まえがき

これは特に日本の人達に向けたメッセージです。

近年、終身雇用や年功序列賃金等、あたりまえと思われてきた常識が次々との崩壊し始めたと言うのはもうとっくの昔のはなしになってしまいました。最近では相次ぐ大手企業の倒産等、衝撃的なニュースも飛び込んでくるようになりました。金融ビッグバンが進むに連れ、経営基盤の弱い金融関連企業は今よりももっと淘汰されて行くでしょう。

規制で守られてきた閉鎖的な業界や企業体質もすでに崩壊し始め、外部化を余儀なくされて国際社会の競争の渦に巻き込まれて行くのです。

世の中は大きく変わり始めているのです。

それはどんな企業や人も決して人事ではなく、必ず身近な出来事として起こることなのです。

そんな中、変化に戸惑っている人、又はまったく気づいていない人など様々かと思います。

時代は正に、情報化社会に向かって大きな曲がり角に差しかかっているのです。

今の日本はこのままで情報時代に取り残されてしまう。これでははいけないと思い、情報社会を少しでも多くの人達に知ってもらうために、私なりの調査研究内容を情報発信します。

 

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時代は変わる

情報革命とは...

日本の皆さん、大丈夫ですか?

情報技術

情報革命の起こるまでの変化

情報社会で何が変わる?

変化を迫られる企業

変化を迫られる個人

 

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時代は変わる

バブル景気が破たんしてからと言うもの、景気の低迷が続いています。

そんな景気の低迷が続くのは、バブル景気破たんの後遺症からまだ抜け出せずにいる、あるいは金融ビッグバンの始まりだから、と言うのも確かかも知れませんが世の中にはモノが飽和状態になっているのも事実です。従って、いくら頑張っても今まで通りの工業社会的なやり方ではこの景気低迷から抜け出すことは出来ないと言うのも事実なのです。

ディスカウンターでさえも業績不信に悩まされている所が多く見られるように、安くしてもモノはなかなか売れていないのが現実です。

良品質のモノを安いコストで大量生産する、と言った工業社会の常識はもはや通用しなくなっているのです。

これからは、消費者の購買意欲をそそるモノを高すぎないコストで多品種生産する事が景気回復の糸口となり、世の中の常識となって行くのです。

そのためには消費者が何を欲しがっているか、と言った情報を今以上に細分化して収集分析しなければならない世の中になりつつあるのです。

 

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情報革命とは...

 1900年初頭に起きた産業革命は、蒸気機関が機械的動力として工場などに導入され、(途中略)世の中は大きく変わりました。

蒸気機関によって産業革命がおき世界が大きく変わりました。そして21世紀初頭には公的機関、企業、各家庭などが国際的なコンピュータネットワークによって結ばれる情報革命によって産業革命以上の変化が起こるのです。

世の中が情報化されることにより、社会構造や常識、私達の日常生活は大きく変わります。

まだ世界的に工業社会の現在では、先進国と言えば工業が発展している国を言っていますが、情報化社会になると先進国と言えば、情報網が発達している国を言うようになります。

まさに、時代の流れは大きく変わろうとしているのです。2001年をばらすと“200”と“1”、“200”年に“1”度の大激変の時期なのです。

 

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日本の皆さん、大丈夫ですか?

国内で進んでいる工業の空洞化も、発展途上国の追い上げにより、いっそう盛んになる可能性が高いと言えるでしょう。

さらにそれは技術的な国内労働市場にも進出し、技術者の地位も脅かすようになります。

発展途上国を甘く見てはいけません。発展途上国の人たちもとても優秀で、今や私たち日本人とほぼ互角かそれ以上の技術を持つ人がゴロゴロ現れています。

近年では工場での単純作業ばかりか、生産技術やプログラミング等、ある程度の規定に従った技術的な仕事も空洞化しようとしているのです。

技術職でも、仕様書や指示書通りの作業を行っている技術職(設計、製造、生産技術、コンピュータプログラム等)の方はおちおちしていられませんよ。

はっきり言って技術だけでは太刀打ちできなくなり、ただの技術屋にとっては氷河期が来るのです。

つまり、ほぼ同等の技術力では日本に比べて単価の安い発展途上国に仕事を出すのは今後、国際的にボーダーレス化して行く自由市場としては当然の事なのです。

例えば、製作に1か月プログラム開発を日本の企業に依頼すると80万円かかるのに、同じ仕事をインドの企業に依頼したら30万円で済むと言ったらあなたはどちらに頼みますか?。

よって、指示通りの作業を納期までに着実にこなせば良い、と言った今までのような工業社会の常識は本当に通用しなくなります。

日本も情報化の波に乗り遅れると、発展途上国になってしまうかも知れません。

そうならないためにも、日本は情報社会でも先進国であり続けられるようにしなければなりません。

そのためにはどうしたら良いのでしょうか?

