スペイン最西端の地からビーゴまでドライブ

2002年3月23日

今回はサンティアゴ デ コンポステーラ(Santiago de Compostela)を出発してまずスペイン最西端の地フィニステレ(Finisterre)に向います。そしてその後 リアス式海岸を南下してビーゴ(Vigo)を目指します。

私たちはまずは最果ての地との名前のフィニステレ(Finisterre)を目指すため とにかく西に車を走らせます。すると峠越しにまずムーロス(Muros)に到着します。峠からの景色は絶景です。そしてムーロスからは大西洋を左にして海岸線を北に走ります。素晴らしい景色の連続です。そして 最後に辿り着くのがフィニステレです。私はこの地が米国のディスカバリーチャネルで紹介されていたのでどうしても行きたかったところです。スペイン最西端で 中世にはこの先はないとの認識でした。それを打ち破ったのが コロンブスです。岬の突端には灯台があり、その近くに左の写真の岩があり その上に十字架が立っています。これは私の記念となります。とうとう最西端まで来たなという実感がにじみ出ます。昔はここから東には世界が無かったのだから。そんな実感に浸ったあとに、今度はリアス式海岸を南下することとなります。美しい砂浜でちょっと立ち寄ることにしました。そこでは 私は意外な日本の食べ物を見つけました。それは岩海苔です。スペインでは海草は食べる習慣はないのですが、もったいないなとは 日本人の私の思いです。後で当地でたずねたらガリシア地方では海草を食べる習慣があるそうです。生活の知恵です。スペインで日本食レストランを開くならガリシア地方が一番です。またムール貝がびっしりと岩場にこびりついている。ああもったいない。だれも食べないのかなと思ったが 大きな貝は採られているから 地元の人はじっくり待つのでしょう。日本であれば もうすっかり採り尽くしということになるのでしょう。そんな思いを残しながらその場を離れ とにかく南下しないといけない。美しい海岸線と山側にはブドウ畑。ブドウ畑は日本式と同じ 棚が作られ 上を見ながらブドウをとることとなります。なぜか懐かしい思いをします。当地のブドウは白ワイン用であり ブドウはすべて緑色です。あてもなく南下しており そろそろ宿泊先を探さねばなりません。中規模の町に到着した。どこは分からないが ペンションを探す。町の人は親切でいろいろと教えてくれる。中心地に近い家族経営のペンションに宿泊する。後でこの町はリベイラ(Ribeira)ということを確認しました。

翌日もリアス式海岸を南下して観光地として有名なオ グローベ(O Grove)を目指す。小さな小島のラ トハ島(Isla de A Toxa)を含めて一大レジャーセンターとなっています。一番のレジャーは付近の島々とカキやムール貝の養殖場を見学するクルージングです。私たちもこのクルージングに参加する。右の写真はクルージングボート(遊覧船)から養殖棚を撮ったものです。仙台松島湾のカキの養殖棚と同じです。このクルージングボートでは帰り道で蒸したムール貝が食べ放題です。そして白ワインも。お客さんはご機嫌です。私たちも二人でバケツ2杯食べました。隣りのドイツ人の夫妻も大満足で私は久しぶりにドイツ語を話す機会がありました。以前バルセロナで仕事をされていたとのことスペイン語も堪能で将来はスペインに定住を計画されており スペイン大好きな夫妻です。私たちも日本のことやらスペインでの楽しみ方とワインとムール貝がすすみ大いに盛り上がりました。魚介類がこちらは豊富ですから 港にはたくさんのレストランがあり どれに入ろうか迷ってしまう。クルージングの後 一軒入ってみた。エビ、カニ、帆立貝、カキ、ムール貝 その他 地元の貝が大皿にのせて出てきた。とにかく安くてボリューム十分で美味い。ワインもすすむ。良い気分を少し冷まして 今日の最終目的地ビーゴ(Vigo)を目指す。

ビーゴは港町であり坂道が多い町です。町の中心に小山があり その頂上にカストロ城(El Castrorestos de la Fortaleza)の城跡があります。ただ城跡だけで 見るべきところは余りないのですが ここからの眺めは素晴らしい。フェリペ4世時代に建てられたという。港方向と反対側にはビーゴを本拠地とするサッカーチームのセルタのスタジアムが望めます。ビーゴはカキで有名です。港付近に行くと左の写真のようなカキを食べさせてくれる屋台が立ち並びます。一皿頼むと確か10個くらい出てきたかと記憶しています。小ぶりで丸い形をしており、これにレモンをしぼりいただきます。ワイン片手に満足の行く時を過ごせます。 ビーゴでの思い出はこのカキの美味しさとサッカーです。ちょうど国王杯Copa del Rey)の準決勝が行なわれており 地元のセルタがバルセロナと試合をしていました。ゴールをセルタがあげるたびに町中が揺れるのです。それは凄いなと今でも憶えています。セルタが2-1でバルセロナを破り 朝まで賑やかでした。

ビーゴを訪れた理由のひとつにビーゴ湾の沖に浮かぶシエス諸島(Islas Cies)でのんびりと1日過ごそうと計画していたからです。1時間に1本ほどの船便がこの島とを結びます。右の写真がその素晴らしい砂浜です。地元の若者、家族連れを満載してこの島に到着します。この島の移動はすべて足で行くしかありません。砂浜をのんびりと歩いて適当な場所にタオルを敷きのんびりと日光浴と海水浴です。砂が素晴らしく白く また湾であるために波も静かで最高の条件です。レストランは2−3軒くらいで、学生たちはテントを持ち込みキャンプをしています。のんぶりと海を眺めていると日ごろの疲れが癒され また ドライブの疲れも忘れ 人間とはこのような生活をしないいけないなと思い過ごした1日でした。

今回はこれまでにします。次回はビーゴからポルトガル国境までくだり そして 今回の旅の起点であるレオン(León)までを紹介します。ご期待下さい。


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