サラマンカの町を散歩!

2000年11月23日

サラマンカは マドリッドから西方向へ 直接車で行けば3時間くらいで行けます。私たちは エル エスコリアル宮やセゴビアに寄り道してからでしたから 夜の道をひたすらサラマンカに向けて走りました。サラマンカが近いなと 前方にカテドラル(Catedral)がライトアップされているのを見て分かりました。

その晩は 夜のサラマンカを散策に出掛けました。どこもライトアップされているから非常に奇麗です。遅い食事の後にどこか トゥナ(Tuna)の演奏を聞けるところでも無いかと探したのですがあいにく月曜日でどこも閑散としていてとうとう聞けませんでした。でも マドリッドで聞けたから良しとしよう。実はサラマンカは大学の町ですから Tunaが多いのです。Tunaとは 大学生のアルバイト楽団で 5−6名くらいでバンドを組み、民族衣装を着て ギターと歌のハーモニーで流れるような 穏やかな曲を食事の席で歌ってくれます。チップは気持ちで払います。200ペセタくらいが普通でしょう。気に入ったら1000ペセタをあげても良い。サラマンカは大学生が多いため Tunaが多いことで有名です。やはり週末が良いのであろう。

サラマンカの旧市街はトルメス川(Tormes)沿いにあり 見所はみな歩いてみることが出来ます。まずはマヨール広場(Plaza Mayor)に行こう。左の写真がマヨール広場の正面を向いて撮った写真です。マドリッドのマヨール広場よりも小さいものの気品を感じさせる雰囲気を持っている。むしろこちらもほうが建物の細工がより施されているようだ。18世紀初頭に建造されたそうで チュリゲラ様式を代表する建造物という。右端に一部写っている高い部分の建物が市庁舎です。ちょうどこの写真を撮った後のETA反対の抗議集会が正面の建物前で行なわれました。以前トピックスで紹介したと思いますが 真剣なNO ETAの感じが伝わってきました。夜になるとトゥナが伝統的な黒マントを着て唄っているというが 前夜訪れた時は 残念ながらいませんでした。マヨール広場の側に市場があるので どんな食材があるか 見たい人は行ってみると興味をそそられる。 私は ウサギが皮を剥がれてぶら下がって並べられているのにはちょっと残酷な思いがしました。でもウサギはスペインではご馳走です。

トルメス川にカテドラル方向に歩いて行くと途中に貝の家Casa de las Conchas)と呼ばれる奇妙な壁の建物がある。15世紀後半に建てられたゴシック様式の建物です。外壁が聖ヤコブを象徴する貝の模様で飾られていることから貝の家とよばれています。

右の写真はカテドラル前で撮ったものです。12世紀に建てられた旧カテドラルと18世紀に建てられた新カテドラルがあり この写真は新カテドラルの方です。中は祭壇画とフレスコが素晴らしい。カテドラルはどこも 外部から零れてくる光によって写し出された陰と陽とのバランスが素晴らしい。
このあたりはまた大学の中心であり まわりの建物は大学の建物がほとんどだ。サラマンカ大学は1244年に開校した ヨーロッパ最古の大学です。中世そのものを思わせる建物がそこにある。そして 現代的なものが外には出ていないから 雰囲気がよい。日本では そんな街の中にコンビニが出来たりして興ざめとなることがあるが こちらでは そうした秩序が保たれている。日本からも多くの学生が主にスペイン語習得のため 当地にきているとのことで 日本人らしき学生も見かけました。勉学に励める環境がそこにあるようで 羨ましい。私も出来たら学生生活に戻りたいが。時間があれば図書館とかにでも入ってみれば その歴史をかんじさせてくれるとおもいます。
カテドラルから ちょっと東に歩くと(たぶん方向感覚がつかめなくなると思いますが。)サン・エステバン修道院(Convento de San Esteban)に辿り着けます。小高い丘にあるようで すぐに分かります。私たちは何もよく分からず入りましたが 入って見てその素晴らしさが分かりました。修道院の構造、修道士がどのような生活をしていてのかが一部理解できたきがします。でも実際の修道士の生活は表には出されません。回廊、礼拝堂 資料館が見学できます。資料館では金銀をちりばめた燭台、ロサリオ、古書を見ることが出来、古いカトリックの資料に興味のある人にとっては宝の山といったところです。

カテドラル近辺をぶらぶらしていたら楽団の一段と出会ってしまいました。左の写真です。これからお祭りがあるみたいで 行進していました。伝統的な曲を演奏していましたが、この街には 伝統的なものが良く似合うと思います。市民が自ら その伝統を守っているのは羨ましい。とかく日本では平気で古いものを壊してしまう傾向がありますが、こちらでは 反対に古いものは 再生してでも 古いものを残そうとする。伝統ほど大切にしないといけないものはないのでしょう。あと気が付いたことは カテドラルなど高い建物にはコウノトリの巣があります。秋でアフリカにでも行ってしまったのであろうが 春になると戻ってくるらしい。

こんな所がサラマンカの見所です。次は マリアの生まれ故郷のレオン(León)とブルゴス(Burgos)を紹介します。


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