マルベージャ(Marbella)を出発、ロンダ(Ronda)へ、そしてグラナダ(Granada)への旅

8月2日

この旅では コスタ デル ソル(Costa del Sol)と呼ばれる地中海岸を出発し アンダルシア地方の山の中に位置するロンダを紹介します。そして 最後にアルハンブラ宮殿(Alhambra)で有名なグラナダへと案内いたします。


コスタ デル ソルの中心リゾート地を後にし 一路 ロンダに向かいます。マルベージャからは山道を走ることとなります。始めは地中海に近いこともあり 緑豊な景色が続きますが そのうちに 木も無い荒涼とした山岳道路となり 運転に注意しましょう。地図上では ロンダまでは 近いようですが 実際には かなり 曲がりくねった道 また 山道であるため かなり 時間がかかります。私たちは車で 4時間半程かかりました。でも 眺めがよいから 退屈はしません。

マルベージャ方面から来ると 平凡なアンダルシア地方の田舎町にしか思われないが 後で びっくりすることとなる。ロンダでの見どころは 左の写真のヌエボ橋(Puente Nuevo)と 闘牛場であります。最初に 闘牛場(Plaza de Toros)を紹介しよう。

ロンダは闘牛発祥の地と言われ、 この闘牛場は1785年に建てられ スペイン最古の闘牛場であります。内部には 闘牛博物館があり 闘牛の歴史 歴代の有名な闘牛士の写真や 衣装が展示されており なかなか 興味深い。ところで 闘牛は この町で生れたフランシスコ ロメロが 18世紀に 初めてムレータと呼ばれる赤い布と剣で牛に挑んだのが 始まりと言われている。

それから 通り沿いに100メートル程歩くと ヌエボ橋である。旧市街と新市街をこの橋で結んでいます。4-5世紀頃から在ったとも言われています。どんどん改築され 現在に至っています。

ここからの眺めは絶景です。はじめてロンダの美しさに感動します。右の写真が橋の側の遊歩道から写したものです。前方には アンダルシア地方の雄大な景色が広がっています。 また 町全体が 白く 緑とのコントラストが 絶妙です。この崖のそばに パラドール(スペイン国営の時代物の建物を生かしたホテル)があり 一泊したい方は そちらに 御泊りを勧めます。また 安いペンションも この付近にはたくさんあります。時間がある方は 橋のたもとにある 階段を降りて 下から眺めても 素晴らしい景色が広がります。

それでは 先を急ぎましょう。グラナダへの近道は カンピジョス(Campillos)を抜けアンテキエラ(Antequera)を通り グラナダを目指すのが良いが これは なかなか スリリングな道である。典型的な アンダルシア地方の風景を見ながら デコボコ道を走らねばならない。車が故障した場合の不安が頭をよぎる。でもカンピジョスに着いたらもう安心。そこからは 高速道路です。私は 個人的には この道がスペインを走っていると実感でき好きである。

グラナダは大都市であります。とにかく 中心地を目指しましょう。そうすれば そこに アルハンブラ宮殿(Palacio de la Alhambra)への看板が見つかります。ホテルを探すなら アルハンブラ宮殿沿いの坂道に5-6軒程のホテルがあり その中から選べば 無難であり 宮殿へも 歩いて行ける。

左の写真が宮殿の全景である。小高い丘の上に築かれており 外敵からの進入を容易に防ぐことが出来た。この写真は 王様の夏季の別荘で ヘネラリフェ(Generalife)から撮ったものである。ここでは 典型的なイスラム様式の庭園を楽しむことが出来ます。アラベスク模様に包まれ シンメトリックで統一された庭は実に美しく かの有名な ギター曲 「アルハンブラの思い出」 に見事にあった庭園である。ここの庭園がその後 ヨーロッパの庭園に及ぼした影響は大きい。

それでは 宮殿の丘に向かいましょう。そこは イスラム教とキリスト教の文化が混在しています。グラナダは7世紀からイスラム教徒が流入し 1492年のキリスト教徒によるレコンキスタ(国土回復運動)まで イスラム教徒が支配していました。後から建てられた丸いカルロス5世宮殿はイスラムの世界からキリスト教徒が取り戻した証である。それは周りのイスラム様式の建物からみれば異質である。それでは この建物の脇を右に進み 王宮に入ろう。

見所としては メスアールの宮殿(Sala del Mezuar), 大使の間(Salón de Embajadores), アラヤネスの中庭(Patio de los Arrayanes), ライオンの中庭(Patio de los Leones)等がある。じっくりと見学しよう。昔は女人禁制であった部屋などは イスラムの贅を尽くした見事な彫刻や壁が部屋全体を覆う。それは素晴らしく あなたを 千夜一夜物語へと引き込みます。それぞれの部屋とか中庭(Patio)には角に椅子が置いてありますから そこに座ってゆっくりと 脳裏に焼き付けてください。右の写真はハーレムであったライオンの中庭(Patio de los Leones)です。王宮を出たら アルカサバ(Alcazaba)と言う要塞に行こう。狭い階段を上るとベラの塔(Torre de la Vela)にたどり着く。ここからは グラナダの市街地を見渡せ また 晴れていれば シエラ ネバダ山系(Sierra Nevada)を望むことが出来る。ただ ここで注意しないといけないことがあります。 それは モロッコ人のスリがそこでは待ち構えています。ちょっと浅黒い顔の人が 近付いてきたら まず スリと思ってください。日本人は一番のターゲットのようです。

夜がふけてきたら サクロモンテの丘(Sacromonte)の洞窟内にあるタブラオをお勧めします。このあたりは ヒターノと呼ばれるジプシーの居住区であり フラメンコの生れた土地と言ってよい。洞窟内でのフラメンコは音が反響し 素朴さ と迫力で あなたを 本物のフラメンコの世界へと導きます。有名なタブラオとしては クエバス・ロス・タラントス(Cuevas Los Tarantos), ハルディーネス・ネプトゥーノ(Jardines Neptuno)があります。迫力あるフラメンコをお楽しみください。

ゆっくりと 楽しんでいただけましたでしょうか。アンダルシア地方は素朴な人情と文化の交差点で旅人を引き付けます。長期に滞在されることをお勧めします。

何かご質問あれば 当方に お問い合わせください。


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