 

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情報技術

今現在、コンピュータネットワークと言えば今あなたが見ているインターネットやLAN(ローカルエリアネットワーク)を思い浮かべる方が多いでしょう。実は私もこれら以外のネットワークは良く分かりません。

しかしながら、共通することは情報をデジタル化してやりとりしていると言うことです。

情報社会になってもこの方法は主流となって行きます。つまり、情報社会ではデジタル化された情報をいかに効率よく処理し、見やすく提供するかが今で言う技術力となるわけです。

いま、日本の産業を支えている産業は主に自動車や家電製品外多数の工業的なものです。そういった中で技術者と言えば、コンピュータ、電気、電子、機械など、やはり工業的なものを思い浮かべますが、情報社会ではこのような大項目のなかに“情報技術者”と言う項目が大きな地位を占めるようになるといっても過言ではありません。

情報ターミナルや情報が交錯するところに人は集り、多くの人が集まるところにもっと多くの人が集まります。

情報と言うものは世の中で起きているすべての出来事を指します。

事件、事故等のニュース、から、だれがどこにいる、だれが何を欲しがっている等という事までありとあらゆることが情報と言えます。こうして今の時刻にあなたがこの文章を読んでいることも1つの情報と言えるわけです。もっとも今の時点で私が取得できる部分は、アクセスカウンターを通して私のホームページを見に来てくれ方々の人数が一人増えたと言うことぐらいですが。

 そういった多量の情報を集計整理して、見やすくして行くのが情報技術者というのではないのでしょうか。

 

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情報革命の起こるまでの変化

1.規制緩和

通信の規制を緩和することによりネットワークも爆発的に普及する

例:ケーブルテレビ局が各家庭に引いているケーブルを使用した電話事業を行う

  ことができる

     電波の使用帯域の規制を緩和したことにより携帯電話が爆発的に普及したよう

     に、ネットワークも普及する

2.情報と通信の低下価格化

情報にも市場原理が働き、普及すれば価格は低下して行く

3.日本版情報のスーパーハイウエイ構想の進展

2010年ごろには各家庭に光ファイバーケーブルが引かれる

5.世の中は情報革命に突入し、大きく変わる

    日本のリーディング産業は情報産業となる

 

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情報社会で何が変わる?

  日常生活が大きく変わる

●一般家庭にもコンピュータが入り込む

    それは、“パソコン”といったものとは違った、テレビやビデオのような使いやすさを持ったもの

    テレビ、ビデオ、エアコン、電子レンジ、炊飯器等の電化製品がネットワーク対応になる

       例1)マイコンポット=熱湯沸くコンピュータ(ネットワークコンピュータ(笑))

       例2)電子レンジをネットワーク化して調理情報をダウンロードする

       例3)ビデオデッキで、外出先からの録画予約だけでなく野球のナイトゲーム等の延長情報も独自にダウンロードする

       例4)家電製品を全てネットワーク化して、修理や定期点検などのサービスをオンラインで行う

●ネットワーク化することによりサービスの占める割合が多くなる。従って、今の携帯電話のようにハードウエアは安値で供給されるようになる。

    遠隔地の友人や親、親戚等とのコミュニケーションの形態が大きく変わる。

    電話,手紙,FAX −> 電子メール、インターネット電話

    欲しい情報がいつでも簡単に取れるようになる。

    天気予報から乗り物の空席状況までありとあらゆるもの。

 

●世の中が大きく変わる

   消費者中心の世の中になる

     ・メーカーは消費者の意向に振り回される

     ・消費者は選択の自由が多くなる

     ・選択範囲が増えるということは楽しいこと

流通構造の変化

 

  情報サービス産業が急増する

   ・電子商取引の普及、定着化

   ・総合市民カード(身分証明、印鑑証明等が入ったもの)の登場

   ・紙媒体の電子化(レシート、領収書、証明書、住民票、請求書、見積書、発注書、身分証明書、表彰状、etc)

   ・ありとあらゆる情報がデジタル化される

 

●情報化社会のキー

  ・創造とアイデア

  ・ネットワークを制するものが世を制する!!

