カストロ ウルディアレスを散策

2001年1月20日

カストロ ウルディアレス (Castro Urdiales)は サンタンデールとビルバオの中間点あたりに位置するカンタブリア海に面した小さな漁港であり リゾート地です。私たちは ビルバオに行く途中に 高速道路を降りてこの小さな町に立ち寄ってみました。スペイン人の間ではこの町はけっこう知られているのですが 日本人でこの町を知っている人はまずいません。

左の写真がカストロ ウルディアレスのほぼ全景です。山がすぐに迫った町で山際を高速道路が走っています。なぜこの町に立ち寄ったかいうと マリアの友達がこの町に夏を過ごすためのアパートを持っており 是非立ち寄ってみたらとのアドバイスがあり 立ち寄ったわけです。とりわけ 魚介類の料理が美味しいとのことで期待していたわけです。高速道路を降りると細い道を通り ひたすら海岸へ向かいます。一方通行の標識が多い為 以外と道を探すのが大変です。でも海岸線に着けば そこは 漁港であり リゾート地であります。多くの魚介類の料理を楽しみに来た人達が海岸線を散策しています。大きな駐車場があるので 車で来るのが便利です。この日は曇りの日であったので山がくっきりとは眺められなかったが 晴れていれば素晴らしい景色らしい。



町をすこし紹介しましょう。この町の歴史について私は知りませんが 海岸線に聖堂(Catedral)や城砦が建てられている。右の写真は海岸に建つ聖堂です。かなり古い建物のようで現在修復中のようであった。しかし 中ではミサが行なわれるように椅子が並べられている。修復を何十年、何百年もかけて行なわれるのがスペイン流ですから 人々はまったく気にしていません。この聖堂の前が城砦です。しかしこの建物はかなり荒廃していて いつ修復されるのかわかりません。その建物を左に折れると 写真の石造りの橋があります。これも古そうだ。長崎にあるめがね橋を思い出す。このあたりは夏の時期は人でごった返すところのようだ。 カンタブリア海からの風が心地良いのであろうと想像できます。スペインの漁港では 日本の漁港で臭うような独特の潮風の臭いはありません。 私には良く分かりませんが たぶん こちらでは 海草を食べる習慣がないのでは無いかと思います。魚類、貝類は食べるわけで そちらの臭いはする。これは万国共通です。このあたりをぶらぶらとのんびりと散歩してお腹を空かすのが良い。


左の写真は海岸線の様子を写したものです。この日は波がちょっと強かったのですが そのために雲の動きは速く 雨の予想が外れ 霞がかかった情緒ある景色となった。このあたりは 10分でも車で走るともう牧草地となってしまいます。写真の右の部分が牧草地であることがお分かりでしょう。漁港のこのあたりは昔のままの石造りの防波堤となっており 中世そのままの雰囲気が満ち溢れている。昔もこのようであったと思うとリゾート客には郷愁を誘うのであろう。私たちもそろそろお腹が空いてきたので レストランかバルを探すこととしました。

私たちは 漁港の側に建っている白い大きな建物の中にあるレストラン兼バルに入ってみた。この店は後でマリアの友達に聞いたところ 特に美味い店であるとのことでした。もしカストロ ウルディアレスに行かれる方がいらしゃいましたら この店をお勧めします。 漁港の側に建っている最も大きな白い建物の一階、右端に占める店です。残念ながら店の名前をチェックするのを忘れてしまいました。中の様子を写真で撮ってきました。カウンターの上に大皿で魚介類の料理が所狭しと並べられています。私がもっとも好きなのが 上の写真で 店員さんが手ですくっているイワシ料理です。ボケロネス(Boquerones)と呼ばれる料理でバルの定番メニューですが ここのボケロネスは特別美味い。マドリードとは全然違う鮮度とさっぱりとした味わいでワインとぴったりです。ボケロネスの手前にあるのが イワシのフライです。全く日本のイワシのフライと同じで私はびっくりしました。味もほぼ同じで懐かしい日本の味覚に接した思いでした。下の写真は貝類の煮込んだものや 白身の魚とトマト煮、ムール貝の煮込み、カニとトマトをサラダ風にしたもの その他 美味しいものがいっぱい並べられていました。フランスパンに料理をのせて皿にのせてあるのもありますからお腹が空いている方はこちらが先でも良い。今回の旅行では私たちは結局の所この店が一番気に入りました。もう一度行ってみたいレストラン兼バルです。ワインと料理がすすみすっかり良い気分となり すこし酔いをさまさないと。私が思ったのは 醤油を少し持って来てこの店で料理を楽しめられたらなあと。これはもう贅沢です。

カストロ ウルディアレスを本当に気に入ったので このページを作りました。私たちはちょっと酔いをさまして ビルバオへ向かい そして ベルメオ(Bermeo)のマリアの友達と家に立ち寄り そして その日の宿泊地のサン・セバスチャンへひたすら夜道を走ることとなりました。ベルメオはビルバオ近郊にある小さな古い町で海に面した奇麗な町でした。次回はサン・セバスチャンと近郊のこれまた奇麗な町でフランス国境と接したオンダリビアを紹介します。


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