同時列車爆破テロでスペインは大揺れ。そして政権が交代し PSOEのサパテロ党首が新首相に選ばれることとなりました。
5月・6月のトピックス(2004) フェリペ皇太子がレティシア・オルティスさんとマドリッドのアルムデナ大聖堂で結婚されました。
7月・8月のトピックス(2004) 4年に1度のオリンピック 日本勢大活躍の金メダル16個、スペインは3個。
9月・10月のトピックス2004) 日本は台風、地震と天災が多く起きた月となりました。
11月・12月のトピックス(2004) 日本は自然災害が多発、スペインは同時列車爆破テロと変動の激しい2004年でした。
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3月・4月のトピックス(2005) 日本では史上最悪のJR列車脱線事故の発生と日本の鉄道安全神話が崩れました
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(2006)
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アフリカ大陸から多くの不法移民がスペイン本国、カナリア諸島に押し寄せました。
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(2007)
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(2007)
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(2007)
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(2007)
日本もスペインも暑い・暑い夏でした。
9月・10月のトピックス
(2007)
バルセロナでの線路地盤崩落事故、外国人への排他的虐待と社会問題が話題となった今年の秋でした。
11月・12月のトピックス
(2007)
来年の総選挙で騒がしくなりそうなスペインです。
1月・2月のトピックス
(2008)
総選挙とETAが騒がしくなってきました。
3月・4月のトピックス
(2008
)
しばらく病気休養。
10月・12月のトピックス(2008) スペインも不景気の暴風雨。
4月~6月のトピックス
(2009)
FCバルセロナが欧州チャンピオンリーグ優勝。
6月~7月のトピックス
(2012)
3年ぶりのホームページ再開
Eurocopa12でスペインが優勝。スペイン経済は最悪期が続く。
 8月~10月トピックス
(2012)
 スペインが金融市場の中心に位置する。
 11月~12月トピックス
(2012)
やや回復基調のスペイン財務危機。 
1月~3月トピックス
(2013)
 
金融危機は遠のくものの経済は最悪のスペイン 
4月~6月トピックス
(2013)
 
東北のリアス海岸を旅しました。 
 7月~9月トッピクス
(2013)
スペイン協会の活動にいろいろ参加しました。 
 10月~12月トッピクス
(2013)
クナッパーさんを偲んだ月でした。 
 1月~3月トッピックス
(2014)
Foodexで多くのスペインワイナリーと知り合いに 
 4月~6月トッピクス
(2014
フォアン・カルロス国王退位し、フェリペ7世が国王に即位 
 7月~9月トッピクス
(2014
 中国地方を旅しました。
 10月~12月トピックス
(2014)
スペインが経済回復を鮮明にしました。カタルーニャ地方が独立の機運盛り上がる。 
 1月~3月トッピクス
(2015)
陶芸の世界に浸りました。 
4月~6月トピックス
(2015
 
スペイン、ブラジル、そして日本の素晴らしい文化に摂取る日々でした。 
 7月~9月トピックス
(2015
暑い暑い夏でした。 
10月~12月トッピクス
(2015
スペイン総選挙で2大政党制が崩れる。 
 1月~3月トッピクス
(2016)
 スペイン政局混迷、サンチェスPSOE政権難航
 4月~6月トッピクス
(2016
英国はEU離脱を選択、スペインは保守的行動の総選挙結果 
7~9月トッピクス
(2016)
 
スペイン語圏の大使(ペルー、アルゼンチン)と懇談し、益々スペイン語圏との交流を強めようと思いました。 
10~12月トピックス
(2016) 
やっとラホイ国民党党首が正式に首相に就任しました。 
1~3月トピックス 
(2017)
平穏なスペイン情勢そして私でした。 
 4月~6月トッピクス
(2017)
フェリペ6世スペイン国王夫妻来日、そして私はスペイン講座でカタルーニャについて話しました。 
7月~9月トッピクス
(2017)
 
バルセロナでテロ発生、何かとお騒がせのカタルーニャ。 

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