  ・知的所有権や特許等の権利保護

  ・基本はリアルな対人コミュニケーション力

  ・重要視されるEQ(心の知能指数)

  ・市民権を得るオタク

 

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変化を迫られる企業

いつまでも工業的な常識を引きずっている企業は淘汰されて行く  

情報社会に向けて企業も大小に関係なく情報化して行かなくてはならなくなります。もはや高度成長時代の常識や工業的な発想は通用しなくなると言うことを比較形式で説明したいと思います。

●ピラミッド型からネットワーク型の組織形態へ

  情報化に伴い、企業は情報とスピードに対応する組織へと構造改革を余儀なくされる。

企業構造の変化

 

●工業化社会の世の中の常識とは…

   ・企業のリソース = ヒト、カネ、モノ

   ・メーカー主導の市場(メーカーの製造したものを消費者が購入する)

   ・良品質のものを効率良く大量生産して売りさばくためには次の要素が重要とされてきた

       規律、秩序、猪突猛進、滅私奉公、厳格

●情報化社会の世の中の常識とは

   ・企業のリソース = ヒト、カネ、モノ、情報、スピード

   ・消費者中心の市場(消費者の欲しがるものをメーカーが製造する)

   ・情報網を使って消費者や顧客のニーズや要望を素早く製品化するために必要な要素

  自由性、開放的、身軽な組織、スピード、自己管理

 

●情報化社会で企業が発展して行くためにより一層必要になるもの

    ・柔軟な発想

    ・誰もが自由に意見できる職場風土

    ・個人の人格や個性をを尊重する体質をもった組織

    ・業務スキルや常識を自己管理するプロ意識

    ・業務の外部化

●情報社会で企業が発展して行くためにより一層の障害となるもの

    ・規則で縛りつける

    ・慢性的な過度の残業等、過酷な労働環境

    ・独断と偏見で視野の狭い評価を行う幹部

    ・独創的な提案に私情を入れて部下の個性や独創性をつぶす幹部

    ・ヒトを機械やモノのように扱う体質

 

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変化を迫られる企業人

いつまでも工業的な常識を背負っていると、働ける場所がなくなる

情報社会ではこれが必要!

  ・感性、想像力、アイデア

  ・自己管理能力

  ・対人コミュニケーション力

  ・一般常識と広い視野

  ・行動力

  ・個性(つかみ所)

 

良識ある自己管理を

ネットワーク普及の波は当然就職活動をも助けるようになるため、求職者はより自分に合う仕事や職場を、企業はほしい人材を今よりも容易に探し出すことができるようになります。これに終身雇用や年功序列などの崩壊も手伝い、転職がより一層盛んになります。

また、新しいアイデアや発想を生み出すためには、規則や社風に拘束されない自由な職場作りも不可欠です。ここで勘違いしやすいのは、自由といっても好き勝手にやっても良いということではないということです。

企業は組織である以上、みんなが自分勝手に仕事をすればうまくいくはずがありません。

以上のことから考えると、一般的な常識的マナーから技術的なことまで、今までは半ば強制的に行われてきた社員教育が少なくなって行くのです。

今まで会社が行ってきたような教育内容を自己啓発・自己啓蒙によって高める事が必修項目となるわけです。

 

より人間らしく

コンピュータ端末がネットワークで結ばれることだけ考えると、なんとなく機械的で冷たい感じがしますが、それを実際に使うのは人間なのです。

高性能のコンピュータもソフトウエアが入っていなければただの箱なのと同じようにネットワークも参加する人を楽しませたり喜ばせたりするものがなければ、光ファイバーだかメタルだか知らないけどただ線でつながっているだけの代物に過ぎないのです。

ネットワークは自分が見て知って感じたことを目的の相手に伝えたり、知りたい情報を収集したしするための手段なのです。

人を喜ばせたり、楽しませたり、感動させたり、人心を引き付けることを考えられるのは感性と想像力、それを持っているのはやはり人しかいないのです。

 

大切なのは感性と想像力

奇想天外な発想やアイデアは常識的なことばかり考えていては、なかなか思い付くものではありません。想像力を高めるためには感性がなければなりません。感性を高めるにはまず、今まで気にしていなかったことにも興味を持つようにすることも一つの方法です。興味がなければ感じ取ることもできないからです。

感性を高めよう

 

・感性、創造力を高めるもの

 余裕、安心、ゆったりとした時間、リラクゼーション、プラス思考、恋愛...

・感性、創造の妨げになるもの

     疲労、イライラ、不満、マンネリズム、マイナス思考...

 

 

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